まとめ

過去ログ404 2015/6/1 13:20

★日曜日 ブラスト
東京11レース

安田記念

流れは、『前傾』や『一貫』など東京芝1600mコース独特の厳しい流れになりやすく、テンが33秒台ならば差し・追込の位置取りの好走馬が多い傾向。
テンが34秒台なら先行馬の好走が多くなり、逃げ馬に関してはどの流れでも好走は少ない傾向です。
また、好走馬のうち2頭は同じような位置取りにいることが多いのも特徴です。

血統の傾向は、これまで東京芝コースGTで好走の多いサンデーサイレンス系の好走が意外に少ないてんが注目ポイントとなります。
アグネスタキオン・ダンスインザダーク・ディープインパクト産駒が好走していますが、サンデーサイレンス系のみの上位独占などは他のGTと違い近年は起きていません。
ややスタミナ血統ながらマイルGTで好走しているサンデーサイレンス系ならまだ好走可能と考えられますが、他のGTのように考えるのは危険。
それよりもスピードの持続性能が高いノーザンテースト系、ニジンスキー系、ダンチヒ系などの大系統ノーザンダンサー系やロベルト系やトニービン系など欧州スタミナ型血統が強い傾向。キングマンボ系も好走。

ステップの傾向は、近年様々なステップで好走馬が多く、傾向と呼べるものはありませんが、京王杯SCやマイラーズCといった安田記念の正統ステップ好走馬は1着馬が連続好走するよりも、敗退馬の反撃が多い傾向にあります。

また、海外戦からの帰国馬や大阪杯など、比較的前走より間隔が開いたり条件が変わることで鮮度を活かすステップでの好走も多いように思います。
ヴィクトリアMからのステップ馬は、牡馬相手に能力を引き出された方が良いタイプなら好走が可能で、牝馬独特の『中弛み』からの瞬発力勝負での好走が多い馬は、人気でも危険な馬とります。

★日曜日の見解 無料情報
東京5レース

2タマモワカサマ
前走はキングノヨアケにコンマ3秒先着しての3着。
この馬はチークピーシーズやメンコを試していましたが、前走ではメンコだけを外して挑み、道中の走りが明らかに良くなっていました。
砂を被って置かれ気味になりながらも、コース損を抑えてインで辛抱し、直線は前が壁になりかけましたが進路を探しつつラスト300mで上手く捌いてくると舌がハミを越しながらもしっかりと伸びて3着。
左回りも1600mも問題無く走れており、今回も注意が必要です。


6パワーポケット
前走はチェリーサマーと対戦して7着に敗れた同馬。
東京ダート1600m戦は芝スタートとなるため、そこで行けずに切れめの前で前に入られてしまい、先行が叶わず自分のレースが出来ませんでした。
最後はインが開いてもスパッと切れる脚は使えず、理想はオールダートのコースとなります。
今回も芝スタートとなるため、割引が必要です。


9ラテラス
新馬戦はこの舞台でノンコノユメと対戦し、半馬身差で2着に敗れた1頭。ここでは3着以下に5馬身以上の差をつけていましたが、ノンコノユメはその後、500万クラスを勝ち上がって青竜ステークスを制しています。
2戦目は中山1800mに使われましたが、レース前からイレ込んでおり、ゲート内でも終始緊張していたためレース前の消耗が激しく、レースも雁行状態で息が入らなかった事もあり最後は息切れしての10着となりました。
前走は表面だけ湿り気あり脚抜き良い良馬場で、やや前残り傾向。
序盤の入りはかなりゆったりしていて、抑え切れない手応えで外枠の馬が捲り気味に3コーナーで先頭に立つ展開。
ラテラスとリミットブレイクが一騎打ちの体勢のまま直線に向き、ラテラスがそのままペースダウンすることなく振り切って好タイム勝ちとなりました。
道中は一切ペースが落ち込む箇所がなく、一貫したラップで凌ぎ切るという強い内容で、短距離馬として質の高い内容を見せました。
このレースでもレース前からかなりイレ込んでいましたが、レースでは引きずらずに自分のリズムで走れていました。
芝でも十分走れそうなため、芝スタートも問題無く、昇級戦でも即通用の1頭となります。

4アサマ
中1週後での中1週となる今回は1ハロン延長して芝スタートとなる東京ダート1600m戦に使ってきました。この馬は右回りのオールダート短距離戦でパフォーマンスを上げているだけに、左回りの芝スタートマイル戦では評価は下がります。


11ダイメイコンドル
人気先行型で、デビュー後6戦して全て1,2番人気。
1,2戦目は芝に使われましたがパドックで馬っけを出したり、ゲートの音に驚いて出遅れたりして人気を裏切り、休養明けの3戦目はプラス18キロでも2番人気に推されるも出遅れてが響いて4着。
叩き2戦目となる4走目は初めてまともにスタートを切るも最後は勝ち馬と同じ脚色になってしまい2着。
5戦目は直線に入ってから悪い所に入ってしまい前が壁でどうも出来ずに6着。
6戦目の前走でようやく3馬身半ちぎる逃げ切り勝ちとなり、ようやく軌道に乗ってきました。前走の内容からも昇級戦でも狙えますが、今回は長距離輸送での1ハロン延長と条件が厳しくなります。
ただ、芝でも走れていたため、芝スタートは問題無く叩き2戦目で状態面の上積みも見込める1頭となります。


7モーニン
経験馬相手の初戦が圧巻の内で、デビュー前の不良馬場の坂路で51秒台をマークしており経験馬相手の初出走で1番人気に支持されました。
この時は高速不良馬場でスロー気味に流れて馬群一団のままの直線勝負。
番手の外から同馬が持ったまま突き抜けて圧勝する形で、攻め通りの力を見せつけました。4コーナーでは外に膨れ気味、直線では手前を替えない中で5馬身千切るパフォーマンス。
時計も速く、ダート能力の高さを見せつけました。


調教面で割り引く馬
1,5,8,10,12,13,14

★日曜日の見解 無料情報
東京5レース
16ルールソヴァール
昇級初戦の前走は黒みがかった脚抜き良い馬場で高速状況となり、前有利な馬場状態。
最初は好発を決めたダイワインパルスが逃げていましたが、2コーナーでペースを落とそうとした所にコスモバーダンが一気に捲って先頭に立ち、後半ずっと早めに流れる展開。
直線も前の2頭は踏ん張っていましたが、馬場と展開が合致して伸びたのは内を回った差し馬タマノブリュネット。
ルールソヴァ―ルはスタート後に躓いてしまい、好位からの競馬で、3コーナー手前で仕掛けてから多少ズブさを見せながら最後はしっかりと伸びて2着確保。
今回は未勝利勝ちの舞台に戻っての昇級2戦目となり注目したい1頭。
この馬は実践ではまだ気を遣いながら走っており、攻め馬の良さを出していないだけに、まだ伸びしろが見込めます。


1チェリーサマー
3走前の中央初戦は9番人気ながらもコンマ1秒差の2着。やや湿り気がって脚抜き良い中山のダートで、序盤から1列目を4〜5頭ほど雁行で進む展開で先団ひとかたまり。ペースも標準速めで決して楽ではないペースで、徐々に減速する消耗戦ラップで先行差しイーブンの展開となりました。
ここでは上位の決め手を使えるボムフィリアにとって理想的な流れで、最後坂上で先頭がもつれる所を外から捉えきっての勝利。
チェリーサマーは転入初戦で一度ムチを入れたら突っ張って反抗していましたが、その後はスムーズに追走。仕掛けて3コーナーで2番手に上がると、4コーナーでは抜群の手応えを見せて先行勢を交わしてハナに立ちました。
前崩れの展開を考えれば中身の濃い競馬をしており、転入初戦で力を示しました。
2戦目は水が浮く程の超高速不良馬場で、最初はスズダリアと同枠サンアルパインが2頭併走でずっと進み、コーナーで隊列は縦に伸びる展開。
直線に向いても前の組が粘り込み、速い上がりでまとめているものの、ワタシダイナマイトのみが最後図抜けた末脚で差し勝った1戦です。
転入初戦でムチに反抗していたため、このレースでは序盤でムチは使われず、好位からの競馬を選択。
直線でモタモタしていましたが、外から馬が来るとエンジンがかかり、ゴール前は2着争いに加わっての4着。気難しい面がありながらも速いペースに対応できており、能力はこのクラスでは上位の1頭です。
前走はは2ハロン延長となり、初めての東京で初めてのマイル戦で5着。
押っつけ押っつけの競馬で最後の伸びも案外だったため、東京では今回の1600m戦よりも1400mで狙いたい1頭です。


3キングノヨアケ
前走の東京1600m戦はパサパサに乾いた馬場で時計標準の馬場。
外枠各馬がいい出脚を決めて先手争い激しくなり、雁行状態のままで前半3F35秒7と速まってしまう格好。
そのまま後続もどんどん動いて3〜4コーナーは1列目がずっと5頭並ぶまま進み、一貫して速いペースのままで、直線はその組がみなバッタリ止まる展開。
このレースはでは出遅れて序盤苦労していた後方の馬が脚を溜めて進められ、直線半ばで一斉に逆転する形となり展開に恵まれての5着となりました。
2走前の中山1800m戦は脚抜き良い高速ダートで圧倒的に前が有利な状況。
アイファーラブオーの離し逃げに後続が早めについて行くという展開となりましたが、向正面からの再度のスパートに後続もなかなか追い縋れず、直線で脱落する馬が多く見られました。
時計の速い決着で確り脚を使えたのは勝ち馬のみで、2番手の減量起用のキングノヨアケが隊列有利で粘り込めた内容。
近2走は展開に恵まれていただけに、大きな評価はできません。