まとめ

過去ログ403 2015/5/29 11:27

★日曜日 共通
東京10レース

ダービー

コスモナインボール
東京2400mという条件で、超高速馬場でスピードが問われるレースになればチャンスが生まれる1頭。
単騎で逃げるスピリッツミノルを突くイメージでレースをスローに落とさせずに平均ペースぐらいまでには引き上げることが条件となります。
後半勝負ではこの相手では勝負に参加できないため、各馬が余力を残す状況でリードが作れなければ見せ場はありません。
この馬の使える脚の短さを考えても前以外に選択肢は考えられず、ペースを引き上げて平均〜ややスローぐらいには持ち込み各馬のトップスピードを削ぐ展開に持ち込みたいところです。
スワーヴジョージ比較で考えるのであれば、青葉賞組とはそこまで極端な差はありませんが、青葉賞は低レベルな1戦だったため過大評価は禁物です。


ミュゼスルタン
ある程度流れているマイルでの総合力勝負で良さを見せている1頭で、クラリティスカイには完敗しています。
クラリティスカイは皐月賞でも逃げてレースを作りながらも5着と完敗しており、この馬としてはトップスピード持続戦となったNHKマイルCでクラリティスカイに詰められなかったという点で不満が残ります。
また、距離不安もあり、ゲートも上手い方ではないため苦戦必至の1頭となります。
トップスピードの持続力でも伸び切れなかったことを考えると、この外枠というのはマイナス材料です。
新潟2歳Sでは内目から進路を探りながらしっかりと加速できており、ここでアヴニールマルシェに対して優位に立っていたため、総合力を活かせる内目の枠で無理なくいいポジションを取れた方が良かったように思えます。

★日曜日 共通
東京10レース

ダービー

キタサンブラック
母父バクシンオーという血統から、距離への不安があります。
ただ、これまでのレース内容からは距離はあった方がいいように思えます。
スプリングSの超スローでも、皐月賞の60秒を切るペースでも全く鞍上がコントロールに苦しむところを見せておらず、馬なりでどちらの流れにも対応できていたという点はプラス材料と言えます。
ゆったり運んだ500万下勝ちでは、かなり長く脚を使っており、中堅クラスを前で展開して正攻法でちぎるというのはなかなかできるものではありません。
2400mならこの馬のスピードは武器になり、スピードをコントロールしたとしても要所のギアチェンジ面でしっかりと対応できます。
府中の2400m戦で、ある程度流れればポジション差を取れる可能性が高く、スローでも早めの仕掛けに持ち込んで外からの押上げるドゥラメンテ、リアルスティールにコーナーで脚を使わせるという選択も取れそうです。
今回のこの条件では弱点らしい弱点が見られない1頭で、大外枠に入ってしまいましたがスピリッツミノルを見ながら様子を見つつ内に切り込んでいける枠並びのため、どこかで内のスペースに入り込めれば問題ありません。
ドゥラメンテに対しては能力面で1枚見劣りますが、リアルスティールとはこの距離と積極性があれば逆転可能です。
完成度という点ではキタサンブラックが抜けており、レース序盤のレースメイクができる立場と、レースの流れに合わせるのに苦労する折り合い難のドゥラメンテという点を考えれば好勝負可能です。

★土曜日 1鞍
京都6レース

カゼルタ
渋って柔らかい馬場。スローで後半ジワジワペースが上がり、最後2Fが11秒ラップ。上がり使えた上位2頭が外から抜け出してきた。

サンタフェチーフ
開幕週。スローで流れて上がり4F勝負。先行3頭の内、2頭が抜け出してマッチレースに。前残りの決着。

良に回復し荒れ馬場。スローなのに大逃げ展開。時計平凡で上がりも掛かる。逃げ馬が離していったタイミングは少し早いが、それにしても後続が何もしていない。10馬身以上の差があり、2番手以下は1000m64秒台以上での通過のはずだが、上がり34秒台を出せたのは勝ち馬のみ。ラスト1F完全に歩いていた逃げ馬を捕まえられない3着以下は評価しようがない。

ジェネラルゴシップ
高速馬場。中盤2F緩む展開で上がり4F勝負。最後4〜5頭が並んでの叩き合いで、中団から勝ち馬が早めに抜け出し後続の追撃を凌いだ。

硬い馬場。スローで流れて上がり3F勝負。好位馬群から勝ち馬が抜け出して楽勝。2着は2頭が接戦。

雪掻き後の荒れ芝で渋り気味、強風で差し有利傾向。マラケシュが促してから逸ったほどの勢いで飛ばして逃げる。道中通過もかなり速い。後続も追撃してきていたが、4角でもまだリードが残っていたぐらい。直線に向いて隊列が一変し、馬群もバラけて持続力勝負に。直線ラップの上でキチンと加速しているのは勝ち馬のドゥラメンテだけで、その他の馬はかなり僅差の中に5頭。勝つ競馬をしたかどうかの仕掛けの差もあった。


ショウボート
開幕週。離し逃げで中盤は落ち着いた展開。ロングスパート合戦で粘る逃げ馬を勝ち馬だけが捕まえられた。

スワーヴジョージ
高速馬場。中盤2F緩む展開で上がり4F勝負。最後4〜5頭が並んでの叩き合いで、中団から勝ち馬が早めに抜け出し後続の追撃を凌いだ。

適度に荒れた芝で速い上がりが出て内がより伸びる状況。ダート馬が展開を先導し単騎離し逃げなのに1000m64秒3の超スロー、ハロン13秒半ばがずっと続く相当遅い展開。3角下りからもあまり速くならず、直線で一気に急加速する流れ。前で受けて速い上がりで粘れる馬が1頭もおらず、上位を独占したのは皆差し追い込み馬。通った進路が非常に良かったヴェラヴァルスターが、距離得の差で勝ちきった。上位5頭の能力に差があるかどうかの判定は正直難しい。

パラダイスリッジ
高速馬場。中盤緩んで上がり2Fが11秒ラップ。先行勢が全く止まらない展開を勝ち馬だけが馬群を割って伸びてきた。

ミコラソン
開幕週で絶好の馬場。上がり性能必須。内枠ミコラソンの先導もあまり離すことはなく、後続もそれほど縦長とはならず向正面で早くも馬群は固まる。3角手前から後続も接近し、ほとんど4角では一団。そこから速い上がりでまとめる瞬発力勝負。結果的に道中ロスなく乗られた内枠有力馬が上位を独占し、1−2−3枠決着だった。外を回して差して完勝だった勝ち馬は、明らかに力が上。

雨で湿って柔らかい馬場。少頭数で離し逃げの展開。中盤以降は緩む流れで4角で後続が吸収する。直線勝負で上位2頭が後続を突き放して叩き合い。