まとめ

過去ログ433 2015/6/18 10:24

★日曜日  共通
東京11レース
ユニコーンS

ラインルーフ
一貫ペースで淀みなく進むとスピード的に足りない印象があります。
今回のスピード色強いメンバーを相手に前半でポジションを取る事は難しそうです。
今回は中弛みになる可能性が高いため、中団から中弛みで取り付くイメージができればスピード不足を解消できる可能性は高くなります。
前走で高いレベルのパフォーマンスは見せているので、コーナーまでに離されずにコーナーで緩んで押し上げるポイントがあれば直線でコースロスがなく長く脚を使ってくるこの馬としても力を発揮しやすくなります。
ただ、2走前の走破時計は同日古馬500万下と比較しても見劣っており、前走も時計は大幅に詰めていましたがその流れで内容的にはジリっぽく最後までバテないながらも詰めきれませんでした。
上手く嵌ればチャンスは十分ありますが、それでも前が余力を持って進めての総合力勝負になった時にトップスピード面でやれるかは微妙です。
レースの淀みに乗じて上手く押し上げることができるかがポイントとなります。
現状からは1800mより長い距離に適性がありそうな印象があります。

★日曜日  函館
函館11レース

セイコーライコウ
昨年の函館スプリントSではそこまでペースが上がらなかった中で後方で脚を溜めて外々を回しながら最後までジリッと伸びてきおり、洋芝適性は見せています。
前半ハイでも3コーナーで緩みやすいこのレースの傾向はこの馬にとっては悪くない条件だと言えます。
昨年の56kgから1kg増える点と、近走のパフォーマンスそのものが低下してきている点が不安材料となります。
昨年は内枠で捌けずに力を出し切れなかったのが実力馬だったことを考えると、今年も1キロの斤量増で昨年同様のパフォーマンスができるかどうか。
上手く流れに沿って内枠から捌ければ昨年以上は可能ですが、近走のパフォーマンスが低くなっている点は不安材料として残ります。

ティーハーフ
岡崎特別では厳しい流れで馬群の中から脚を使って直線入りで抜け出したところをビッグアーサーに突き抜けられました。
それでも最後まで伸びて3着以下は離しての2着。
この時のビッグアーサーはかなり強敵で、最後は差されたにせよ33.5-35.1のハイペースで中団で脚を溜めたと言ってもこの時点でペース適性の幅を広げてきた千種川特別完勝の伏線的なレースだったと言えます。
今回のメンバー相手に互角以上にやれるかどうかはまだ未知数で、ビッグアーサーは強敵でしたが千種川特別はレースレベル的には微妙です。
本質的にはトップスピードの持続力面を活かしたいタイプなため、その点で函館の1200mが適性的に合うかは微妙です。
今年になってスピード面で幅を見せてきたという点はプラスで、函館1200mは3コーナーで緩むケースが大きく取り付きやすい分だけスプリント戦のイメージではなく少しスピードが足りない馬でも対応できるという点でこの馬でも対応できる可能性はあります。
セイコーライコウとティーハーフは適性的に似ていますが、この馬の場合はセイコーライコウと違って近走でパフォーマンスを上げている点がプラス材料となります。

タガノアガザル
右回りで洋芝の1200m戦は好材料で52kgも魅力です。
時計がかかる馬場で結果を残している馬で、ファルコンSの内容的にも小細工なくスプリント色が問われる方が良いタイプです。
コース的にはスピードだけで押し切るのはなかなか難しく、道中で少し緩むという傾向からも阪神1400mで結果を出した馬が強いという点でこの馬が好走する下地は揃っています。
ただ、1200m路線では足りておらず、カンナSでの完敗は中弛みからの競馬で外から上手く取り付きながらL2最速戦でL1で甘くなっており、小倉2歳Sでもスピード勝負で苦戦していました。
この馬は1400mで活きてきたスピード、 52kg、時計が少し掛かる洋芝という条件をどこまで生かせるか。
理想は好位の中目で進めながらスムーズに緩みで取り付いて行く展開です。

★日曜日  函館
函館11レース

アンバルブライベン
今回は函館の1200m戦の別停戦で56kgの斤量。
牝馬としては重い重量をクリアできるかどうかが1つのポイントとなります。
2走前のシルクロードSは55.5kgをクリアしていましゅが、洋芝の函館という条件でスタートから3コーナーまで続く長い上り坂ということを考えてしっかりと主導権を取れるかがポイントとなります。
このレースは完全に一貫ペースにはなりにくい点はプラスですが、トップスピード面を要求されることはまずないレースだけに、トップスピードの持続力の高さや出し抜くラップでギアチェンジ面を含めての総合力を見せてきたこの馬としてはこの舞台でこの条件でどこまでやれるのかというのは注目すべきポイントとなります。
洋芝でハイペースでも8秒台までという馬場に、斤量と不安材料は揃っていますが、この条件でどこまでやれるか。
厳しい流れでも対応できるだけのポテンシャル面を見せられるかどうかが焦点となりますが、あまり重い印は打ちたくない1頭です。

ローブティサージュ
軽い馬場での1200m戦ではスピード的に物足りませんが、ついていって脚を削がれるというタイプではないため、馬場が重くなってスピードを問われにくい函館という条件は確実にプラス材料と言えます。
レッドオーヴァルはポテンシャル面だけならGIでも通用する馬なので、レッドオーヴァル比較でこのメンバー構成なら好勝負を期待できます。
ただ、同時にコパノリチャードも洋芝でパワー型スピードが活きてくる形になるため、阪急杯で撃破している相手とはいえこの条件ならパフォーマンスを上げてくる可能性も考えられます。
ポテンシャル勝負ならまず崩れない馬で、後は詰まらず上手く捌く事ができればチャンスはあります。

サトノデプロマット
理想は速いアンバルブライベンの外から進める形で、番手から2列目で競馬することになりそうなコパノリチャードは出がそんなに速くない上に斤量差で2kgある点はプラス材料です。
3コーナーまでの上りという面を考えてもポジショニングではかなり楽ができる可能性が高く、アンバルよりは若干外、コパノリチャードよりは内で進められればチャンスは増します。
再加速そのものは対応できており、どちらかと言うと動いていく地点での脚色が目立つ馬なので、余力を残した状態で加速ラップを踏む競馬の方があっている印象があります。
1400mに適性がありそうなタイプですが、このレースは1400mタイプが好走する傾向があり、そういう点もプラス材料と言えます。
上り坂で3コーナー緩くなり、4コーナーでペースが上がる傾向が強い函館1200の開幕週というのは確実に面白い材料で、馬場を考えても2走前のタフな阪神1200mはかなり高いパフォーマンスで、ティーハーフを最後まで寄せ付けない内容からも、少し時計がかかる方が良さそうです。
函館1200mという条件ははまりそうな感じがあり、相手関係で見てもコパノリチャードもアンバルブライベンも斤量や適性面などに不安があり、互角以上に戦えるだけの材料は揃っています。
前走で7秒台でも余力を持ってレースを展開できており、スピード的にも不安はありません。
タフな馬場である程度厳しい流れでそこからの一足を発揮できればチャンスはあります。