まとめ

過去ログ429 2015/6/12 11:56

★日曜日 共通
東京11レース

サトノアラジン
前走のモンゴル大統領賞は超ロングスパート戦となり、3コーナーでフェスティヴタローがペースを引き上げるトリッキーな展開となりました。
大外枠から出負けして、無理せず後方からの競馬はいつも通りで、3コーナーで前が引き離す逃げを打つ中でこの馬も後方から追走しながら、直線で中目を通していくという形。
最後はL2で2列目に加わり、L1でのバテ差しで差し切っての勝利となりました。
この一戦はこの馬のタイプを見直す1戦となり、これまで足りなかったトップスピードでの持続力面を高いレベルで見せてきたと言えます。
L5の11.1は逃げたフェスティヴタローが引き離しているため、ここはそれよりは遅いラップを踏んでいるとしてもL4で外からしっかりと追走して直線では確実に仕掛けてL3の段階で詰めており、ここで11秒前後のラップは踏んでいると考えられます。
そこから減速せずにしっかりとL1まで伸びてきたという点で、トップスピードの持続力はハッキリと見せたと言えます。
前走はトリッキーなレースだったため、ここでもトップスピードの持続力を引き出してこれるかどうかがカギとなります。
前走は非常に高いレベルではありますが、前半の800通過そのものは47秒台で馬場を考えると遅めです。
この馬の場合は出脚が悪いため、前半の段階でペースが上がって縦長になっていると前走ほど楽に進められるかはまだ微妙です。
阪神外回りで見せていたL1の甘さを前走で改善させた点は好材料で、今回は流れる競馬に対応できるかどうか。
近2走は馬場の割に前半は遅かったため、流れを克服してくればU字の中距離路線で台頭してくる馬と言えます。

ヒラボクディープ
この馬は速いラップを踏んでからの踏ん張りが強いタイプで、トップスピードの持続タイプ。
京都記念はスローからのトップスピード勝負で内から直線追い出されましたが最速地点でキレ負けしていた感じもあり、L1も伸びあぐねていました。
中山記念もスローからの2F戦という感じで外から前を向けていながら直線序盤で置かれており、少なくともこの2戦はパフォーマンス的には評価できません。
ディセンバーSでも4着とはいえレッドレイヴンに完敗しています。
能力的には1枚足りませんが、高速馬場でパフォーマンスを上げてきているため、パンパンの良馬場で前走同様内枠からスローのロングスパート戦になればチャンスはあります。
ただ、今回は序盤から引っ張っていくエイシンヒカリがいるため、2列目がついていく形で全体的に縦長になると微妙です。
レース序盤はゆったりした流れが良いというのは青葉賞、ディセンバーSからも間違いなく、前走の内容そのものは嵌った面もあり、あそこまで極端にコーナー最速になるケースは府中ではなかなか起こりません。
理想は内枠で、レース序盤はスロー、その上で前走並みに仕掛けが早い展開となるだけに、今回は狙いづらい1頭です。

★日曜日
東京8レース

サーストンコラルド
2走前は開幕週で絶好の馬場。
マイネルビクトルが外から押して逃げ、ダークサイドもそれに連なる展開。レース序盤は縦に伸びた隊列でしたが、3コーナー手前で息入れて後続が詰めてくると、ペースを落としすぎた分で直線ほぼ一団から速い上がりを比べる流れになり、決め手で勝る差し馬が十分間に合う展開となりました。
サーストンコラルドが悠々差し切れた格好で、上位は東京芝好走馬で、上がり適性がないと厳しかった1戦です。
前走は勝って同条件の1戦となり、舞台も同じ東京芝2000m。
降級馬が3頭いて1〜3着独占する結果となり同馬はクビ差の2着。
前半は少し行きたがる面を見せていましたが、最後は展開のアヤで負けただけで、ここでは力上位の1頭となります。

レッドソレイユ
前走は向正面でも内を空けて走る状況でほぼ末期馬場。直線も外ラチ付近まで使っており、セオリーどおり大外から伸びてきた同馬でしたが結果はハナ差の2着。
まだパワーが感じられないため、東京のタフな直線ではまだ半信半疑な1頭となります。

バトルジェジェジェ
内側に蹄跡は残るもパンパンの良馬。
ビッグダージリンがサッと抜けて4馬身ほど離す単騎逃げとなり、離れた2番手以下もそれほど固まらず縦に長い隊列。
しかしペースを落とした向正面で一気に2番手との差が詰まり、3コーナーでは既に後続が動き出して直線では早くも横一線の隊列となり、実質上がり性能を比べる決め手勝負になりました。
この時期の500万下にしては走破タイムも速く、レベルの高い1戦でした。
今回は連闘後の中2週となるだけに、上積みが見込めず、割引が必要です。

★日曜日 G!C
東京4レース 1/2
エンクエントロス
休み明けの前走はマロンベルに先着して2着となった同馬。
好位から折り合って正攻法の競馬となり、直線では満を持して1ハロンで先頭に立ちましたが、直線で外に馬体を併せに行きましたが、勝ち馬に離れた所から来られてしまい、馬体を併せられずにハナ差の2着となりました。
叩き2戦目の今回は注目の1頭となりますが、黒岩厩舎は明け2戦目の成績が悪く、そこまで強気にはなれません。

間隔,着別度数,勝率,連対率,複勝率(2012年以降のデータ)
明け2戦, 2- 2- 6- 88/ 98,2.0%,4.1%,10.2%
明け3戦, 3- 3- 3- 47/ 56,5.4%,10.7%,16.1%
明け4戦, 1- 4- 5- 19/ 29,3.4%,17.2%,34.5%
明け5戦, 1- 2- 3- 17/ 23,4.3%,13.0%,26.1%
明け6〜, 3- 2- 2- 55/ 62,4.8%,8.1%,11.3%


ダイワスキャンプ
前走はロードリンゲン、ハーベストソングと対戦して4着に敗れた同馬。
他馬のゲート入りが悪くて待たされてしまい、駐立が悪くなって出遅れて後方からの競馬となりました。
道中はジッと我慢して直線だけの競馬でゴール前は目立つ伸びを見せましたが、後手後手の競馬が響きました。
スムーズなら上位可能の1頭です。