まとめ

過去ログ428 2015/6/12 9:05

★日曜日 G!C
東京4レース 2/2
ロートリンゲン
休み明けの前走は内側に蹄跡は残るもパンパンの良馬場で時計も速め。
好スタートを決めた3着馬が向正面から単独でグングン引き離し、1000m通過を58秒5で進んで2番手ロートリンゲンに1秒弱の差を付けて直線へ。
しかし3着馬の粘りがなかなかで、直線半ばになってもその5馬身差が詰まらず、好位勢も差を詰められず、差し馬も大外から吹っ飛んでこれる馬がいない展開。
ラスト30m近くになって2番手ロートリンゲンがやっと接近し、好位からロスなく回れたスターファセットが伸びて3頭叩き合いとなり最後はスターファセットがギリギリ交わした格好。
坂の辺りで来た馬に寄ってしまい、内にモタれる面をみせてしまいましたが、立て直すとしっかりと伸びていました。
真っ直ぐに走れていれば勝ち切れていた内容ですが、馬具を着けずに内容は一変しており、叩き2戦目の今回は前進可能の1頭です。


マロンベル
前走は良馬場発表でしたが雨上がり後でまだ馬場が緩い状況。
内から枠の差でロジナンが先導するも、すぐ他の馬が並んで1列目4頭雁行でペースがなかなか落ち着かず。集団固まって、とは言えないぐらいでしたが馬群はそれほど縦に伸びず、4コーナー出口は横に広がる展開。
瞬発力勝負というよりも、直線で上手く進路を見つけられた馬が惰性で勝った分、凌ぎきれたというゴール前の様子でした。
マロンベルはこれまでよりも前でレースを展開していましたが、以前は早目に脚を使うと最後に甘くなるイメージがありましたが、前走は先団で進めて追い出しを待ちながら最後は一瞬の脚を使って3着となり、結果的にもっと早く仕掛けていれば勝ていた可能性があります。
今回は鞍上も2戦目となるだけに、前で競馬をして早目に仕掛ける可能性が高いように思えます。
今回は転厩3戦目となり上積みが見込めます。


ハーベストソング
前走はロートリンゲンと対戦してクビ差遅れての3着。
他馬が行く気を見せなかったため、ハナを切ってリードを取り、ハミを噛んでグングン加速すると前半1000m通過タイムが58.5秒のハイペース。
後続を大きく離して逃げていましたが、最後は甘くなってしまいゴール寸前まで踏ん張るも3着。

2走前は僅かに時計掛かる差し馬場。
最初はハーベストソングが出ていましたが、2コーナーからは追いついたスプリングムサシが徐々に引き離す大逃げの展開。
このため離れた2番手を追走し、直線で先頭に並びかけましたが一度はマリーズランに交わされるも、そこから差し返しての3着。
今回も上位可能の1頭となります。


コスモカンプ
1ハロン短縮の1400m戦に使われた前走は前半が忙しく、ポジションを取るのにある程度脚を使わされてしまい3着。
出して行くと力むため、ベストは1600mとなります。
2走前の東京マイル戦では開幕週で絶好の馬場となり、好発を決めたマイネルデアデビルが速いペースで飛ばし、大きくリードを取って縦に長い隊列。
直線に向いてもしばらくは縦長のままで残せるかと思われましたが、逃げ馬が最後一杯になり一気に隊列が一変し、後方待機していたアンタラジーが持ち前の末脚で差し勝った形となりました。
ここでは勝ち馬の決め手に屈しましたが、先に抜け出した3着馬をキッチリと捉えての3着。
3走前から着けたブリンカー効果で安定して走れるようになり、今回はベストの東京マイル戦となり、崩れる可能性の低い1頭となります。

★土曜日 
阪神9レース
ヒップレボルシオン
前走は左肩跛行のため競走除外となりましたが、昇級戦となった2走は重馬場で2着に好走。
単騎で離し逃げの展開で直線も逃げ馬が渋太く粘る展開でしたが、いつも通り後方で末脚を温存してコーナーも最内をロス無く進めて直線では外目に持ち出しつつしっかりと伸びていました。
今回は降級せんとなるだけに、力上位の1頭ですが、左肩跛行の競走除外明けとなるだけに、ひと息入って割引が必要です。


ウェーブゴールド
前走は高速馬場で逃げ馬が離し逃げで縦長展開となり、4コーナーで後続が追いついて直線3頭が抜け出した格好。
同馬は中位からの競馬となり、4コーナー手前では勝ち馬の内を突いて間合いを詰めていましたが、ラチ沿いで狭くなってしまい、動きづらくなってしまい3着。
前の馬がどちらに動くか分からなかったため、動きづらくなってしまいスムーズさを欠きましたが、それで勝ち馬からはクビ・アタマ差の3着で際どい1戦となりました。
2走前は良馬場の開幕週。
ハイペースで2頭が飛ばして離し逃げの縦長展開。
馬任せで5番手からの競馬となりましたが、ペースが速くなったため折り合いもスムーズで直線に向いた時も余裕たっぷりの手応えでしたが、勝ち馬に食い下がりつつ伸びていましたが最後は振り切られてしまい2着となりました。
道悪はサッパリですが良馬場なら上位可能の1頭です。

インプレショニスト
トモの甘さがあるため、エンジンの掛りが遅く、坂のあるコースでは割引が必要な1頭。
この馬はほとんどが平坦コースに使われており、今回の阪神コースは割引となります。


リノリオ
切れるタイプだけに、理想は良馬場の1頭。
前走は瞬発力必須の差し有利のパンパンの良馬場。
8枠17番アドマイヤカーリンの思わぬ逃げとなり、そこまで遅すぎではなくペース配分して、3コーナー手前からゆっくりスパートする展開。
後続も集団で徐々について回り、常に先頭が入れ替わるレース展開で、直線半ばで追い込み馬が一気に台頭してのロングスパート戦。
同馬は内枠を生かした競馬をしていましたが、直線でもイン狙いで開くまで待つ形でしたが、直線は各馬が横並びの形となり窮屈になってしまい捌けたのはラスト1ハロン過ぎで、最後は伸びていましたが届かずに5着となりました。
勝ち馬からはコンマ2秒差で、2着馬とはタイム差無しだっただけに、スムーズなら2着はあったレースでした。
今回は降級で、力上位の1頭です。

★土曜日 1鞍or121
東京7レース

エルズミーア
降級馬ですが、この馬は2000m前後で好走しており、今回は1600m戦となるため距離に不安があります。
上のクラスでは3戦して2,4,3着と安定しいますが、その内容は以下の通りです。
前走は東京ダート2100mせん。
パサパサに乾いたダートで馬場は標準。最内枠のザンブローネが押して逃げたがその後ろはすぐ隊列が決まり、道中はそれほど早くもないが極端には緩めず淡々と進み、3コーナーでキネオワールドが捲ってきたのを合図に先団がスパート、直線ザンブローネを交わしてエルズミーアが先頭に立ち、それを目掛けて好位勢が叩き合いとなる格好で、最後は4頭叩き合いとなり、道中ハコ内にいたプリンスダムが僅かに差し勝ち、エルズミーアはハナ・ハナ差の3着。
最後はフワッと左手前に替えてソラを使ったところで差されてしまいました。

2走前は中京ダート1900m戦。
中盤で緩んでからのロングスパート戦となり、勝ち馬は自分から動いていって終い迄脚色鈍らず仕掛けのタイミングも完璧でした。
1番人気に支持されたエルズミーアは道中でやや折り合いを欠いたのが響いたのか、直線では伸び切れず4着。1コーナー手前で前に入られてしまい、ここで折り合いを欠いて直線ではジリジリとしか伸びませんでした。

3走前は東京ダート2100m戦。
脚抜き良い高速重馬場で上がり性能必須。
エンキンドルが逃げて2コーナーからかなり遅いペースで先導し、後続も手綱引っ張り通し。どの騎手も遅い流れに付き合い、直線に向いてから追い始める3F速力戦で2着。
この馬はダッシュが良い方ではなく、芝には3回使われて2回出遅れています。
今回の東京ダート1600m戦は芝スタートのため、距離不安+スタートの不安もあります。


マッチレスヒーロー
前走は内から追っ付けて先手を奪ったプレジールシチーもそこそこのペースでしたが、それに後続は離れず付いて回ってほぼ集団で進む展開。
コーナーでも一切ペース緩まず、1000m通過は1分を切る流れとなりました。
直線は好位で構えていたマッチレスヒーローが抜けて、それにアサクサスターズが早くに並びかけて一騎打ち。
仕掛けのアヤでアサクサスターズが僅かに前に出ての勝利となりましたが、上位2頭は追走も十分でどちらも持ち時計を大幅に更新しました。
先行勢に厳しい流れで同型を振り切っての2着は大きく評価できます。


ワイルドダンサー
前走は乾いてパサパサで速い上がり必須の馬場状態。
パルパルパピヨンが先手を取り、コンテナやノースヒーローなど早めに接近する展開。
3コーナー以降も案外緩められず、直線で一気に隊列が入れ替わってノースヒーローが先頭に立つも、ラスト1Fで内からダイワインパルスが伸び、一気に差し馬がやって来る格好。
ワイルドダンサーは直線でダイワインパルスがいたために外に出せず、内を突く形となりスムーズさを欠いた中での2着は評価できます。