まとめ

過去ログ401 2015/5/29 0:19

★土曜日 G1C
京都2レース

ミッキーオリビエ
5カ月ぶりの休養明けの前走は乾いてパサパサの力要るダート戦。
レース序盤のテン争いが厳しくなり、エルブダムールがいち早く抜け出して先導するも、向正面からペースは落ち着き、しばらく仕掛けもなく淡々と進む展開となりました。
直線に向くまで後続の動きはありませんでしたが、直線で鋭く抜け出したのが2番手のイェドプリオル。
最後はアースシンフォニーが捉え、バテ合いというよりは力を溜めての瞬発力勝負と言う様相で、上位はみな上がりが確りしていた馬となりました。
初ダートとなったミッキーオリビエはプラス12キロで母ににた大型馬がさらに大きく見せていましたが、仕掛けるも後方からの競馬となり、所々で気合をつけられつつ運び、3〜4コーナーでは外を回らずに馬群を進むコース取りを選択してエンジンが掛ると右手前のままでグイッと伸びて2着馬からはクビ差の3着となりました。
叩き2戦目で再度要所に坂のある京都コースなら大崩れの可能性が低い1頭となります。


レッドファルダ
初戦の福島ダート1700m戦は上がり掛かる消耗戦で、淀みのないペースのバテ合い戦。結果はコンマ1秒差の2着となりましたが、右にモタれたり、1コーナーで砂を被って嫌がる面を見せていましたが、経験馬相手に出遅れて若さを見せながらも正攻法のレースで3着以下には3馬身の差をつけていました。
2戦目の前走は馬体も絞れて1.6倍の1番人気となりましたが、平均ペースの消耗戦となり、3着のクライミングローズが淀みのない流れを作ってスタミナの必要な展開。
結局は軽量馬2頭が1,3着となる結果で、同馬は向正面からジワッとポジションを上げて3コーナーから馬群の外を回ってスパートし、長く脚を使っての4着。この展開なら勝っておきたかっただけに、物足りなさが残る1戦となりました。トビが大きいため、内枠で窮屈な競馬になるとトップスピードに乗せにくくなるため、理想は外目の枠となります。


ワールドリースター
前走は中盤が緩まず平均ペースの消耗戦となり、ペースが落ちないことで前と後との隊列がバラけて本来なら先行勢には厳しい流れとなりましたが、2、3着馬はよく粘って同馬は差し込んでの4着。
左回りも問題無く走れており、一時は差し切るかの勢いを見せていました。ずっと中2週で使われ続けておましたが、この中間はしっかりと立て直されており注目の1頭となります。


イェドプリオル
前走はミッキーオリビエと対戦してクビ差先着しての2着。
前走でチークピーシーズからブリンカーに変更し、鞍上も岩田騎手に変更して2番手からの積極策となり、これまでとはレースぶりが一変。
今回は叩き3戦目で再度岩田騎手となり、注意が必要な1頭です。

★土曜日 121
東京6レース
キングカラカウア
前走は良馬場発表でも雨上がり後で、まだ馬場緩い状況。
内枠の2頭が押して序盤に飛ばし、大逃げ2頭と離れた3番手以下の集団。
3コーナーを過ぎてから集団後ろにいた3着馬が捲って進出し、4コーナーで捲りきって先頭に立つ展開。
逃げていた馬も少し速めのペースでしたが後続の追い上げが早いタイミングとなったため、粘り腰勝負と言う形となりました。
直線半ばで人気上位4頭が抜け出して、5着以下を5馬身千切る形となり、この馬場なら時計も優秀でペース的に厳しくなった割にクビ差の2着となったキングカラカウアは大きく評価できます。

2走前の中山では内側は適度に使い込まれていて、速い時計の出やすいパンパンの良馬場。
少頭数で最初の隊列は楽に決まり、道中も向正面でひと塊になる流れで、3コーナー過ぎから徐々にスパート開始。
少々せめぎ合いがある中、最短距離を回ってきた勝ち馬がインからロスなく抜け出せて、馬群の外で若干膠着があった馬が遅れてしまう形。
2分を切る決着だったので、道中も緩みすぎと言う流れではなくこの流れを2番手で追走し、3コーナー付近で逃げ馬の外に出していましたが、最後は勝ち馬に並ぶ間もなく交わされてしまい切れ味の差で1馬身差の2着となりました。
まだ本気で走っていないようなレースをしているため1ハロン距離で気持ちが入ればアッサリ勝ち切れそうな1頭です。


エニグマバリエート
2走前にチークピーシーズを着けてからは遊ぶ面が解消された1頭。
その2走前は前半は隊列縦長で中盤が緩み、上がりも必要な流れとなりました。
硬い馬場で時計も速く、時計性能と切れ味を求められたレースで、1、2着馬に3馬身差をつけられての3着となりました。
チークの効果でこれまでよりも前で競馬ができましたが、「これなら距離が短くても前に行ける」とのルメール騎手の進言で前走は距離を短縮して使われた経緯があります。
その前走は、京都1800m戦で、ジャストフォーユーが離して逃げで1000m通過が58秒4のハイラップ。
さすがに直線で失速したところを差し馬勢が飲み込んだ形。
ここでもハイペースを前で受けて早目に動いて後ろを引き離しに掛りましたが、4コーナーで外に出した時に左に逃げてしまいそこでのロスが響いて後続を離せず、立て直してから脚を使っての2着となりました。
これまでは外枠に入ると物見をして真面目に走っていませんでしたが、チークを着けてからは馬込みに入れなくても走れるようになっており、今回も上位争い可能の1頭です。


カスクストレングス
前走の東京マイル先はキングカラカウアの走る3時間前のレースで、良馬場発表でも雨上がり後でまだ馬場緩い状況。
内から枠の差でロジナンが先導するも、すぐ他の馬が並んで1列目4頭雁行でペースがなかなか落ち着かずに集団ができそうな形で、馬群はそれほど縦に伸びず、4コーナー出口は横に広がる展開。
瞬発力勝負というよりも、直線で上手く進路を見つけられた同馬が惰性で勝った分、凌ぎきれたという内容で大きな評価はできません。
この馬はマイル戦がベストだけに、昇級+1ハロン延長は割引となります。

レッドルモンド
前走は適度に荒れて差し馬有利な馬場状態。
少頭数の2歳オープン戦と言う事もあり、道中は動く馬もなくスローの単騎逃げが叶いました。
縦に長い隊列でも途中で楽に息が入り、同馬が速い上がりで粘る形となりましたが、坂上で脚色が一杯となり2番手のコスモナインボールが凌ぎ切った形。
後ろの人気勢がお互いにマークし過ぎて脚を余した格好で、恵まれた印象です。

ただ、この馬の新馬戦は外差し有利の馬場で先手を奪い、後続が行きたがるのを引っ張りつつ抑えての追走の中、新馬戦中距離にしては珍しく1ハロン13秒台がないラップで展開されました。
最内でレッドルモンドが逃げ粘るところを、ストリートキャップが内から伸びて差し勝った格好で、スローになりがちな新馬戦1800mで1分48秒台走破はかなり優秀と言えます。
このレースの勝ち馬は次走の芙蓉Sで2番人気3着となっており、現在は500万クラスを卒業しています。

★土曜日 ウイナーズ
東京9レース

ヘイジームーン
右回りでは少しモタれる癖がありますが、左回りならス、ムーズに走れる同馬。
久々の競馬となった2走前は右回りでの中山でしたが、この時は乾いて少し時計速がい馬場状態でしたが、馬場の内が悪い状態。
シベリアンタイガーが逃げて少しも緩めず速いペースで序盤から進め、後続も2頭づつの併走縦長隊列となり、3コーナー過ぎから徐々に馬群が縮み、直線入口で一気に横一線となる流れで、差し・追い込み馬が来やすい流れとなりました。
馬場の内目がやや悪かったことも影響して前の組のの粘りも案外で、中山コース適性を見せていた馬のワンツー決着。
ヘイジームーンは悪い馬場を気にしていたため、早目に馬場の良い所に出されtえ直線も外に進路を取っていましたが、最後は内にモタれてしまい内に入りたがるのを修正しながら追われて3着となりました。

叩き2戦目の前走は、パンパンの良馬場で上がり性能必須の、差し馬が有利な馬場状態況。
タマモネイヴィーがコスモミレネールと競って速いペースになりましたが、11.9-12.7-11.4-11.2-11.8というラップで4コーナー手前で息が入る箇所があり。
力があれば十分粘れてもおかしくない平均ペースでも、最後は好位組がキッチリ上がりをまとめて凌ぎ切った形。
勝ち馬とはコンマ3秒差の2着となりましたが、位置取りの差で負けただけで、今回は叩き3戦目で右回りの東京コースで確勝級の1頭となります。


ノーブルコロネット
前走は高速馬場の京都でのハンデ戦。
速い流れで2頭が飛ばす展開となりましたが、それでも番手追走の勝ち馬が止まらず後続を寄せつけない勝利となり、同馬は53キロのハンデで4着。前にポジションを取る予定が、枠並びが悪くて前に行けずに5番手からの競馬で2着馬からはクビ・ハナ差の接戦となりました。

2走前は阪神で5着。
渋って柔らかい馬場でスローで流れて馬群一団のまま直線勝負。この時は冬毛が目立っており状態面で疑問符がつく中でのレースでした。
今回は55キロに戻っての東京遠征となりますが、昨年は準オープンへの格上挑戦で中京へ遠征して8着。
51キロのハンデとは言え、3着馬からはコンマ2秒差の接戦でした。左回りも遠征も問題無く、松永厩舎の2010年以降の500,1000,1600万下クラスの東京遠征成績は(9,3,8,47)ですが、芝では(6,2,3,18)で連対率27.6%、複率37.9%となります。(1000万クラス単体で見てもほぼ同じ率となります)


アドマイヤコリン
前走の東京1400m戦は僅かに時計掛かる差し馬場で逃げ馬は複数いたはずもポンと出たノボリレジェンドを他があまり追いかけず、コーナーで比較的楽に進められる格好。
後ろも牽制していたため、2番手のゼウスともども手応えは楽で、この2頭で粘り込む所に、最後いい脚で追い込んできたのがトーキングドラムとアドマイヤコリン。
しかし序盤の貯金が効いたため、行った行ったの決着となりました。
1400mでは追走に苦労して後方からの競馬となりましたが、最後は長く脚を使って3着に浮上。
タイプ的には1600mが合っており、1600m戦となる今回は注意が必要です。
2走前は坂路・良・53.6-38.9-25.4-12.7 末一杯
前走は中1週で坂路・良・53.7-39.2-25.5-12.5 馬なり
今回は中2週で坂路・良・52.3-37.9-24.8-12.5 稍一杯追
稽古の状況からはまだ上積みが見込めるだけに、適距離でパフォーマンスを上げきそうな1頭です。


タガノエンブレム
前走は57キロを背負って4キロ差あったノーブルコロネットからコンマ2秒差の7着。
今回は斤量差が2キロに縮まり、叩き3戦目で上積みも見込めます。
2走前もノーブルコロネットと対戦しており、この時は今回と同じ斤量でコンマ2秒先着しての3着。
ただ、松田博厩舎の条件戦での東京成績は2010年以降(1,2,0,14)ですが、芝では(0,1,0,12)と結果が出ていません。芝の重賞では(5,4,4,30)で連対率20.9%、複勝率30.2%と結果がでています。
その理由は、重賞に出す馬のついでに条件クラスの馬を帯同させているためで、今回もダービーでのレーヴミストラル、目黒記念のアドマイヤスピカが厩舎の本命となるため、割引が必要です。


マイネルコランダム
前走はヘイジームーンと対戦してコンマ3秒差の4着となった同馬。昇級戦でいきなりクラスに目処を立てており、長く良い脚を使えるだけに、東京コースで再度注目したい1頭です。