まとめ

過去ログ400 2015/5/28 19:15

★日曜日 見解
東京5レース
ルールソヴァール
黒みがかった脚抜き良い馬場で高速状況。前有利馬場。最初は好発を決めたダイワインパルスが逃げたが、2角でペースを落とそうとした所にコスモバーダンが一気に捲って先頭、後半ずっと早めに流れる展開。直線も前の2頭は踏ん張っていたが、馬場と展開が合致して伸びたのは内を回った差し馬。あまりパワータイプとは言えないタマノブリュネットが、余裕綽々の手応えで差し切れた。勝ち馬は余程この馬場状態が合う様子。

チェリーサマー(データ)
2走前の中央初戦は9番人気ながらもコンマ1秒差の2着。やや湿り気がって脚抜き良い中山のダートで、序盤から1列目を4〜5頭ほど雁行で進む展開で先団ひとかたまり。ペースも標準速めで決して楽ではないペースで、徐々に減速する消耗戦ラップで先行差しイーブンの展開となりました。ここでは上位の決め手を使えるボムフィリアにとって理想的な流れで、最後坂上で先頭がもつれる所を外から捉えきっての勝利。チェリーサマーは転入初戦で一度ムチを入れたら突っ張って反抗していましたが、その後はスムーズに追走。仕掛けて3コーナーで2番手に上がると、4コーナーでは抜群の手応えを見せて先行勢を交わしてハナに立ちました。前崩れの展開を考えれば中身の濃い競馬をしており、転入初戦で力を示しました。2戦目の前走は水が浮く程の超高速不良馬場。最初はスズダリアと同枠サンアルパインが2頭併走でずっと進み、コーナーで隊列は縦に伸びる展開。直線に向いても前の組が粘り込み、速い上がりでまとめているものの、ワタシダイナマイトのみが最後図抜けた末脚で差し勝った1戦です。転入初戦でムチに反抗していたため、このレースでは序盤でムチは使われず、好位からの競馬。直線でモタモタしていましたが、外から馬が来るとエンジンがかかり、ゴール前は2着争いに加わっての4着。気難しい面がありながらも速いペースに対応できており、能力はこのクラスでは上位の1頭です。今回は2ハロン延長となりますが、追走が楽になるため、近2走よりもレースがしやすくなりそうです。

前走
水撒きで黒く湿って少し速い馬場。いかに最内枠引いたパルフォンデュロワだったとは言え、前半34秒4はかなり速い。ラブオーディーンに好発を決めたジェルブドールまで加わり、道中全く抑えが効かない展開になってしまう。少頭数ながら思わず発生したこの差し有利ペースに乗っかれたのが、外を回す差し馬。初ダートのペルセヴェランテは、甘い所の多い状態で1分37秒1を出すのがとにかく凄い。

キングノヨアケ
パサパサに乾いた馬場で時計標準。外枠各馬がいい出脚を決めるが先手争いがやけに激しくなり、雁行状態のままで前半3F35秒7と速まってしまう。そのまま後続もどんどん動いて3〜4角は1列目がずっと5頭並ぶまま進み、一貫して速いペースのまま。直線はその組がみなバッタリ止まる。むしろ出遅れて序盤苦労していた後方の馬が脚を溜めて進められ、直線半ばで一斉に逆転。人気上位馬はみな後方に回っていたのに、最後しっかり脚を使う流れになった。先行勢がバテた後ろに居て、完全に仕掛け遅れになった馬に注意。

脚抜き良い高速ダート。圧倒的前有利。アイファーラブオーの離し逃げに後続が早めについて行くという展開。ただ向正面からの再度のスパートに後続もなかなか追い縋れず、むしろ直線で脱落する馬が多い。時計の速い決着で確り脚を使えたのはセンチュリオンだけ、2番手のキングノヨアケが隊列有利で粘り込めた。新馬勝ちが500万下でも一発通過したが、頭打ちの馬の多い番組だったためもある。

タマモワカサマ
パサパサに乾いた馬場で時計標準。外枠各馬がいい出脚を決めるが先手争いがやけに激しくなり、雁行状態のままで前半3F35秒7と速まってしまう。そのまま後続もどんどん動いて3〜4角は1列目がずっと5頭並ぶまま進み、一貫して速いペースのまま。直線はその組がみなバッタリ止まる。むしろ出遅れて序盤苦労していた後方の馬が脚を溜めて進められ、直線半ばで一斉に逆転。人気上位馬はみな後方に回っていたのに、最後しっかり脚を使う流れになった。先行勢がバテた後ろに居て、完全に仕掛け遅れになった馬に注意。

パワーポケット
水撒きで黒く湿って少し速い馬場。いかに最内枠引いたパルフォンデュロワだったとは言え、前半34秒4はかなり速い。ラブオーディーンに好発を決めたジェルブドールまで加わり、道中全く抑えが効かない展開になってしまう。少頭数ながら思わず発生したこの差し有利ペースに乗っかれたのが、外を回す差し馬。初ダートのペルセヴェランテは、甘い所の多い状態で1分37秒1を出すのがとにかく凄い。

パサパサに乾いた良馬場で時計標準。雨は降っていたがまだ少量で影響少なめ。逃げ馬不在のメンバーで、休み明けのパワーポケットが先導するが、これがまた厳しいペースで追い通しの馬が頻出。勝負所でバテる馬も出てきて差し馬はコーナーでの追い上げに苦労、結局先団がそのまま前で残ってしまう決着になった。最後の上がりはかなり掛かっていて、本来は差し馬が逆転できてもおかしくないペースだった。パワーポケットの踏ん張りは評価できる内容。

ラテラス
表面だけ湿り気あり脚抜き良い良馬場、やや前残り傾向。序盤の入りはかなりゆったりしていて、抑え切れない手応えで外枠の馬が捲り気味に3角で先頭に立つ。ラテラスとリミットブレイクが一騎打ちの体勢のまま直線に向き、ラテラスがそのままペースダウンすることなく振り切って好タイム勝ち。道中一切ペースが落ち込む箇所がなく、一貫したラップで凌ぎ切った勝ち馬は強い。短距離馬として質の高い内容。前が潰れる余地が全くなかった展開なので、後ろで待っていた馬は仕掛け所がなかった。

★土曜日 ブラスト 1鞍
京都10レース 
アルバートドック
高速馬場。中盤2F緩む展開で上がり4F勝負。最後4〜5頭が並んでの叩き合いで、中団から勝ち馬が早めに抜け出し後続の追撃を凌いだ。

硬い馬場。中盤緩む展開で馬群一団のまま直線勝負。番手から勝ち馬が早めに抜け出して、最後3頭が迫ってきた。

ダイトウキョウ
前日雨で少し時計掛かる馬場。4角直線と内目がやや悪い。最内枠のアンブリカルが前走とほぼ同じペースで逃げ、単騎で2馬身のリードを4角までは保持。2番手以下の集団は3角半ばから接近し、4角出口で一気に横一線となる。内が悪かった状況もあり、最後まで平均的に脚を使えた差し・追い込み馬が上位を独占した。4角で2列目の馬に少し玉突きがあり、直線はヤマカツエースが内にヨレるなど、スムーズに進行しない場面もあったので、ロスを極力抑えて乗れたかどうかが明暗を分けたか。

ケツァルテナンゴ
僅かに時計掛かる差し馬場。マルターズアポジーが決め打って大逃げするも、そもそもリズムが悪く息を入れて逃げられてない。3角過ぎからの失速を集団がすぐに追いかけ、4角で入れ替わる。直線で先頭に立ったマイネルシュバリエが粘り込む所に、最後ケツァルテナンゴとアンビシャスが伸びて叩き合いとなった。結局大逃げはほとんど後続集団に影響なく、平均遅めからの上がり3F勝負と見て良さそう。2着3着馬はずっと重賞挑戦していた馬で、今回が久々のオープン下がり。

雨の影響で上がりの掛かる馬場。稍重でもほとんど乾いており、荒れた内をのめりながらでも運んだ方が有利な状況だった。上位の3頭が最内をぴったり回ってきたのに対し、1人気のフミノは終始外々を回っていたのが堪えて4着に。

ダノンリバティ
高速馬場。中盤2F緩む展開で上がり4F勝負。最後4〜5頭が並んでの叩き合いで、中団から勝ち馬が早めに抜け出し後続の追撃を凌いだ。

内側は適度に使い込まれていて、速い時計の出やすい良馬場。クラリティスカイの思わぬ逃げで、キタサンブラックやそれ以下の後続もあまり攻めずほぼ単騎。前半1000m59秒0は結果から前後半イーブンペースの折り返し。位置取りは2桁通過順の後方組に不利、直線ほとんど内目を回った好位勢が残る流れだったのに、4角強引に横切って外に持ち出したドゥラメンテが物凄い脚で差し勝った。かなり力が違うと思わせる内容。1番人気サトノクラウンは位置取り後方、大外ロスがかなり大きい。

トーセンバジル
高速馬場。中盤2F緩む展開で上がり4F勝負。最後4〜5頭が並んでの叩き合いで、中団から勝ち馬が早めに抜け出し後続の追撃を凌いだ。

雨影響で時計掛かる差し馬場。少頭数でジャストフォーユーの単独逃げだが、良馬場並みのペースで進んで序盤は縦長の隊列。向正面から先に仕掛けたのは後ろの組、4角で馬群が一団となっての追い比べ。しかし脚を溜めてたように見えた先行集団は直線で脚色一杯、最後に伸びたのは後ろの組。今日の馬場ではこの流れでもやや速かったのか?先行勢総崩れで差し馬が上位を独占。勝ったサトノクラウンは坂上でまだ余力があり、ブライトエンブレムの勢いをキチンと退けている。

開幕日の絶好馬場。前半もそれほど遅くないペースだが、向正面でミュゼエイリアンが先頭に出掛かった所を、3角手前で2列目にいたラブユアマンが早捲りで先頭に。そこから全馬が脚を使い始めるロングスパート勝負になる。結果前で先に仕掛けた組は坂上で止まり、仕掛けをワンテンポ待てたトーセンバジルが決め手で上回った。若干の展開有利もあったと見れる。

ブラヴィッシモ 
開幕週。平均ペースで緩まない流れ。逃げ馬が直線リードを築くが、最後3頭が並んできたところがゴール。

ヤマニンマンドール
開幕週にしてはやや落ち着いた流れ。勝ったヤマニンは距離短縮が良かったのか、これまでにない決め手を使っての快勝。終始外を回ってのもので、ここでは切れ味が一枚上手だったか。1人気のデュアルメジャーも伸びてはいたが、今回も出遅れが堪えた。

ミュゼゴースト
内側は適度に使い込まれていて、速い時計の出やすいパンパンの良馬場。少頭数で最初の隊列は楽に決まる。道中も向正面でひと塊になる流れで、3コーナー過ぎから徐々にスパート。少々せめぎ合いがある中、最短距離を回ってきたミュゼゴーストがインからロスなく抜け出せて、馬群の外で若干膠着があった馬が遅れてしまう。2分を切る決着だったので、決して道中も緩みすぎと言う流れではない。ウイングチップは鞍上の立ち回り方も半端だったが、速力負けといった様子。

★土曜日 ウイナーズ 3点勝負
東京9レース
ヘイジームーン
パンパンの良馬場で上がり性能必須、差し有利状況。タマモネイヴィーがコスモミレネールと競って案外速いペースにはなったが、途中4角手前で息入る箇所あり。力があれば十分粘れてもおかしくない平均ペースでも、最後は好位組がキッチリ上がりをまとめて凌ぎ切った。オコレマルーナは地力上位を証明。ヘイジームーンを完封できたのは大きいい。

乾いて少し時計速い馬場。やや直線最内が悪い。逃げ馬候補は多かったが逃げたのはシベリアンタイガー。少しも緩めず速いペースで序盤から進め、後続も2頭づつの併走縦長隊列に。3角過ぎから徐々に馬群が縮み、直線入口で一気に横一線となる流れで、差し・追い込み馬が来やすい流れになった。前の組も案外粘り腰がなかったが、馬場の内目がやや悪かったことも影響しているかも。中山コース適性を見せていた馬がワンツー。どの馬も直線でひと悶着あったので、見直し重要。

ノーブルコロネット
高速馬場。速い流れで2頭が飛ばす展開。それでも番手追走の勝ち馬が止まらず後続を寄せつけなかった。

渋って柔らかい馬場。スローで流れて馬群一団のまま直線勝負。逃げ馬が渋太く粘り、内から勝ち馬がこれを捕まえた。

アドマイヤコリン
僅かに時計掛かる差し馬場。逃げ馬は複数いたはずもポンと出たノボリレジェンドを他があまり追いかけず、コーナーで比較的楽に進められる格好に。後ろも牽制していたようで、2番手のゼウスともども手応えは楽。最後前の2頭で粘り込む所に、最後いい脚で追い込んできたのがトーキングドラムとアドマイヤコリン。しかし序盤の貯金が効いたか、行った行ったの決着になった。前の2頭も最後少し止まりかけ。

タガノエンブレム
高速馬場。速い流れで2頭が飛ばす展開。それでも番手追走の勝ち馬が止まらず後続を寄せつけなかった。

渋って柔らかい馬場。スローで流れて馬群一団のまま直線勝負。逃げ馬が渋太く粘り、内から勝ち馬がこれを捕まえた。


マイネルコランダム
パンパンの良馬場で上がり性能必須、差し有利状況。タマモネイヴィーがコスモミレネールと競って案外速いペースにはなったが、途中4角手前で息入る箇所あり。力があれば十分粘れてもおかしくない平均ペースでも、最後は好位組がキッチリ上がりをまとめて凌ぎ切った。オコレマルーナは地力上位を証明。ヘイジームーンを完封できたのは大きいい。