まとめ

過去ログ414 2015/6/4 19:16

★土曜日 見解
東京10レース 2/2

ヴェラヴァルスター
前走の青葉賞はパンパンの良で上がり性能が問われる差し有利な馬場となりました。
大外トーセンスパンキーが先導し、ほとんど外枠の馬が好位を固めてスローの展開となり、道中は全く動きがなく4コーナーに向いて直線から速い脚を比べる瞬発力勝負。
最後は道中全くロスや不利のなかったレーヴミストラルが差し切りましたが、走破時計は遅く、レベル的に疑問の残る1戦となりました。
同馬はゴール前で3頭の併せ馬となり、不利な真ん中から間を割って抵抗してゴール前は力尽きてしまい3着となりました。
2走前のゆりかもめ賞はダート馬が展開を先導し単騎離し逃げでも1000m64秒3の超スローの展開。
ハロン13秒半ばがずっと続く相当遅い展開となり、3コーナー下りからもあまり速くならず、直線で一気に急加速する流れ。
前で受けて速い上がりで粘れる馬が1頭もおらず、同馬は好枠から後方の内で脚を溜め、直線ではポッカリ開いたラチ沿いを通ってタイミング良く抜け出しての勝利となりました。
1戦毎に力をつけており、ここも上位可能の1頭です。

キングストーン
前走は硬い荒れ馬場でスローで流れて上がり3F勝負。
1コーナーの入りでは内のベルニーニを交して単騎でハナに立ち、緩いペースに持ち込んで直線ラスト1000mからリードを広げての完勝で、力の違いを見せました。
2走前もスローに落として12.8 - 12.2 - 11.5 - 11.3 - 11.5と出し抜いて逃げ切っています。
ただ、嵌っても甘くなるようにトップスピードの持続力はそこまででもないため、目標になってという競馬になるとL1で差される可能性は十分あります。

ショウナンマルシェ
前走は末期馬場で離し逃げ一貫ペースの持久戦。
道中の緩みは一切ない流れで3番手を確保。直線では一気に逃げ馬との間合いを詰めてラスト1ハロンで先頭に立つと最後は内にモタれながらも2着馬との追い比べに競り勝ちました。
今回は1ハロン延長となり、微妙に距離が長い印象です。

ダイワリベラル
準オープンでは3,3,2,3着と崩れていない降級馬。準オープンの4戦を振り返ります。
前走は前日雨で少し時計掛かる馬場状態。
エルカミーノレアルの先導に誰も追いかけようとせず、序盤はかなり遅いペースで進み、スタンド前から後続を徐々に引き離す格好。
離れた2番手以下が動いたのは向正面からで、3コーナーで一気に逃げ馬が集団に飲み込まれ、事実上3コーナー手前から3Fと少しの区間の上がり勝負となりました。
先行勢を含めて、ほとんど全馬が上がり34秒台を記録する流れで、好位追走していた馬が消耗せず隊列有利で押しきった格好。
同馬はインに潜り込んでジリジリと伸びてはいましたが、緩い馬場にノメッていたため、前を捕えられずに3着。理想は良馬場となります。
2走前の中山はスローの上がり3F勝負。
上がりの競馬で先行勢が残っている展開ですが、それを最後方から大外一気でモーリスが差し切った形。
ダイワリベラルは真っ当な内容でしたが、相手が悪かった1戦です。
ここも雨の影響で湿った馬場状態だっただけに、コンマ1秒差の2着は勝ちに等しい内容だったと言えます。
3走前は芝が枯れて直線外差し優勢の馬場状態。
逃げ経験ある馬が多いのに、クラウンロゼがさらに飛ばして逃げる展開。
先団と後ろの集団で固まってしまい、仕掛けも難しく、クラウンロゼも直線でかなり粘る展開となりました。
ここでは4コーナーで2番手集団の外につけましたが、直線ではジワジワとしか脚を使えず、上位陣との決めての差が出て3着となりました。

4走前は全面的に良好でも少し時計の掛かる馬場。
馬群が縦に伸びず淡々と均等なラップを刻んで進む展開となり、4コーナー手前で先に外から仕掛けたマイネルディーンはスムーズに抜け出していましたが、その時他の馬がすぐ対応できずモタ付いていました。
その分最後の惰性の差で出て、時計・上がりともにあまり速くない決着ながらもマイネルディーンが押しきれた内容。
ここでは中1週での昇級戦でしたが、最後は押し切れそうな勢いで伸びながらもゴール直前で上位馬に差されて3着となりました。
現状はコーナー4つのコース向きの印象で、降級戦となりますが、東京コースでは過信は禁物の1頭と言えます。
ただ、馬場が渋っても好走できているため割り引く必要はありません。

★土曜日 
阪神8レース
エンキンドル
乾いてやや時計の掛かる馬場。平均ペースで流れ好位の内を追走した勝ち馬が抜け出した。2着は番手追走の馬。

乾いてパサパサの良馬場も上がり性能は必須。大外のメイショウビザン藤田伸二騎手が逃げてあまり早くないペース、直線まで引き付けて隊列差で粘り通す形。しかし直線半ばで横一線から抜け出したのは、減量騎手騎乗のトーセンハルカゼ。早いタイミングで突き離す独走になり、離れた2着争いが6頭ほどの大混戦。最後は外を回ったゲルマンシチーに軍配が上がる。この条件この距離の実績を持っていた馬が上位に並んでいる。

締まって脚抜き良い馬場。平均ペースで流れ馬群一団のまま直線へ。先行2頭が渋太く粘って叩き合い。外から追い込んだ馬だけが詰め寄った。

カノヤプレジデント
やや軽い馬場。前後半で3.8秒差の超Hペース戦。それでも逃げ馬が渋太く粘った。最後外から差し馬2頭が詰め寄った。

Hペース消耗戦。向正面で捲り入り先行勢には苦しい流れ。上がりも掛かったが、ほぼ一周追い通しだったのが勝ち馬。展開が向いた面もあるし、勝つには勝ったが、近走のズブさはちょっと酷い。捲ったり、早めに動いたりした馬も、前半のペースは緩いわけではないので、最後は苦しくなっている。逆に、動かずに脚を伸ばした4着馬の勢いが目立った。

キーアシスト
やや軽い馬場。前半スローで入り向正面で捲りが入ってペースUP。後半5F勝負で逃げ馬が渋太く粘り2頭だけが詰め寄った。

乾いて重い砂。スローで後半4F勝負。逃げ馬が直線後続を突き放し圧勝。2着も番手追走の馬で行った行ったの決着。

スカイウエイ
高速重馬場。勝ち馬が抑えきれず先頭に立ち、向正面で速くなる展開。そのまま勝ち馬が突き放して圧勝する。後続はバテる展開で差し馬が台頭。

ダイナミックウオー
やや軽い馬場。スローで流れ上がり3F勝負。直線3頭が決め手を使って抜け出し叩き合いに。

締まって軽い馬場。中盤が一貫して速い流れで縦長展開。先行2頭が渋太く粘って後続は突き放された。

脚抜き良い馬場。スローで流れて上がり2Fが11秒ラップ。先行3頭がそのまま入線する前残り決着。

ヒラボクレジェンド
乾いて重い砂。スローで後半4F勝負。逃げ馬が直線後続を突き放し圧勝。2着も番手追走の馬で行った行ったの決着。

締まって時計速い馬場。単騎逃げで前半速いが中盤緩む展開。4角で馬群圧縮し、直線勝ち馬が早めに抜け出した。

ミキノトロンボーン
軽くて時計速めの馬場。前後半で3.9秒差の超Hペースで2頭が飛ばす。4角で後続が追いついたが、番手追走した勝ち馬が渋太く押し切った。

★土曜日 
東京10レース
ヴェラヴァルスター
パンパンの良で上がり性能必須の差し有利馬場。大外トーセンスパンキーが先導し、ほとんど外枠の馬が好位を固めてスローの展開。道中全く動きがなく4角に向き、直線から速い脚を比べる瞬発力勝負に。最後は道中全くロスや不利のなかったレーヴミストラルが差し切った。走破時計は遅い方、ずば抜けた速い脚でもなく圧勝でもなし、タフなダービーに向けては疑問も残る内容。

適度に荒れた芝で速い上がりが出て内がより伸びる状況。ダート馬が展開を先導し単騎離し逃げなのに1000m64秒3の超スロー、ハロン13秒半ばがずっと続く相当遅い展開。3角下りからもあまり速くならず、直線で一気に急加速する流れ。前で受けて速い上がりで粘れる馬が1頭もおらず、上位を独占したのは皆差し追い込み馬。通った進路が非常に良かったヴェラヴァルスターが、距離得の差で勝ちきった。

キングストーン
硬い荒れ馬場。スローで流れて上がり3F勝負。先行3頭がそのまま叩き合う決着。

ショウナンマルシェ
末期馬場で離し逃げ一貫ペースの持久戦。道中緩みは一切ない流れだが、上位は逆に、極端に速い上がりではない流れになったことは奏功していた。

ダイワリベラル
前日雨で少し時計掛かる馬場。エルカミーノレアルの先導に誰も追いかけようとせず、序盤はかなり遅いペースで進む。スタンド前から後続を徐々に引き離す格好に。離れた2番手以下が動いたのは向正面から。3角で一気に逃げ馬が集団に飲み込まれ、事実上3角手前から3Fと少しの区間の上がり勝負となった。先行勢含めほとんど全馬が上がり34秒台を記録する流れで、好位追走していた馬が消耗せず隊列有利で押しきった格好。IDMが接近してる力のある差し馬は多数いたのに、全て展開でやられてしまった。11着までかなり僅差。

スロー上がり3F勝負。上がりの競馬で先行勢が残っている展開ではあるが、それを最後方から大外一気でモーリスがぶち抜いた。ダイワリベラルは真っ当な内容だが、相手が悪かったとしか言えない。雨の影響で湿った馬場状態。切れ味を活かしたいタイプが不発に終わった。

芝が枯れてて直線外差し優勢の馬場。逃げ経験ある馬が多いのに、クラウンロゼがさらに飛ばして逃げ展開を翻弄。先団と後ろの集団で固まり仕掛けも難しく、おまけにクラウンロゼも直線でかなり粘る展開。ちょうど良い位置から持ち前の瞬発力を活かしきったラングレーが連勝。シャドウダンサーはやや位置取り後ろだったがほぼ地力で差し込んだ。

全面的に良好だが、少し時計の掛かる馬場。スーサングレートにすぐ迫る馬がいて、馬群が縦に伸びず淡々と均等なラップを刻んで進む展開。4角手前で先に外から仕掛けたマイネルディーンはスムーズに抜け出したが、その時他の馬がすぐ対応できずモタ付いた。その分最後の惰性の差で出て、時計・上がりともにあまり速くない決着ながらもマイネルディーンが押しきれた。

タブレットピーシー
内3頭分がボロボロに荒れてて硬め、直線やや差し優位の馬場。ブリンカー装着したアメリカンダイナーが序盤は引き付け向正面から徐々にリードする逃げを打ち、ほぼ一貫したペース。それに対応する後続の動きも比較的早く、直線でシベリアンタイガーが並び、その他後続も直線半ばでどんどん殺到する。外を回って上手く脚を伸ばせたタブレットピーシーがピタリ流れハマって伸び、大外を回った追い込み馬の追撃を凌ぎ切った。先行勢の力が若干足りないメンバーだったが、やや差し優位の状況でこういう展開になると、差し馬が上位を独占してしまう。

マローブルー
パンパンの良馬場で速力必須。ヤマトダイアンサスがここでも逃げたが、1頭−1頭−2頭−2頭と列がすぐに決まってなぜか隊列が縦長に。序盤から全く動く所なく1000m通過も61秒8、直線に向くまで隊列替わらず。逃げ馬のスパートは3コーナーからだが、直線ラスト2Fで後続もやっと接近し、3番手で並んでいた人気2頭が押し切る展開。結果的に超スローの速力戦で前の組有利だった。序盤が相当遅かった割に全体の走破タイムも速く、上位2頭は褒めていい。

仮柵A→B移動後の週で馬場状態絶好、差し有利の高速馬場。当日は弱い雨。それまで逃げてなかったラインカグラの逃げで、ペースが落ち着きかけた時に、向正面でマクベスバローズが一気に捲って出て急にペースアップ。先団がずっと追っ付け通しの展開になり、4角でも馬群がバラけた差し争いに。内をロスなく運べていたマローブルーが先頭、追い込み馬が殺到するが最後まで凌ぎきれた。500万下条件にしてはかなりタイムが速い。

ロンギングゴールド
内側に蹄跡は残るがパンパンの良馬場で時計も速め。少頭数の逃げ馬不在、内枠のドラゴンレジェンドが促して行って、駆け引きほとんどなく中盤ペースも遅め。4角もほぼ一団。直線向いてから隊列横一線、直線3Fの上がり勝負で最後まで大接戦。もはや腕の差もあったのではないかと思われるぐらいの僅差。上位馬はみな東京コースの勝ち星あり。

パンパンの良馬場だがやや時計・上がり掛かる馬場。イイデフューチャーやサヴァテアーノではなく、最内枠のロジメジャーが先手を奪ってスローで逃げる。1000m通過が62秒を超えてるので本来は前の組にとって楽なペース、最後の3Fが速い瞬発力勝負に。しかし逃げたロジメジャーが思った以上に粘り、他は追い込み馬が上位を独占する中、唯一先行馬で凌ぎ切った。大敗が続いていた馬が逃げて一変。