まとめ

過去ログ430 2015/6/16 11:23

★日曜日  ブラスト
東京11レース
ユニコーンS

ゴールデンバローズ
2走前のヒヤシンスSは表面だけ湿り速い上がり必須の前残りダート。
例年通り積極的に行く馬多数でペースもそれなりに速くなり、中盤が全く緩まない厳しい争い。
最初に不利があって後退していたゴールデンバローズが一気の脚で差し切り、最後は余裕で3馬身差をつける大楽勝。

ペースバランスで見ると47.7-49.4とハイペースから12.2 - 12.6 - 12.3 - 12.2 - 12.3と12秒前半を連続させる流れとなり、最後までバテない単調なポテンシャルが問われました。
3〜4コーナーでもそこまで緩まず、直線序盤で追い出されても反応はイマイチでしたが、L2で好位列に取り付くと、L1で一気に突き抜けての完勝となりました。
走破時計も非常に優秀でフェブラリーSが1:36.3ということで単純比較ならコンマ8秒差は相当評価できます。

衝撃だったのは東京マイルの未勝利で、内外で5頭以上の馬が追っ付けて先手争いするも、ゴールデンバローズのスピードがそれらをさらに凌いで3コーナーで先頭。
前半3F34秒5は未勝利戦にしては明らかに速すぎで、4コーナー通過時は大半の馬が追っ付け通しの格好。
ゴールデンバローズは最後まで鞭を入れてビッシリ追われて、2歳ダート1600mの記録を大幅更新しました。

3走前の500万下は中弛みが激しく再加速の流れ。
後ろからの競馬でしたが、徐々に好位に押し上げていく形で進めて3〜4コーナーでは緩んだところで取り付いて2列目外から前を向いて直線。
直線序盤で早めに並びかけ、L1できっちり突き抜けての完勝。
雪と不凍液が混ざって粘っこい道悪だったとはいえかなりの好時計で走っており、内容としては強烈で、単調な競馬をしていないという点がこの馬の底知れない能力を示しています。

★日曜日 見解
東京11レース
第20回ユニコーンS(G3)

過去10年間のデータより・・・
1番人気 (6-2-0-2)
2番人気 (0-4-2-4)
3番人気 (3-1-1-5)
4番人気 (1-2-0-7)
5番人気 (0-0-1-9)
6番人気 (0-0-2-8)
7〜9人 (0-1-4-25)
10人以下(0-0-1-67)

単勝5倍未満なら(6-5-0-4)と高い確率で馬券になっている。
7番人気以下は(0-1-5-92)で6頭が馬券になっているが、単勝50倍以上なら(0-0-1-63)で連対できていない。

前走データ
端午S(3-4-0-12)
兵庫ChS(2-3-2-6)
昇竜S(2-0-2-18)
500万下(2-1-2-32)
UAEダービー(0-0-1-0)
伏竜S(0-0-0-4)


前走5着以下は(0-1-2-58)で以下の3頭が馬券になっている。

2013年3着ケイアイレオーネ (前走UAEダービー・10着) 
2008年2着シルクビッグタイム(前走ファルコンS・7着)
2008年3着アポロドルチェ  (前走NHKマイルC・11着)

前走芝・海外なら例外と考えられ、前走ダートで5着以下は(0-0-0-31)で全滅。

★土曜日 121
阪神8レース
ファイヤーロック
前走はパサパサに乾いたダート2100m戦。
最内枠のザンブローネが押して逃げ、その後ろはすぐ隊列が決まり、道中はそれほど早くもなく、極端には緩めず淡々と進む展開。
3コーナーでキネオワールドが捲ってきたのを合図に先団がスパートし、直線ザンブローネを交わしてエルズミーアが先頭。
それを目掛けて好位勢が叩き合いとなる格好で最後は4頭叩き合いで、道中ハコ内にいたプリンスダムが僅かに差し勝った1戦となりました。
ファイヤーロックは好位の内で脚を溜めて2ハロン標で勝ち馬に馬体を寄せてゴーサインを出すと、キッチリと伸びましたが僅かに追い比べで後れを取っての2着となりました。
外目の枠ならマイナスとなりますが、内目の枠となる今回は降級で勝ち負け濃厚の1頭です。

エクストレミティー
前走は骨折明け2戦目で2着となりましたが、勝ち馬からは5馬身の差を付けられました。
軽くて時計速めの馬場で向正面から緩まない流れで逃げ馬が後続を突き放し圧勝する展開となりましたが、道中は押して中位にポジションをとり、折り合いをつけて無理せずに追走。
3コーナーから早めに追われて差を詰めにかかり、直線入り口で外に出して3着馬と併せ馬の形で伸びて最後はクビの上げ下げで2着となりました。
叩き2戦目でメドが立ち、今回も上位可能の1頭です。

サトノメダリスト
未勝利勝ちの前走は軽めの前有利馬場で消耗戦。
馬場が軽い分時計も速めでクラスが上がっても即通用しそうな1頭です。
「能力が高いのは間違いありませんが、自分から出て行こうとするところが無いので、そこが解消されればもっといいところを出せそう」との事。
まだ伸びしろが見込める1頭です。