まとめ

過去ログ396 2015/5/28 12:46

★日曜日 共通
東京11レース

ダービー 

グァンチャーレ
前走のNHKマイルは直線で挟まる不利が響いて11着。
ややスローの流れから11.9 - 12.1 - 11.1 - 11.3 - 11.8とL3最速戦の流れとなり、内枠から出負けして一旦最後方からの競馬。
ペースも速くない中で外目に持ち出し、3〜4コーナーでも大外を追走しながら進め、直線序盤で挟まれてしまい下げる不利。
そこからは鞍上も無理をしない範囲で伸びずバテずの敗戦。
中距離以上で上手くゲートを五分に出れば侮れない印象があり、ヒモ馬候補の一頭としての位置となりますが、この馬は意外と力を出し切れない展開になることが多くなっています。
東スポ杯も究極の2Fギアチェンジ戦というトリッキーな競馬で内を狙うも開かずに進路が全くなくなってしまい、萩Sも待って究極のギアチェンジ戦に持ち込んで終い甘くなりました。
ただ、弥生賞を見る限りでは2000mがギリギリの印象で、2400mは明らかに長いように思えます。


コメート
ギアチェンジを引き出すまでに条件が整わないと難しい1頭。
基本的に地力勝負では上位との差があることは明白で、極端なタイプだけに、ダービーでも好走できるだけのチャンスは残されていますが、かなり限定的と言えます。
理想はレース全体のペースが上がらず、そこからの仕掛けのタイミングも遅い瞬発力勝負で前からスッと出し抜く展開。
そういう競馬以外は難しいように思えます。
新潟2歳Sの内容からも、トップスピードの持続力は並で、ここでパフォーマンスを上げてくるとも思えません。
3着に入る可能性は条件がそろってどうにかという感じで、理想は内枠を引いて2列目か3列目のポケットまでで、後続の集団からはある程度離す競馬になりながらも実質的にはややスローに流れる展開です。
要所のギアチェンジはこのメンバーに入っても最上位レベルにはありますが、後方が差し損ねる展開になったとしても、キタサンブラックより後ろから動いて勝ち切れるとは思えません。
地力では明らかに見劣るため、展開の恩恵を最大限に受けられるかどうかがポイントとなります。

★日曜日 共通
東京11レース

ダービー

タンタアレグリア
狙える材料がない1頭で、とにかくスピード的にも未知な面があって狙いづらく、スローで狙うとしても、前からギアチェンジを持っている馬や、青葉賞で力負けしたレーヴミストラルの方が上となります
リアルスティールは器用さも持っており、キタサンブラックは前で受けられるというレベルを考えても、どっちに転んでも厳しくなります。
前走の青葉賞でパフォーマンスを上げてきた要因はスタートが良く、ポジションをいつもより前に取れた事だと考えられます。
それはレース序盤がかなりのスローだったということも影響しているはずで、スピード的に良さを見せていないこの馬でもあの位置を確保できたというレースレベル全体の微妙さがあります。
少なくとも今回のダービーで超高速馬場、これだけのメンバーが揃ってしまうとポジショニングに関しては優位に立てる材料は無く、今回も前走の様に行ける可能性はありません。
現状で後半の総合力といったところはレントラー以上レーヴミストラル以下であり、ゆりかもめ賞のレースレベルからもフォワードカフェやヴェラヴァルスター辺りから比べても何とも言えません。
ロブロイ産駒なのでペースが上がってポテンシャル勝負でやれる可能性は残されていますが、それでも皐月賞組を脅かす存在になるとは思えません。

ダノンメジャー
どの枠に張っても、どんな展開になっても、このメンバー相手にこの馬が好走する展開は考えづらく、チャンスを窺える要素を導きたいところですが、この馬の場合は武器といえるトップスピードの持続力にしても戦ってきた相手も低レベルで、トップスピードの持続力しかないという点も割引材料と言えます。
野路菊Sではトップスピード不足を露呈しており、トップスピードの持続力にしてもスプリングSで高いレベルには通用していません。
ペースバランスで見ても超スローでしか実績を残せておらず、前に行けるだけのスタートセンスも無く、後ろからの競馬となりそうです。
ここでドゥラメンテやリアルスティールといった最上位クラス相手にマークしてもトップスピードの持続力そのものもこのクラスでは優位とも言えないため、厳しい戦いとなりそうです。

★日曜日 共通
東京11レース

ダービー

リアルスティール
皐月賞では正攻法で完敗しており、まともならドゥラメンテへの逆転は難しいように思えます。
ドゥラメンテ相手に末脚勝負でやれるのかどうかはまだ未知数で、皐月賞は負けはしましたが、高いレベルでの総合力を見せており、ドゥラメンテ以外は封じています。この馬の場合、ペースの緩急に対するコントロールが上手い上で、前走ではスピードを見せました。
並ぶ間も無く交された皐月賞から、今回はドゥラメンテよりは前で競馬しないといけないため、ドゥラメンテ最大の武器である非常に長いトップスピードの持続力にどう対応するかが焦点となります。
ドゥラメンテと同じ位置で仕掛ければ優位性はなく、皐月賞の二の舞となってしまう可能性が高く、問題は皐月賞が完敗だったことで後ろからの競馬にならないかどうか。
皐月賞は上位の馬たちにとっては実質スローの展開となりましたが、ペースの緩急という点では小さいレベル。
ダービーでは距離が延びる分だけ皐月賞よりも淀む可能性が高くなります。
その流れの中でこの馬の良さである総合力の高さは生きてくる可能性はあります。
また、2走前のスプリングSを見てもトップスピードの質そのものは高く、更にギアチェンジのレベルも高くトップスピードの質も高いモノを持っています。
持続力に関しては中弛みの共同通信杯でのドゥラメンテ比較や1.5F戦に持ち込んだスプリングSでは何とも言えませんが、共同通信杯を見ても緩い流れへの対応は上手い方だと言えます。
スローからのトップスピード持続戦、完全な淀みないスピード戦といった特化戦にでもならない限りは好勝負可能で大崩れの可能性が一番低い1頭と言えます。


ベルラップ
苦しい1頭。
2列目あたりで我慢して要所のギアチェンジを活かしての2F戦になればまだチャンスは残っているかもしれませんが、現実的には厳しい1頭です。
トップスピードの質という観点で見れば通用していいものはありますが、それ以外の展開では厳しくなりそうです。
スピリッツミノルが逃げて59秒台の競馬、そこのスペースを取れなかった時点で終了となります。
ポテンシャル、トップスピード持続力とも持ち合わせておらず、スピードが足りないため、前にポジションを取るにも脚を使ってしまいます。
理想は内目の枠を引いて2列目を確保し、スローからのギアチェンジ戦。
そういった展開でも総合力が高い先行勢はほかにもいるため、優位に立ち切れるかは未知数です。
唯一ギアチェンジだけはここでも通用する可能性は残されているだけに、超スローの展開なら可能性がありますが、それ以外では買い材料が見当たらない1頭です。


アダムスブリッジ
2歳の新馬戦の段階ではレーヴミストラルレーヴミストラルは近走でパフォーマンスを上げてきていますが、それでも後半勝負で全ての要素でレーヴミストラルを上回っていた素質は評価できます。
ただ、スピード面が未知数で、バランス的に前走こなしてきたとは言えますが、ペースが上がって追走しきれるかどうか、追走することで終いの脚を削がれないかどうかがポイントとなります。
少なくともトップスピード戦になれば高いレベルで底を見せていない馬ですが、皐月賞をザ石で回避したという臨戦過程が懸念材料となります。
レーヴミストラルが成長したとはいえ、青葉賞を制すレベル、スローでスピードが問われず、後半の総合力勝負の中でそれを圧倒してきたことを考えると、未知の魅力はあります。
この馬はレーヴミストラルと同じでスピード面での不安が残りますが、穴馬としては面白い1頭と言えます。
府中2400mのゼンノロブロイ産駒、ある程度の流れで末脚勝負になればチャンスはあります。