まとめ

過去ログ407 2015/6/2 17:50

★日曜日 研究
東京11レース
安田記念

過去10年のラップデータ
過去6年はハイペースとなっており、スローになったのは過去10年で1度もありません。
仕掛けどころを見ると、最速地点はL3かL2最速ですが、基本的にはL3最速の傾向。
安田記念は他の府中のマイルGIと違って、コーナーで緩んでいないケースが多い特徴があります。
パンパンの良馬場ではコーナーのL4地点はほぼ11秒台後半となっています。

器用さよりもポテンシャル面が要求され、パンパンの良馬場なら平均で45秒ぐらいの800通過になるため、このスピードについて行ける馬が優位となります。
また、前半の3F目でも10秒台のままというように、なかなか落とし切れていないというレース。
脚質別で見ても差し馬が圧倒的有利で、差し馬が非常に力を発揮しやすい展開になりやすい流れとなっています。
例年通りなら基本的にはスピード面、ポテンシャル面が高い馬を狙う事が大事です。

★日曜日 共通
東京11レース

安田記念

ミッキーアイル
今回ハナを切ってスローに落として主導権を握れた場合でも、クラレントやケイアイエレガントといった強敵が多いため苦戦しそうな1頭。
ハナを切る展開になったとして、トップスピード勝負に持ち込んだ場合でもそこまで優位性はありません。
クラレントもケイアイもペースが上がらない方がいいのは確かですが、上がったとしても対応できるタイプの馬なので、その点で平均ペースのNHKマイルで底を見せたこの馬としてはペース的に厳しくなりそうです。
また、この馬はL1は甘くなる傾向があるため、京都の下りで徐々に加速してトップスピードに乗せて直線平坦で粘り込むというのは得意でも、府中で坂を駆け上がってからのもうひと踏ん張りができるかどうかは不安の方が大きくなります。
ペースをミッキーアイルの得意なスローに持ち込めたとしても、そう差のない位置から長く質の高いトップスピードを維持できるケイアイや、総合力タイプにしてはL1までしぶといクラレントとの比較で見ても微妙です。
古馬との対戦で厳しい流れでのマイル戦では目途を立てていませんが、唯一の希望は『 超高速馬場』となります。
ある程度ゆったり行けたとしても、2列目の仕掛けが早くなってくると不安もあるため、狙いづらい1頭です。

サクラゴスペル
この馬がハナを切れれば楽なペースで主導権を取れる可能性があります。
内枠を引けばギアチェンジも持っているだけに無理をせずに2,3列目という選択もあります。
能力的には重馬場の東京新聞杯でクラレントに完敗しており、同じ総合力タイプの先行勢としては物足りない1頭です。
今回はあまり狙える材料が見当たらない1頭と言えます。

★日曜日 共通
東京11レース

安田記念

カレンブラックヒル
今回のポイントは天気。
46秒前後の競馬になってしまうとスピード的に足りないこの馬では厳しく、とにかく雨が好走の条件となります。
この馬は馬場が重くてもスピードの質、トップスピードの質が削がれないというタイプのパワー型タイプです。
同じ47秒でも超高速馬場なら超スローでこの馬もついていけますが、他の馬は10秒台のトップスピードで切れるため、ついていくのも楽になります。
しかしこの馬の場合、重馬場で47秒でも普段通り走れてしまい、他の馬が追走で脚を削がれて重い馬場でも速いラップを刻んでくるため、他の馬がそこでもトップスピードを削がれる中で優位に立てるとそういうイメージです。
この馬の好走条件としては重馬場で、ペースが上がり切らずにコーナーで中弛み、そこからの直線の再加速戦。
ある程度タフな馬場でパワーを生かす競馬、道中は無理をせずに直線で加速するだけの余力を残せれば勝負になります。


ケイアイエレガント
スピード的に無茶をしない方がいいのは明らかな馬なので、あまりにも早いようなら中盤ぐらいまで下げる選択肢も考えられます。
前に行け、要所で動けるという総合力は武器となりますが、ペースが上がってそこで要所までに総合力を削がれるというケースは避けたいところです。
同じような総合力タイプのクラレントと比べても決して見劣らない力があり、後半勝負にシフトしてもパフォーマンスを上げてくる可能性があるという点は魅力です。
内枠を引いたらクラレントとともに警戒したい1頭です。