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過去ログ41 2014/7/25 12:59

★日曜日 研究
中京11レース

15サダムパテック
2012年のマイルチャンピオンシップ勝ち馬で、G2以上の条件で上位に好走しているように衰えはありません。
この中間には坂路で4F51.0秒と自己ベストタイを記録しています。ちなみに、このタイムを過去に記録したのは、2012年マイルチャンピオンシップの最終追い切りでした。今週の追い切りも加速ラップで4F52.8秒-1F12.3秒と上々。状態は近走でも最高レベルと言えます。

この馬は前半余力を残したいタイプのマイラーで、超高速馬場でペースも流れやすい安田記念は苦手な舞台でした。
実際勝ったマイルCSの800通過は46.9とやや遅めなのに対し、昨年の安田は45.3、一昨年は44.9となっていました。

スワンSでは3F35.0とハッキリスロー、11.5 - 11.2 - 11.1 - 11.7とトップスピードの持続戦で後方馬群から直線で前を向くとそこからジリジリと伸びてきての3着。
こういったスローからのトップスピード持続戦がこの馬にとっては最も安定するように思えます。
勝ったマイルCSも800mが46.9から11.9 - 11.3 - 11.3 - 11.5 - 11.9と仕掛けも早くトップスピードの持続戦、コーナー最速で最内を立ち回ってロスなく、直線も上手く捌けました。
とにかくレース前半は無理せず進めるのが条件となります。

中京記念は過去2年の傾向だけで見ると基本緩まない一貫ペースになりやすい舞台。

スタートから2角までの距離が短いので、各馬序盤はかなり出してポジションを取りに行くことが多く、そのためレベルが上がれば上がるほどペースも上がるという傾向が強くなっています。
この点は同馬にとってはマイナス材料ですが、少し時計が掛かる馬場自体は歓迎材料で、3コーナーの下りでペースが上がり、コーナーでロスなく立ち回れれば一気の差し切りまで可能です。

1クラレント 
ペースをコントロールすることで他馬に脚を出し切らせずに出し抜く競馬がこの馬の真骨頂。
そのため、中京マイル戦は真逆の適性が問われる可能性が高く危険な1頭となります。
ギアチェンジ能力が皆無でトップスピードにスムーズに乗せないと力を出せないが、嵌ると強いフラガラッハが連覇しているように、このコースは序盤からペースが上がりやすく、また極端な緩急が滅多にない舞台。
3〜4コーナーの下り坂がギアチェンジを無効化するため、京都コースで結果が出ていない同馬は軽視します。