まとめ

過去ログ419 2015/6/9 11:19

★日曜日 1鞍
東京11レース

ディサイファ
昨年のこのエプソムC勝ち馬。
昨年のエプソムカップは、最内が荒れてやや時計掛かる馬場状態。
先行予定の馬が外枠不利で出遅れなどで進ませられずにいる中、押して逃げたパドトロワがスローに落とす展開。
エプソムCにしてはかなり遅いペースで4コーナー一団となり、直線のみの上がり3F勝負。
距離ロスのなかった内枠の馬が上位を独占する格好となり、外枠の馬はロスが大きく響いて下位に沈みました。
同馬あは3〜4コーナーで凝縮する馬群の最内からポジションを相対的に落としつつ中団で直線を向くと、直線序盤で徐々に外に持って行きながら先に抜け出したマイネルラクリマを目標にその内から伸びて渋太く粘るマイネルラクリマを競り落としての完勝となりました。

次走の毎日王冠も強敵相手に強い競馬でコンマ1秒差4着。
この時は内側に蹄跡残ってやや内枠有利な馬場状態。出遅れた馬が多かったことも影響し、後続もそれほどペースが上がらに、例年の毎日王冠並みのスローな展開でしたが縦に長い隊列にとなりました。
先団は余力十分に進められて、サンレイレーザーが最後まで一杯に粘るところを、内枠の2頭がやっと最後に差し込んできてエアソミュールが一伸びする形。
このレースは全く底力が問われず、位置取りと枠順有利の馬がロスせずに残したという決着で、脚を余した馬が多数いただけに大きな評価はできません。

その後の天皇賞秋は渋った馬場でいつもより後ろの位置になった段階で厳しくなり、JCは距離が長かった印象で参考外です。
AJCCもスローからの2段階加速で前が出し抜く形の中でエアソミュールとは差のない競馬で5着。
前走の中日新聞杯はテンから主張する馬はおらず、1コーナーに入る頃には隊列が決まってスローペース。
馬場の良い内目をロスなく運べたディサイファには展開もバッチリだった1戦となりました。
この距離距離では弱点が少ないため、内枠からなら大崩れの可能性が高い1頭と言えますが、近走の好走は全てスローだっただけに、流れそうなメンバー構成のここは試金石の1戦となります。

★日曜日 共通
東京11レース

フルーキー
1800mならスピード負けしないのはこれまでのレース内容で見せており、このクラスでの単調なスピード戦は合いそうな1頭。
この馬はスタートは良いのにいつも控えており、エンジンの掛かりが遅いタイプだけに、後ろからしっかりとエンジンをかける方が、前で動き出しを待って競馬するよりは安定するとは思いますが、高いクラスでの戦いになってくると、後ろから良い脚を使ってもトップスピード面で足りないため、L1でのバテ差しに依存してしまっている印象があります。
特に府中コースではある程度ペースが上がっても完全な一貫ペースにはなりにくいため、もう少し前目にポジションを取って欲しいように思えます。
ただ、京都の2走では、前にいても切れ味では勝負になっていないため、1800mならある程度前々が流れていく展開が理想です。
ギアチェンジに関しては東京新聞杯で最低限のレベルのものは見せましたが、パンパンの良馬場で1秒近いペースアップが要求されたときに反応できる感じはありません。
この馬の好走条件といては、全体的に流れる競馬。
スローでギアチェンジを伴うトップスピード特化戦になってしまうキレる脚が無いため苦戦しそうです。


サンレイレーザー
近走はダート戦で度外視でき、関屋記念は稍重馬場にノメってしまい参考外の1戦です。
ペースが早ければ後ろに下げることで対応は可能ですが、流れてのトップスピード持続戦は合わなため、今回のメンバー構成は良いとは思えません。
アーデントが前走みたいにスローでとなれば問題ありませんが、前に逃げ馬がいたら突いていく可能性が高く、全体のペースが上がってしまうと後ろに控えたところで本質的なスピードタイプに優位に立てるかは微妙です。
理想ははできるだけ流れない中で3〜4コーナー内で我慢できる枠。
ただ、このメンバーでスローは考えにくく、
2列目ポケットでもエイシンヒカリを各馬が意識して流れるとリスクも出てくるため、今回は相手関係を考えると条件が上手く揃う可能性は低いように思えます。

★日曜日 研究
東京11レース

エプソムカップ

フルーキー
安田記念に登録しながらもフィエロとの関係でエプソムCに回ってきた同馬。
4走前のチャレンジCは馬場が柔らかく少し時計掛かる馬場状態で、息が入らないペースでの消耗戦で2着同着。
11.7 - 11.6 - 11.0 - 11.6 - 12.9のラップでバテ差し利かせての内容となるため、厳しいペースと考えられます。
3〜4コーナーでは中団馬群の中目からウインフルブルームを目標に直線で外に出すと直線序盤はジリジリと伸び、2列目から先頭列に並びかけたところに外からトーセンスターダムに来られて2しまい、デウスウルトと同着の2着となりました。
タフな展開の中でトップスピードの持続力の高さ、一定レベルのペースに対応するスピードを見せており、上手く立ち回っていたデウスウルトに比べるとパフォーマンス的には上と評価できます。
この馬はトップスピードの持続力が高く、1800mでのスピード面を見せていますが、高いレベルでのトップスピード勝負にはまだ不安が残ります。

前走のマイラーズCや京都金杯ではキレ負けしており、スローからのヨーイドンの競馬では厳しくなります。
どちらもかなりのスローで流れ、トップスピードが問われる中で最速地点で動けていないでL1でのなだれ込みというのも同じです。
前走のマイラーズCは最速地点で置かれており、最内を狙うも狭くなったために外に進路を取っていましたが、上りの速い流れで進路取のロスが大きく響きました。
この馬はマイル戦ではスピード勝負で高いレベルで通用するめどを立てていないため、安田記念の流れでは苦戦必至の1頭でした。
ギアチェンジを伴うトップスピード特化戦にならなければ安定して上位争いには食い込める1頭。