まとめ

過去ログ416 2015/6/5 7:04

★土曜日 G1C
東京3レース 1/2
ディーエスレイザー 
2走前はハイペースのバテ合い追い込み決着となり、後半5F13秒台が続くバテ合い戦。強気にこの流れを作っていったサクラモチはさすがに最後は苦しくなってしまい3着で、2着の同馬は展開恵まれた1戦です。
3走前は強風で時計が平凡な1戦となりましたが、ペースは遅くても全馬が消耗する状況で、前に行った馬が流れ込む決着。中団の外目にポジションを取って2着馬をマークする形で進め、4コーナーでは前を射程圏に入れて直線はメンバー最速の上がりで差を詰めるも流れが落ち着いた分上位2頭とはポジション差が響いての3着。
この馬はブリンカーをつけてから上昇しており、2前走はこれまでで一番長く良い脚を使っており注目したい1頭ですが、前走は中6週→中3週→中1週→連闘後の中2週の1戦となり、疲労がたまってしまい結果は1番人気ながら5着となりました。

2走前は連闘でも坂路で追われていましたが、前走時は美浦南Dコースで追われていました。
勝浦騎手騎乗で69.4-52.6-38.5-13.5 (良馬場)(9)(馬なり) これまでも何度かDコースで追われていますが、この時計はかなり緩めのタイムでした。
今回も中2週で使いづめの1戦となりますが、この中間は同じく美南Dコースで追われ、以下の時計をマークしています。
助手騎乗で68.4-52.0-38.2-13.3 (稍重馬場)(7)(一杯)
助手騎乗で69.6-52.7-38.9-12.7 (良馬場)(7)(稍一杯)
助手騎乗でも良馬場で以前は67秒台で走っていただけに、この中間のタイムはデキが下降気味を感じさせます。
前走は『速い時計に対応できなかった』という点で、『今回は巻き返す』と人気を集めるようなら危険な人気馬となる可能性があります。

★土曜日 G1C
東京3レース 2/2

ケンベストカフェ
デビュー戦は芝に使われましたが勝ち馬がルージュバックと言う事もあり、7馬身差の7着となり、2戦目からはダートに使われて一変した同馬。
初ダートとなった2戦目はパサパサのダートでも時計が速めの馬場状態。
レース序盤から4〜5頭が雁行になって序盤のペース速めで流れ、コーナーを通過する時は息が入り、逃げ馬が直線で二枚腰を発揮して逃げ切る展開となりました。
比較的上がりが確りした好タイム決着で、掲示板の上位5頭は上がり性能で後続を引き離しており評価のできる1戦です。
おのレースで4着となった同馬は、ダッシュがつかずに後方からの競馬となりましたが、直線で前に取りつく脚が速く、2戦目+ダート起用で変わり身を見せました。

ダート2戦目の前走は、序盤から外人騎手が先手を奪いましたが、結構積極的に競り合う展開となって未勝利戦にしてはオーバーペース気味に流れました。
コーナーで減速したていますが、後続が楽に追いつく形となり、直線は走破力のある馬が浮上。隊列が縦に伸びておらず、大半の馬が直線でバテてしまっていたので、溜めが効くタイプにとっては有利だったと言える形です。
ダート2戦目と言う事もあり、ここでは上手く流れに乗り、4コーナーではモタつきながらも進路が出来るとサッと抜け出して2着を確保。
気性面的にカーッとなる面があるだけに、テンションが上がらない事がカギとなりますが、持ち時計を大幅に短縮しており、今回も同じ舞台で上位可能の1頭です。


トーセンアスリート
前走は乾いてパサパサ、速い上がり必須の馬場状態。
ベイビータピットが押して逃げて2番手以降は追っ付けての併走、コーナーでかなりペースを緩め、直線に向いて逃げ馬がしっかりした二枚腰で粘ろうとした所に、唯一追い上げてきたのがソルティコメント。
未勝利戦良馬場では図抜けた上がり脚で差し切り、2頭が後続を1秒以上も離す決着。離れた3着争いは時計平凡でした。
同馬はどうしてもテンにモタつくため、位置取りが悪くなってしまいます。
前半に行き脚がつけば馬券圏内にも届きそうですが、現状はまだ時計面の不安もあり強気にはなれない1頭です。
また、菅原騎手も今年1勝しかしておらず、勝率、連対率ともに2.0%だけに狙いづらい1頭です。

フレンドリーアロー
初ダートとなった前走は、不良馬場での時計勝負。
少頭数で一団の競馬となり、前に行った馬が簡単には止まらず、勝ったマルイチウラノスは終始楽な手応えで押し切り勝ち。
フレンドリーアローは初ダートでも砂を被っても怯まず、戸惑う面も見せずにクビ差の2着。脚抜きの良い馬場も合っていた印象で、再度軽い馬場なら狙えますが、パサパサの馬場ではまだ半信半疑の1頭です。


ラブトゥーマッチ
中山ダート1800mを2戦使って連続2着の同馬。
前走は前日+当日雨で表面が湿ったダート。
若干最初の通過ラップ速かったものの、隊列はそれほど縦に伸びず、向正面で外からローレンアイザックが捲った場面で一度先頭が急かされ、3コーナーから先団も消耗、直線どの馬も脚色限が界を迎える格好となりました。
減量騎手を起用していたドラゴンブルースが、揉まれずに外を回っていた分もあって惰性がついて流れ込んでの勝利。
全体の時計も湿っていた馬場にしてはかなり平凡で、それほど大きく評価できるレースではありません。
ラブトゥーマッチは敢えて馬込みに入れられていましたが、これは「幼さがあるため、集中させたかった」との事。
直線では本命馬が外に持ち出したのを確認してコチラは迷わず内に進路を取って前が開くと手前を替えて力強く伸びてコンマ1秒差の2着となりました。


新馬戦2着時では未勝利標準よりも速いラップで流れ、新馬では珍しい縦に長い隊列となり、後半はハロン13秒台を刻むほどになって、みな脚色一杯となる中、唯一最後まで脚取り確りしていたのがセンチュリオン。
本来、差し馬に食われてもおかしくないレース展開でしたが、好位追走して最後まで脚取り良く押し切る競馬となりました。
ここで2着とはいえ、勝ち馬からは7馬身離されており、仕上がりのレベルが良いとは言えない新馬戦で、大半がバテても仕方ないと思えるメンバーだっただけにこの2着も大きく評価できるものではありません。


レベニュー 
前走は脚抜きが良くやや時計が速い馬場状態。
フライングスタートを決めたウイズキッドが前回と同じく行きましたが、最内で出遅れたのを押して挽回したシャドウチェイサーの方が速く、勢いが付いてしまった格好で前半は速く流れました。
3コーナー過ぎで先団がペースダウンし、後続が追いついてきて馬群は凝縮。直線でシャドウチェイサーがしっかりした二枚腰を発揮し、コーナーから脚を使っていた後続はなかなか追いつけずに上手く息を入れて逃げられたシャドウチェイサーが、後続に3馬身差を付けての完勝。
このレースでレベニューは上手く脚を溜めて終いも良く伸びていましたが、前が止まらずに4着。
ロス無く運べたにしても終いの伸びは上々で、距離にメドを立てた1戦と言えます。

★土曜日 121
東京2レース
ウサギノカケアシ 
2走前は乾いてパサパサの良馬場。
出遅れ多数でユニコーンスターが先導するも、あまりペースは速くならず、中盤も平均的にまとめて、最後の上がりも掛からずのスピード持続力勝負となりました。
2番手の勝ち馬がが前走と同じく流れに乗って、最後までしっかり踏ん張れた形です。ここで同馬は大きく躓くアクシデントがあって、馬込みの中からの競馬となり、前で上手く立ち回った勝ち馬とのコンマ2秒差を考えればかなり中身の濃い競馬をしています。
前走は乾いてパサパサ、速い上がり必須の馬場。
外枠各馬がサッと先手を奪う展開で内の馬が3コーナーでやや押し込められ、若干混雑する展開。
大外枠のアスカアンジュが逃げてペース緩めずも、2番手のロックフォールに勢いがあり、直線は先に抜け出す格好。それにヴァッハウが追いついて、2頭で後続を1秒近く離してのマッチレース。
時計の速い決着となってしまい、同馬は良いポジションからスムーズな競馬が出来ていましたがジワジワとしか脚を使えずに5着に敗れました。
メンバー的にもここは上位可能の1頭となります。


アポロフリューゲル
前走の新潟1200m戦は不良馬場で先行決着。
前に行った馬が止まらず、勝ったラスパジャサーダスは減量効果もあって快勝。
アポロフリューゲルは他の馬が速くてハナを切れず、好位の内からレースを進め、直線でも内目をロス無く立ち回って最後はバテて下がってきた2着馬に迫るもあと一歩届かずの3着となりました。
2走前はパサパサに乾いた良馬場で速いペースで進み、徐々に後続の方が追走に苦しむ流れ。
2番手で併走していたアイリーグレイが抜け出すと、他が付いていけない流れとなり、トウショウデュエルとグリーングリーンは、前走並みの力を出して上位入線。
アポロフリューゲルは好位で流れに乗れましたが渇いたダートの割に時計が早く、最後は体が伸びきってしまい6着。
3走前にブリンカーをつけてから積極策で変わり身を見せており、今回もスンナリ前にポジションを取れれば渋太い1頭です。


カラッカゼ
前走はアポロフリューゲルにアタマ差先着しての2着。
ハイペース気味で時計勝負となり、3着と4着間は4馬身差。
伸びていると言えるのは勝ち馬くらいで、2、3着馬も良い時計で粘っていおりスピードは見せた内容でしたが勝ち馬が強かった1戦で。この時の時計は500万並みの時計でした。
今回は1300m戦となりますが、中京1400mの時はラスト1ハロンで後続には5馬身差をつけていましたが、ラスト50mで完全にバテてしまい、3着に敗れました。
1300mと言う距離がポイントで、ギリギリ粘り込める距離となります。


シンボリセザンヌ
近2走は東京1400m戦に使われて3,2着とあと1歩のところまで来ている1頭。
前走はミドルペースの消耗戦で前残り決着。
直線入り口の時点でほぼ3頭の競馬でそのまま、という格好。
バルブランシュの鞍上が併せるのを嫌ったか、左鞭連打でどんどん外に膨れていく。それに併せて粘ろうとする同馬も徐々に外へ。
接戦となりましたが、最後は首の上げ下げの差で2着に敗れました。
このレースはカリカリしてレース前から発汗が目立っていました。
それでも出足は良く、スンナリと逃げる形となり、理想的な流れとなりました。気性は荒い馬ですが、能力の高さは間違いありません。


ディスティニーガイ
前走は脚抜き良い馬場でハイペースのバテ合い戦での前残り。
馬場とペースもあって時計が速くなり、前残りの結果も後続が時計対応できず、ハイペース追走で手一杯という内容。
重馬場で時計も速く、同馬は前半3F33.4と結構速いペースで飛ばしており、勝ち馬にラスト1ハロンで交わされてからも良く粘っての3着となりました。
組み合わせひとつで未勝利は勝てる力を持っており、注意が必要な1頭です。