まとめ

過去ログ439 2015/6/18 18:59

★日曜日
東京3レース
ケンベストカフェ データ
デビュー戦は芝に使われましたが勝ち馬がルージュバックと言う事もあり、7馬身差の7着となり、2戦目からはダートに使われて一変した同馬。初ダートとなった2戦目はパサパサのダートでも時計が速めの馬場状態。レース序盤から4〜5頭が雁行になって序盤のペース速めで流れ、コーナーを通過する時は息が入り、逃げ馬が直線で二枚腰を発揮して逃げ切る展開となりました。比較的上がりが確りした好タイム決着で、掲示板の上位5頭は上がり性能で後続を引き離しており評価のできる1戦です。おのレースで4着となった同馬は、ダッシュがつかずに後方からの競馬となりましたが、直線で前に取りつく脚が速く、2戦目+ダート起用で変わり身を見せました。ダート2戦目の前走は、序盤から外人騎手が先手を奪いましたが、結構積極的に競り合う展開となって未勝利戦にしてはオーバーペース気味に流れました。コーナーで減速したていますが、後続が楽に追いつく形となり、直線は走破力のある馬が浮上。隊列が縦に伸びておらず、大半の馬が直線でバテてしまっていたので、溜めが効くタイプにとっては有利だったと言える形です。ダート2戦目と言う事もあり、ここでは上手く流れに乗り、4コーナーではモタつきながらも進路が出来るとサッと抜け出して2着を確保。気性面的にカーッとなる面があるだけに、テンションが上がらない事がカギとなりますが、持ち時計を大幅に短縮しており、今回も同じ舞台で上位可能の1頭です。

前走
当日朝まで雨で水浮く不良、かなり時計速い馬場。最内1枠2頭で少し競ったか、オールマイタイムの逃げがかなり速くなってしまって、さらに途中からジーアイウォーカーが競ってくる。前半3Fは35秒2。コーナーでも併走で並んだまま、ずっと4角直線と一貫したラップで進んで隊列が入れ替わり、抜け出したジーアイウォーカーにケンベストカフェ、レベニュー3頭での競り合い。最後は差した強みでレベニューが競り勝ったが、上がり時計優秀。上位3頭は大きく後続を千切った。上がり性能差・馬場適性が露骨に出た結果。

★日曜日
阪神9レース
アトム
瞬発力必須の差し有利馬場、パンパンの良。内枠のハドソンヤードは遅くもなく早くもなくのペースをずっと続けてて、馬群もそれほど密集せず。そしてゴール前ラスト1Fでやっと横一線になる展開、ゴール前は0.2秒差の間に10頭が紛れる大激戦。ハンデ戦とは言えかなりの混戦だった。勝ったピオネロも決して全体の展開が向いたわけではなく、いい進路取りと好騎乗を含めた後先の差だったと言えそう。

開幕週で絶好の馬場。上がり性能必須。外枠の2頭セキショウとマイネオーラムが2頭並んで逃げ、後続を離してはいるもののスローペース。直線一団から上がりをまとめて粘る流れとなり、決め手で上回る差し馬が間に合った、と言う展開。本来この条件で走れてもいい馬が意外な凡走していて、力通りの決着とは言いにくいが。

ノーブルコロネット データ
前走は高速馬場の京都でのハンデ戦。速い流れで2頭が飛ばす展開となりましたが、それでも番手追走の勝ち馬が止まらず後続を寄せつけない勝利となり、同馬は53キロのハンデで4着。前にポジションを取る予定が、枠並びが悪くて前に行けずに5番手からの競馬で2着馬からはクビ・ハナ差の接戦となりました。2走前は阪神で5着。渋って柔らかい馬場でスローで流れて馬群一団のまま直線勝負。この時は冬毛が目立っており状態面で疑問符がつく中でのレースでした。今回は55キロに戻っての東京遠征となりますが、昨年は準オープンへの格上挑戦で中京へ遠征して8着。51キロのハンデとは言え、3着馬からはコンマ2秒差の接戦でした。左回りも遠征も問題無く、松永厩舎の2010年以降の500,1000,1600万下クラスの東京遠征成績は(9,3,8,47)ですが、芝では(6,2,3,18)で連対率27.6%、複率37.9%となります。(1000万クラス単体で見てもほぼ同じ率となります)

前走
スロー気味で上がり必要。上がりは必要だがどちらかといえば平均ペース寄りで、単に地力勝負の感も。力のある馬が素直に結果を残した内容だが、ノーブルコロネットは直線で若干の仕掛け遅れあり。

ダノンムーン
開幕週。平均ペースで流れ中団から2頭の差し馬が脚を伸ばして抜け出した。高速決着。

渋って柔らかい馬場。スローで流れて馬群一団のまま直線勝負。逃げ馬が渋太く粘り、内から勝ち馬がこれを捕まえた。

開幕週で全体的には良好だが、3〜4角にかけての内埒から2頭分くらいは荒れている状態で土煙の上がり方が他と明らかに異なる。先行馬2頭な離して逃げて押し切り図る所を離れた3番手追走の人気のダノンムーンが楽に捉まえて3馬身千切る。


ジェルブドール データ
前走の小倉は水が少し引いて走りやすい高速不良馬場で、ペースが緩まず時計勝負となりました。馬場を考慮しても43秒台は速く、これに対応できたのが上位2頭だけ。44秒台に乗ってきている4着となった同馬も馬場は大丈夫そうですが、時計面や距離に限界がある印象です。2走前の東京1600m戦も脚抜き良い馬場で優秀な時計での決着。前半も34秒台で入っていて速い流れとなり、勝ち馬が未勝利勝ちに続き圧巻の時計。3着の同馬も勝ち負け水準では走っていましたが、相手が悪かった1戦です。この1戦は初ダート戦と言う事もあり、砂を被ってフワフワする面も見せていました。このレースの勝ち馬ゴールデンバローズは次走のヒヤシンスSも3馬身半差で圧勝しており、UAEダービーで3着となる実力馬です。砂を被らない外目の枠なら勝ち負け出来る1頭です。

前走
乾いてやや時計の掛かる馬場。前後半で4.1秒差のHペース。好位から勝ち馬が抜け出して、2着は最内突いて浮上した。

セウアズール
開幕週。スローで上がり3F勝負。好位の内で溜めが勝ち馬が接戦を最後抜け出した。

雨影響で柔らかい馬場。スローで後半4Fの上がり勝負で、番手から勝ち馬が早々に先頭に立ち後続を寄せつけなかった。

★日曜日
函館10レース
アスカクイン
軽めの馬場。2頭が雁行で飛ばし超Hペースのバテ合い。離れた3〜5番手にいた馬で1〜3着だったが、3番手の馬の1000m通過でも1分ジャストくらいで十分速い。1、2着馬は体力勝負での強さを見せたといって良い内容。

水浮く超高速不良馬場。最初前に出ていたのはマルマロスだが、1周目スタンド前からジャストヴィークルが抑えながらも先頭に出て行って、どんどん引き離して逃げる。向正面半ばから2番手以下の集団が接近し始め、先頭のマルマロスが3角で交わしたのを合図に後続もどんどん追っ付けて進出。案外ペースは楽にならず、ハイスピードのロングスパート勝負になり、地力で勝るスギノハルバードがいいタイミングで動けて凌ぎ切った。この距離のレースにしては速い上がりでまとめられた決着で、スピードがないと勝負にならなかった。

タマモリド
軽くて時計速めの馬場。向正面から緩まない流れで逃げ馬が後続を突き放し圧勝する。

乾いてパサパサ、力要るダートで時計は標準。淡々と逃げるタマモリドは道中ほとんど緩急を作らず一貫したラップでの逃げで、最後まで余力を残しつつのマイペース。後続集団が追い上げたシーンもなく、最後まで馬群はバラけたままいいタイムで押し切るか…というところに、道中唯一外から押し上げたメイショウブーケが迫り、最後の叩き合いで差し届いた。今日の馬場に合っていて、砂を被らず惰性が効く形で押し上げられたのは勝ち馬だけの様子。

プレスアテンション
軽めの馬場。未勝利戦よりも遅い超スローの前残り。ただ単にペースが遅すぎというだけで、それ以上のことは何も無いレース。

少し重めの馬場。スロー気味持久戦。速い流れではないが、後半5F同じようなラップを持続する形。決め手よりも持続力が要求された。

ヒルノデイバロー
乾いて重い砂。スローで上がり3F勝負。先行2頭が渋太く粘って叩き合い、後続の追撃を封じた。