まとめ

過去ログ440 2015/6/18 23:12

★土曜日 3鞍目
函館8レース

危険な人気馬
ダイヤモンドハイ
昇級後の3戦で徐々にクラス慣れしてきて前走はコンマ3秒差の5着となりましたが、今回は降級戦となります。
4走前には中京の1200m戦で勝ち上がりましたが、このレースはスロー上がり勝負で切れ味が要求される1戦となりました。
函館コースは昨年使われて2,12着。2着時は単騎でハナを奪って渋太く逃げてクビ差の2着でしたが、12着時は同型が多く、揉まれてしまい番手に横並びになる形が響いてしまい失速していました。
昨年はその後の札幌でも10,3,3着の成績となり、やはり逃げられなかったレースが10着に惨敗し、ハナを切れた時には3,3着と好走しています。
とにかくハナを切れるかどうかがカギで、同型のアリュージョン、ユアメモリーの存在がネックとなります。
アリュージョンは昨年、札幌で前半3ハロン33秒台前半で逃げているため、33秒台後半で逃げるダイヤモンドハイは苦戦必至の1頭となります。


サンシカゴ
前走は久々に芝に使われてクビ・クビ差の3着。
高速馬場で平均ペースで流れ、直線の決め手勝負で最後内外広がっての叩き合いとなりましたが、4コーナーでは外に逃げ、直線では逆手前だった事を考えると見せ場十分でスムーズなら勝ち切れていた内容です。
『この馬は操縦が難しい』と秋山騎手が離していた1頭で、『流れに乗せるのが難しくて、内枠に入って前にどんどん入られたらダメ』との事。
昨年の函館ではまさにこの展開で5着に敗れましたが、外目の枠なら突き抜ける能力は秘めています。
昨年の札幌は前半3F33秒3で流れたレースでコンマ1秒差の3着に好走しており、アリュージョンの速いペースにも対応可能です。
乗り慣れた秋山騎手に替わり、注目の1頭となります。


トロピカルガーデン
前半3F32秒台で流れたレコード決着の福島2歳Sではコンマ2秒差の4着に健闘し、昨年の札幌では洋芝適性も見せています。
平坦コース向きで、左回りも問題ないだけに上位可能な1頭です。

★土曜日 2鞍目
函館9レース
ティーポイズン
前走の1000万下のレースは水が浮く超高速不良馬場。
最初前に出ていたのはマルマロスでしたが、1周目スタンド前からジャストヴィークルが抑えながらも先頭に出て、どんどん引き離して逃げる展開。
向正面半ばから2番手以下の集団が接近し始め、先頭のマルマロスが3コーナーで交わしたのを合図に後続もどんどん追っ付けて進出開始。
ペースは楽にならず、ハイスピードのロングスパート勝負になり、地力で勝る勝ち馬がいいタイミングで動けて凌ぎ切りました。
この距離のレースにしては速い上がりでまとめられた決着で、スピードがないと勝負になりませんでした。
ティーポイズンは昇級初戦でしたが、勝ち馬からはコンマ4秒差の4着。
時計が掛った方が良いタイプながらも健闘しており、降級で未勝利勝ちを決めた舞台(骨折明け初戦で現在500万下クラスで3,2,2,3着と勝ち負けを演じているマッチレスヒーローを撃破)だけに、押し切り濃厚です。

アクアマリンブレス
前走の新潟は軽めの馬場で、未勝利戦よりも遅い超スローの前残り戦でハナ差の2着。
ただ単にペースが遅すぎというだけで、それ以上のことは何も無いレースだっただけに大きな評価はできません。
今回は3キロ増の57キロとなり、強気になれない1頭です。


タマモネヴィー
久々にダートに使われる1頭。
近4走は1000万下クラスで芝に使われていましたが差の無い競馬が出来ており、芝への適性も見せています。
500万下クラスを勝った時は高速不良馬場で一貫ペースで息入らない流れ。
この馬が好走している時は馬場の締まった時計の出る馬場の時で、渇いたパサパサのダートでは掲示板にギリギリ載れるかどうかの成績だけに、良馬場では買いづらい1頭です。

★土曜日 1鞍目
東京1レース
ダイワダッチェス
ルキナ
新馬戦は前日の雨の影響で緩んで時計掛かる稍重馬場。
外枠各馬が出遅れ、中枠の馬も衝突が複数ありました。
フレンドソングが先手を奪いましたが、すぐ他の馬もやってきてお見合いしつつの雁行で、コーナーで十分に息が入る展開。
直線ではある程度バラけながらの横5頭ほど併走し、前が一杯に粘り込む所に内からペルソナリテ、外からダイワダッチェスとアドマイヤモラールが迫ると最後に追い込み馬が入れ替わって、決め手をしっかり使えた馬が上位に並んだ格好となりました。
道中のペースは遅めでしたが、タメキレを使えず単調な走りだけの馬では踏ん張れず、瞬発力をキチンと発揮できる馬が道中位置取り関係なく最後に間に合ったと言う1戦です。
ダイワダッチェスは出たなりで中団からの競馬となり、直線はしっかりと外から伸びていましたがクビの上げ下げで2着。
トビが大きく道悪はどうか、と思いましたが前走を見る限りは問題無く、渋太く脚を使えるタイプでメンバーに恵まれたここは確勝ち級の1頭となります。
菊沢厩舎の昨年からの未勝利戦1番人気の成績は(3.1.1.1.0)でかなり信頼度が高い1頭となります。
2010年以降の成績で見ても(10.6.1.3.4)と勝率41.7%となります。
ルキナは51キロの減量起用で6着となりましたが、今回は54キロ。
外枠で前に壁を作れませんでしたが、折り合いはついておりラスト300mから追われるも一瞬しか良い脚は使えずに6着。
今回はプラス3キロとなるだけに、東京コースでは逆転は難しそうな1頭です。


シトロン
新馬戦はスロー上がり3F勝負。
新馬戦らしく緩い流れからの直線勝負となり、上がり33秒台を記録できた2頭でワンツーとなり、同馬は2着馬から2馬身半離されての3着。
この馬はスタートが抜群で楽に先手が取れており、道中は物見もせずに最後まで落ち着いた流れに持ち込んで上手く逃げられていました。ただ、小柄な割にトビが大きく雨の影響がどこまで残るかが焦点となります。
道悪では割引が必要です。


キタイチサクラ
新馬戦は開幕週に使われて平均ペースで流れ馬群は一団のまま直線となる展開。
スタートから促していって3コーナー手前では2列目につけていましたが、コーナーで外に逃げ気味になり、直線では外に出すも伸びずに前を交わせず5着。
左回りに替わる今回はプラス材料となります。
ただ、今回も中谷騎手を騎乗する中谷騎手ですが、2015年5月15日付けで美浦から栗東に所属変更しており、今年は初めての東京コースへの遠征となります。(昨年は東京で2鞍のみの騎乗)
中谷騎手は2013年11月末頃から栗東に拠点を移していたため、近年は関西での騎乗がメインとなり、久々の東京遠征となります。