まとめ

過去ログ426 2015/6/11 23:52

★日曜日 win
東京1レース 1/2

パームリーフ
2走前の中山はパサパサに乾いた良馬場で内枠初ダートのブルールークが逃げて、押し押しでテンマイキララが迫るも、それを往なし途中ペースを緩める展開。
3コーナー過ぎから1,2着馬の一騎打ちの流れとなり、後続はそれを追いかけることすらできず。3着馬は前から9馬身離され、同馬はその3着馬からさらに1馬身離されての4着。
デビューから2戦はブリンカーをつけて芝、ダートに試しましたがブリンカーが裏目に出ていた印象で、2走前はホライゾネットに換えて挑みました。
それでもスタートが決まらず後方からの競馬となり、3コーナー手前から仕掛けての4着。
中山1800mよりも東京2100mの方がリカバリーが利きやすく、前走は前進可能と思いましたが、結果は14着に大敗。
前走は走破タイムも良くラストも中身が良く、単純に距離延長が応えた印象で、直線で外に出しても終いの伸びはひと息でした。
今回は1600mに短縮となります。


ラインフェルス
ズブさがあり、脚の使いどころが難しいため、スンナリ運べるかがカギとなる1頭。
前走はパサパサに乾いた良馬場で時計は標準遅め。
ゲート直後にひと悶着あって、外枠の同馬はワンテンポ遅れての先行。
内枠のウェブスリンガーが逃げてペースは遅めで流れ、コーナーでも緩んで1列目4頭雁行ほとんど一団で進む展開となりました。直線は事実上の上がり勝負で、外枠2頭が後続を一気に引き離し、仕掛けの良かったアバオアクーが同馬を凌ぎ切っての勝利。
かなりペースが落ちたので、上がり性能がないと勝ち負けには絡めなかった1戦で、同馬は上がりの速い競馬にさせないように少しづつポジションを上げていきましたが、勝ち馬の目標になってしまいラスト1Fで差されての2着。
後続には7馬身の差をつけており、今回は順番となります。

2走前は水撒きで黒く湿って少し速い馬場。
最内枠となった同馬が主張するため、雁行状態でも少し厳しいラップを踏み、それを早めに追いかけるのがダイワエクシードとイダクァイマの2頭で、コーナーでも全くラップが緩まず1000m通過が59秒7。
普通なら前がバテてしまう流れですが、そのまま脚色止まらず逃げ粘り、後続をさらに引き離してしまう格好。
最後は5馬身離されての2着となりましたが、後続には3馬身以上の差をつけており、かなり内容の濃い1戦と言えます。

3走前の中山は水が浮く超高速不良馬場。標準よりは速いペースでしたが、この馬場にしてはややゆったりと流れ、後続も離れず3コーナー手前ではほとんど一団となりました。
最後は差し馬が馬群の外から追い上げようとした場面でもペースダウンせず、最後まで余力を残した格好で引き離して勝ち馬が逃げ切りました。
今回も人気必至の1頭ですが、この馬は速い脚に欠けるため、理想は良馬場となります。
同型のサノタイクーンは何が何でもハナのタイプとなるため、今回は番手からの競馬となりそうです。


サノタイクーン
前走は乾いてパサパサの時計掛かるダート。直前はかなりの直線向かい風がありました。
大外枠で好スタートを決めた同馬が、オーバーペースと言える速さで逃げ、それに数頭がかなり序盤から積極的に追いかけてしまう展開。
直線は馬群がバラけてオーバーウェルムがいいタイミングで先団を交わした所で、さらに最後大外からデストリーライズが伸びて差し切り勝ちとなりましたが、勝ち時計1分40秒4は正直掛かりすぎで、2着以下も時計は平凡。
後半4Fは全て13秒台のラップで展開が壊れるほどの超ハイペースだったと言えます。
この展開で3着といっても大きな評価はできません。

クワッドアクセル
前走はクラウンシャインと同じレースに使って、クラウンシャインにクビ差及ばずの3着となった同馬。
前走は脚抜きの良い馬場となったため、前が止まらずに差し切るのは困難です。
この馬は前に行っても終いの伸びを欠いてしまうだけに、どうしても後方からの競馬で展開待ちとなります。
理想は良馬場です。

★日曜日 win
東京1 2/2
アドマイヤドラゴン
2走前はクラウンシャインからアタマ差の3着となった同馬。
14,9,15,16枠と、これまでは外枠からの競馬が多かった同馬ですが、2走前は6番枠らの競馬となり久々の内枠で砂を被ってしまい、頭を上げて嫌がっていました。
道中は外目を選択し、3コーナーから動ける態勢を作って直線入り口で外に出すと最後は勝ち馬に離されてゴール前で差されての3着。
砂を被らなければクラウンシャインを逆転できる力は持っている1頭ですが、今後も内枠に入るようなら割引が必要です。
4走前の東京では7着に崩れていますが、これは外枠から好位の外目で脚を溜めてしましたが、そこで砂を被った時にハミを取らなくなってしまい最後は脚色が鈍ってしまいました。
とにかく砂を被らない事がポイントとなります。

前走は脚抜き良くやや時計の速い馬場状態。
フライングスタートを決めたウイズキッドが前回と同じく行きましたが、最内で出遅れたのを押して挽回したシャドウチェイサーの方が速く、勢いが付いてしまった格好で前半は速くなりました。
3コーナー過ぎで先団がペースダウンして後続が追いついてきて馬群は凝縮。
しかし直線でシャドウチェイサーがしっかりした二枚腰を発揮し、コーナーから脚を使っていた後続はなかなか追いつけない展開となり、掲示板上位はラスト3Fの脚色がほぼ一緒で、逃げたルメール騎手が上手くコントロールした1戦です。
同馬はスタートがひと息で先行できるタイプではないため、前走の様な前が止まらないレースでは出番がありません。
理想は良馬場での外枠となります。


クラウンシャイン 
7戦して6戦が馬券圏内に入っている同馬。
以前は遊びながら走っていましたが、3走前に初めてチークピーシーズを装着して効果が見られました。
3走前の中山ではレース序盤は14秒台が2度あるほどのスローとなりましたが、向正面でダイワエクシードが進出してペースアップするロングスパート戦。
ラスト1Fは13秒台まで掛かっていましたが、後続が伸びて来れないのは上がり性能の差という印象で、前で競馬をした馬が38秒台の上がりでは後続は追いつけません。
このレースはスタートで躓いてしまい、直ぐに挽回して3番手の外にポジションを取ると、行きたがるのとなだめつつの競馬。直線で前を交わそうとしている所で外から勝ち馬に差されましたが3着以下には差をつけての2着となりました。
2走前の東京1600mは乾いたダートで前・内有利な馬場状態。
外枠のタマモヴィオーラが好発を決めて先導するも、すぐ他馬が追いついてくる展開。3コーナー過ぎでかなりペースを落とし、4コーナー出口では馬群が7頭分外に広がるぐらい他馬が一気に接近して直線に向いてからの速力戦となり、人気のトーセンラムセスが力を見せて圧勝。
ラストの上がり2Fがかなり速く全体が遅い決着となり、まともなダートらしい展開ではありませんでした。
このレースでも発馬で躓いてしまい後方からの競馬となり、ラスト1ハロンから馬群を割って伸びて2着。
東京コースでは良い決め手を見せており、今回も上位可能の1頭です。

★土曜日
東京10レース
レッドオリヴィア
雨影響で柔らかい馬場。スローで後半4Fの上がり勝負で、番手から勝ち馬が早々に先頭に立ち後続を寄せつけなかった。

硬い馬場。中盤緩む展開で直線勝負。直線馬場の真ん中を並んで抜け出してきたのが上位2頭。

ヘイジームーン
スロー気味で上がり必要。上がりは必要だがどちらかといえば平均ペース寄りで、単に地力勝負の感も。力のある馬が素直に結果を残した内容だが、ノーブルコロネットは直線で若干の仕掛け遅れあり。

パンパンの良馬場で上がり性能必須、差し有利状況。タマモネイヴィーがコスモミレネールと競って案外速いペースにはなったが、途中4角手前で息入る箇所あり。力があれば十分粘れてもおかしくない平均ペースでも、最後は好位組がキッチリ上がりをまとめて凌ぎ切った。オコレマルーナは地力上位を証明。ヘイジームーンを完封できたのは大きいい。

乾いて少し時計速い馬場。やや直線最内が悪い。逃げ馬候補は多かったが逃げたのはシベリアンタイガー。少しも緩めず速いペースで序盤から進め、後続も2頭づつの併走縦長隊列に。3角過ぎから徐々に馬群が縮み、直線入口で一気に横一線となる流れで、差し・追い込み馬が来やすい流れになった。前の組も案外粘り腰がなかったが、馬場の内目がやや悪かったことも影響しているかも。中山コース適性を見せていた馬がワンツー。どの馬も直線でひと悶着あったので、見直し重要。

トーセンターキー
パンパンの良馬場で速力必須。前走短距離のウエスタンパレスが先導する展開になり、かなりペースは遅め。それで2番手のスパーブデイが早くからつつく形で仕掛け徐々にペースアップ。直線速い上がりでまとめる速力戦になり、好位で待てていたトーセンターキーが本来の力を発揮。立回りも見事だった。2番手は2列目にいたウンプテンプ、1番人気ウインオリアートは出遅れが痛恨。自分の足は使っている。

コスモミレーネ
スロー気味で上がり必要。上がりは必要だがどちらかといえば平均ペース寄りで、単に地力勝負の感も。力のある馬が素直に結果を残した内容だが、ノーブルコロネットは直線で若干の仕掛け遅れあり。

ベストドリーム
瞬発力必須の差し有利馬場、パンパンの良。内枠のハドソンヤードは遅くもなく早くもなくのペースをずっと続けてて、馬群もそれほど密集せず。そしてゴール前ラスト1Fでやっと横一線になる展開、ゴール前は0.2秒差の間に10頭が紛れる大激戦。ハンデ戦とは言えかなりの混戦だった。勝ったピオネロも決して全体の展開が向いたわけではなく、いい進路取りと好騎乗を含めた後先の差だったと言えそう。

パンパンの良馬場だがやや時計・上がり掛かる馬場。最内枠のメイショウヒデタダが先導するが、先ほどのレースと違い今回は速め。ずっと複数頭で雁行状態となったまま直線に向き、隊列が崩れて馬群が横一線に。その中を伸びてきたのがダローネガとピオネロ。その後もバラバラとした入線であまり着差もなく、展開一つで結果は違ったのでは。直線で不利を受けた馬が数頭いたので注意。

スロー上がり3F勝負。上がりの競馬で先行勢が残っている展開ではあるが、それを最後方から大外一気でモーリスがぶち抜いた。ダイワリベラルは真っ当な内容だが、相手が悪かったとしか言えない。雨の影響で湿った馬場状態。切れ味を活かしたいタイプが不発に終わった。