まとめ

過去ログ408 2015/6/3 11:15

★土曜日 見解
阪神11レース

第68回鳴尾記念(G3) 

鳴尾記念は2006年にハンデ戦から別定戦へ変わり、芝2000m(内)→芝1800m(外)へ変更。
さらに、2012年には金鯱賞と入れ替わる形で12月から6月へ移動し、コースは芝2000m(内)となりました。

鳴尾記念のデータは、2012〜2014年と
同時期に行われていた金鯱賞のデータ(2005〜2011年)を含めて、過去10年を見ます。

1番人気 (6-2-0-2)
2番人気 (2-1-2-5)
3番人気 (1-1-2-6)
4番人気 (0-0-1-9)
5番人気 (0-0-4-6)
6番人気 (1-2-0-7)
7〜9人 (0-3-0-27)
10人以下(0-1-1-43)

前走データ
重賞(9-10-8-67)
├新潟大賞典(1-2-1-22)
├産経大阪杯(1-3-1-8)
├小倉大賞典(0-1-0-0)
├天皇賞春(0-1-1-3)
└京都記念(1-1-0-2)

OP特別(0-0-1-33)
└都大路S(0-0-1-14)

条件戦(0-0-1-3)


間隔データ
連闘(0-0-0-3)
2週(0-0-0-6)
3週(2-1-1-30)
4週(0-2-2-11)
5週〜9週(2-4-2-26)
10週〜25週(6-3-2-13)
半年以上(0-0-3-16)

半年以上の長欠明けは(0-0-3-16)で連対なしで、間隔2週以内は(0-0-0-9)と全滅。

2013年は1番人気が飛んでいるが、単勝3倍未満なら連対率は100%。

★日曜日 共通
東京11レース
安田記念

メイショウマンボ
安田記念での復活条件を挙げるなら、エリザベス女王杯の時のようなケースになった場合です。
重馬場発表でしたがそこまで悪化しておらず、その中でポジションを取って一瞬のトップスピードの質でどこまでやれるか。
ただ、この条件の場合はクラレントやケイアイエレガントといった総合力タイプが強く、ケイアイエレガントもスローならパフォーマンスを上げてきます。
さらにサンライズメジャーやヴァンセンヌといったところも戦える条件となりため、苦しい立場には変わりありませんが、復活の可能性があるとすればそういう展開だと考えられます。
ここ数走は、追い切りは動いていますがレースでは走れていません。
ポジションも取れずに脚も引き出せていないため、既に競争馬としての闘争心が失われている印象です。

モーリス
トップスピードの持続力に関しては間違いなく3歳時より高くなっており、トップスピードの質事態も優秀です。
ただ、スピード面に対してはまだ詰めきれていないため信頼度は高くはありません。
前走のダービー卿は全体のペースで見ても遅い流れでも、この馬は後ろから行っているため、この馬自身のペースは超スローになっているはずです。
それでも届く展開だったレースで、余力を残した後半勝負でクラリティシチー、インパルスヒーロー、エキストラエンドに完勝したと言えますが、スローペースでのものです。
安田記念は良馬場の超高速馬場なら45秒台のペースになるため、これまでより1秒近く早いペースになる可能性が高いだけに、そういう条件で過去の人気馬が沈んできました。
この馬が結果を出してきているのが京都の下り、中山の下りで加速しながらの競馬になっているという点もあるため、ギアチェンジ能力に関しても未知数です。
スローなら最上位の1頭ですが、厳しい流れに対応できるのかどうか。
ハイペースでもやれれば本物ですが、過去に多くの馬が人気を背負って対応できずに敗れているため、あまり強気にはなれません。

★日曜日 共通
東京11レース

安田記念

レッドアリオン
東京のマイル戦で一線級相手では足りない1頭。
この馬はトップスピードの持続力が最大の武器となりますが、前半に無理ができないタイプで、この馬自身府中の超高速馬場という条件下でも31秒台で走破できるようには思えません。マイラーズCで32秒フラットで走り切っていますが、この時は超高速馬場でペースバランスも46.6-44.8とかなりスローの展開でのもの。
この中で後続が鋭く脚を使って1:31.4のレコードでワールドエースが勝ちましたが、この馬としてもスローから11.7 - 11.2 - 11.4 - 10.9 - 11.3というラップでハナを切って余力のあるペースで自分のリズムで仕掛けられたことを考えると、少し物足りない内容だと言えます。
高いレベルでのスピードで追走に脚を削がれては厳しくなります。
これはマイルCSであのペースを追走してからバテ差しで良さが出たダノンシャークと比べて確実に不利になります。
前半から厳しいペースになってしまうとそこで脚を使わされてしまいます。
トップスピードの持続戦の流れの中で、ある程度の位置にいられればチャンスはありますが、毎年流れている安田記念だけに、流れが向く可能性は低いように思えます。
相手関係で見ればポテンシャルタイプ、トップスピード持続力に強敵が多く、この馬としては能力面でも決して楽ではありません。


サンライズメジャー
京都コースならある程度緩ければゆったりと仕掛けてトップスピードの質で一瞬の脚を引き出せる1頭。
後ろから溜めて長く脚を使えタイプでもなく、使える脚は限られます。
スピード戦に目途を立てられていないという点も割引材料となります。
少なくともこのレベルのマイル戦になってくると武器がトップスピードの質だけでは厳しく、1秒程度のハイペースまでならこなしてくるクラレントクラスの馬でもこのレベルまで来るとスピード的に多少の不安が出てくるだけに、その中で上級条件ではスローでのトップスピード勝負しか結果が出ていないこの馬では手段も限られてきます。
ポジションが後ろ過ぎたら確実にトップスピードの持続力で甘くなり、速い脚を押し上げる段階で使ってしまいます。

理想は内枠を確保してスローの展開。
トップスピードタイプですが、意外と道悪をこなせる馬なので、内枠を引いて雨が適度に降って騎手の意識が下がってくると警戒は必要です。
厳しい流れでこの相手では勝負にならないため、どこかで緩んで、仕掛けが遅くなる形が理想です。