まとめ

過去ログ427 2015/6/12 1:05

★土曜日 win
東京10レース
レッドオリヴィア
前走は雨の影響で良馬場発表ながらも柔らかい馬場状態。
スローで後半4Fが全て11秒台の上がり勝負で、番手から勝ち馬が早々に先頭に立って後続を寄せつけなかった1戦です。
レッドオリヴィアはスタートから促して3列目の内にポジションを取り、2着馬と横並びで追走してこちらは4コーナーで内を突いてコーナーワークで差を詰めていました。
直線は4着馬を内から交わして3着に浮上し、55キロでもしっかりと走れた点は評価出来ます。
準オープンでも勝ち負け出来ていただけに、降級となる今回は力上位の1頭となります。
東京1800mは3走前に現級勝ちを決めた舞台で、当時は最後に外に流れる面を見せての勝利。
この時は内目が荒れていましたが比較的フラットで標準速めの馬場状態。
ヤヤラーラが後続を引き離してリードを作っての大逃げをして、2番手以降も併走せず1頭づつポツンポツンとした列を作って追走する格好。
5番手以降が大きく離れる縦長展開となり。好位勢も無理して追い掛けず上がりをまとめられるぐらいまで引き付けてスパートし、展開が壊れずに前の馬がそのまま残る決着となりました。
3着に負かしたマリアライトはその後1000万、1600万クラスを連勝しています。
直線で外に流れる面を見せなければ圧勝していた内容だっただけに、今回も最上位の1頭と言えます。

ヘイジームーン
前走は平均ペース寄りで、単に地力勝負の1戦。
力のある馬が素直に結果を残した内容で、叩き3戦目の同馬が追われてキッチリ抜け出しての押し切り勝ち。
今回は勝って同条件となりますが、前走から1ハロン延長の1800m戦となります。

4走前は同じ舞台でしたが、開幕週のAコースで内の先行馬が有利な馬場状況。
ヤヤラーラが序盤から離して逃げる構えを見せ、それをセキショウが追いかけてこの2頭が後ろを大きく離す隊列。それでも開幕馬場なだけに止まらず。大逃げ展開で好時計決着となり、ここでは展開が向かずに5着となりました。

東京1800m戦は、500万クラス卒業時が優秀なパフォーマンスで勝っており、当時はまだ内側ルートが優勢で決着時計も速い馬場状態でした。
これまで先行した事のない内枠のホワイトマニキュアが押して先導し、道中はかなりペースが落ち着き4角一団の展開。
直線手前で一気にラップが速まり、ラスト3Fの瞬発力勝負となって、実力上位の人気馬3頭の叩き合いとなり、ラスト1ハロンで並びかけるとゴール寸前でグイッと伸びて差し切り勝ち。
このレースで負かした相手がショウナンパンドラ(2着)で、後の秋華賞馬。3着に負かしたマローブルーは
その後3連勝して準オープン入りしています。
ヘイジームーンは三浦騎手が「オークスに出るべき馬」と評価していたほどで、最高のパフォーマンスを見せた舞台で、勝ち負け濃厚の1頭となります。


ここは2頭の一騎打ちとなります。

★土曜日 G1C
阪神6レース
キングカヌヌ
2走前はパサパサに乾いた馬場で時計標準の1戦。
これまで先行実績のないルミナスが先導し、前半ペース早い段階から落ち着いていました。それをブラックブリーズが早くから捲りに動き、そこから直線まで息を継がせぬロングスパート合戦。
仕掛けた側のブラックブリーズが2枚腰を発揮し、キングカヌヌとの叩き合いを制す結果となりました。
キングカヌヌは控えて、向正面で他馬に来られた時に突っ張る事が出来ずに、3馬身離されての2着。推進力があるタイプではないため、前走のように捲られる展開になるとあまり良くありません。
3走前は稍重の脚抜き良い馬場。スローで入って向正面から流れていく展開となり、逃げ馬が後続を突き放して完勝。
キングカヌヌは押して押して好位の外を回っていましたが、最後まで勝ち馬との差が詰まらずに2着。この馬は砂を被ると良くないタイプで、理想は外目の枠となります。
前走は時計の速い馬場状態で、中盤が緩む展開で上がり3F勝負。これまで着けていたシャドーロールに加え、チークピーシーズも着用していましたが、クビ差届かずの2着。3着馬に3馬身半、4着馬に7馬身半をつけており、今回は勝ち負け濃厚の1頭となります。

フェブカリエンテ
前走は軽めの前有利馬場で消耗戦で2着。
直線半ばでは前での決着になりかけましたが、外からカフェブリランテが追い込んできて2着に食い込み、後ろから来れたのはこのカフェブリアンテだけでした。
2走前は勝ったブルールークが淀みのない流れを作り、好時計で圧勝。
付いて行った他の先行馬がバテる形になり、カフェブリアンテは体力を活かして長く脚を使って2着に台頭。
前走の国分優騎手の今年の成績(10.17.18.237)連対率9.6%
2走前の高倉騎手の今年の成績(5.11.6.187)連対率7.7%
この馬は太宰騎手と上記2名で乗られていますが、太宰騎手の今年の成績(10.8.14.273)連対率5.9%となり、リーディング50位以下の騎手となります。
今回はリーディング1位の福永騎手が初騎乗となり、鞍上強化の1戦となります。福永騎手の今年の成績(63.66.43.208)連対率33.9%


ダンツホーネット
この馬は1頭になるとソラを使ってしまうため、前走は他馬と一緒になる位置でレースをしていましたが、結果的に前が有利な展開となり、最後は伸びるも前に7馬身離されての3着となりました。
2走前は平均ペース消耗戦で、3着のクライミングローズが淀みのない流れを作り、スタミナの必要な展開。
勝ったヤマイチレジェンドは減量起用でロスのない立ち回りで終い迄渋太く脚を使えていましたが、2着のダンツホーネットも3キロの斤量差を考慮すれば力は出し切れていました。

★土曜日 G1
阪神1レース

サトノシャルマン
デビュー戦は緩んで時計が平凡な牝馬限定戦らしい低レベルな1戦となりました。
勝ち馬は立ち回りの上手さが際立っていましたが、2着のサトノシャルマンも初出走で幼いところは見せていましたが、内容としては上々の既走馬相手のハナ差の2着。
軽く仕掛けて好位につくと、外の砂を被らない位置でリズム良く立ち回り3ハロン標からジワッと進出するとラスト300mで勝ち馬とのマッチレースとなりました。
3着馬には3馬身の差をつけており、直ぐに勝ち上がれそうな1頭です。

クライミングローズ
2走前からダートに使われて3,2着。
2走前は平均ペースの消耗戦。
ブリンカー着用+初ダート+減量起用の同馬が淀みのない流れを作り、スタミナの必要な展開に持ち込み、初ダートながら3着に健闘。
前走も好スタートを切ってマイペース逃げで、道中はペースを落として2走前とは逆に落ち着いた流れに持ち込みました。
最後は勝ち馬に競り落とされましたが、ラスト2ハロンを12.3−12.3秒でまとめて3着以下には7馬身の差を付けました。
今回は若松騎手となり53キロですが、2戦連続で騎乗した木幡騎手は本年成績(4.13.10.223)で連対率6.8%。
若松騎手は(74.61.60.687)で連対率15.3%となり鞍上強化と言えます。