まとめ

過去ログ441 2015/6/19 0:13

★土曜日 5鞍目
阪神4レース
ミッキーオリビエ 
5カ月ぶりの休養明けの2走前は乾いてパサパサの力要るダート戦。
レース序盤のテン争いが厳しくなり、エルブダムールがいち早く抜け出して先導するも、向正面からペースは落ち着き、しばらく仕掛けもなく淡々と進む展開となりました。
直線に向くまで後続の動きはありませんでしたが、直線で鋭く抜け出したのが2番手のイェドプリオル。
最後はアースシンフォニーが捉え、バテ合いというよりは力を溜めての瞬発力勝負と言う様相で、上位はみな上がりが確りしていた馬となりました。
初ダートとなったミッキーオリビエはプラス12キロで母に似た大型馬がさらに大きく見せていましたが、仕掛けるも後方からの競馬となり、所々で気合をつけられつつ運び、3〜4コーナーでは外を回らずに馬群を進むコース取りを選択してエンジンが掛ると右手前のままでグイッと伸びて2着馬からはクビ差の3着となりました。
叩き2戦目で再度要所に坂のある京都コースの前走はプラス2キロで絞れず、少し太めの馬体でも3着。
1コーナーでバカついた馬に大きく外に振られる不利があり、直線では右手前にままでグイグイと伸びてきていただけに、スムーズなら勝ち切っていた内容です。
ただ、この馬は大型馬でエンジンの掛りが遅く、要所に下り坂のある京都では坂を利用して長く良い脚を使えますが、阪神コースでは京都コースに比べてエンジンをかけ辛く、割引が必要です。
近2走の内容から人気必至な1頭だけに、危険な人気馬となる可能性もあります。


テイエムテツジン
前走はソエが長引いて久々の競馬で3着。
脚抜きが良く、時計の速い馬場状態でハイペースとなり、中盤も速くなる消耗戦。
展開が速くなり、後ろの馬の決着となりましたが、先行勢で最先着の3着で、2番手を追走していた5着ベラルディには4馬身の差をつけています。


休養前の1戦は阪神コースで2着に好走。
この時は少し時計掛かる馬場状態で、中盤で2度緩む展開となり先行2頭が後続を6馬身突き放すマッチレース。
最後は勝ち馬の目標にされてしまいましたが、今回は叩き2戦目で勝ち負け争い可能の1頭です。


レッドフォルダ データ
初戦の福島ダート1700m戦は上がり掛かる消耗戦で、淀みのないペースのバテ合い戦。
結果はコンマ1秒差の2着となりましたが、右にモタれたり、1コーナーで砂を被って嫌がる面を見せていましたが、経験馬相手に出遅れて若さを見せながらも正攻法のレースで3着以下には3馬身の差をつけていました。2戦目は馬体も絞れて1.6倍の1番人気となりましたが、平均ペースの消耗戦となり、3着のクライミングローズが淀みのない流れを作ってスタミナの必要な展開。
結局は軽量馬2頭が1,3着となる結果で、同馬は向正面からジワッとポジションを上げて3コーナーから馬群の外を回ってスパートし、長く脚を使っての4着。この展開なら勝っておきたかっただけに、物足りなさが残る1戦となりました。トビが大きいため、内枠で窮屈な競馬になるとトップスピードに乗せにくくなるため、理想は外目の枠となります。

前走は最内枠に入ってしまい、2番人気ながら結果は勝ち馬から3馬身離される4着。
前向きさに欠けるため、馬具を工夫してくれば変わり身がありそうな1頭です。


フォースフィールド 
初ダートとなった3走前は10キロ減で淋しい腹構え。最内枠から下げて後方からの競馬となり、5ハロン標からステッキを入れて進出するとコーナーでも外を回ってかなり良い脚を使って3着。1ハロン標過ぎには単独2番手に上がっており、ダートで新味を見出しました。
しかし2走前はバテた前の馬が下がって来たところで捌き切れず、退かされる形となり4コーナーでは最後方となり10着に大敗。
2走前の時は稽古の段階で先行して遅れており、イマイチの出来でした。
2走前時栗東 良 56.3-41.2-27.4-14.4 叩き一杯今回栗東 重 55.2-40.1-26.6-13.6  叩き一杯全回の方が重い馬場でしたが、タイムは2走前の『良』を上回っており、デキに関しては確実に前走以上でしたが、結果は7着。
この馬は包まれる形では力を出せないタイプで、理想は外目の枠となります。


チャップリン データ
2走前は距離延長で挑みましたが、前にポジションを取れずに追い通しとなっていました。
向正面で包まれると急に反応が悪くなり、そこから後手に回る感じになってしまい、3コーナーでは自分から態勢を崩す場面も見られました。
鮫島調教師の話では「前走で着けたチークピーシーズが逆効果になってのかもしれません。周りが見えないためにスタートの反応が今ひとつでした。スタミナはあるので、それを生かせればもっとやれますよ」との事。

前走はチークピーシーズを外して挑み、パサパサに乾いたダートで馬場は標準。内枠のルミナスが押してチャップリンを振り切るように逃げましたが、速いタイムを刻んだのは最初だけで向正面はかなりペースが落ちていました。
3コーナー過ぎでは馬群が凝縮していた差し馬でも十分息が入る流れとなり、4コーナー前半下りから外捲り馬が進出し、最後は人気2頭の叩き合い。
道中で絡まれたために最後は失速してしまいました。

★土曜日 4鞍目
函館3レース 2/2

エクレール
前走は3頭ひと固まりの真ん中で逃げる形となり、外から4着馬がきたため、早めに動かざるを得ない展開。
速い流れを勝ちに行っての2着で、負けて強の内容だったと言えます。

2走前はハイペース気味での時計勝負で3着。4着には4馬身差をつけており、2、3着馬も良い時計で粘っていてスピードは見せた内容。
勝ち馬は500万並みの時計で、相手が悪かった1戦です。
ダートでまだまともに砂を被った事がないだけに、理想は外枠からのスムーズな競馬となります。


シャトルソニック
ダートの5戦は全て締まった速いダートで、パサパサの良馬場は今回が初めてとなります。
前走は脚抜きが良く圧倒的に前が有利な馬場状態。
2着馬が促して先手も、雁行のまま暴走する馬もなく進み、それほどペースは速くならずにこの条件で前半34秒5で十分に息も入る展開。
2番手にいた勝ち馬が制し、好位組の方がむしろ後ろからの馬よりも速い上がりを使えていると言うスピード持続力勝負となりました。
この馬は締まった馬場で好走していながら、この締まった馬場を気にしながら走っているとの事で、良馬場でパフォーマンスを上げてくる可能性が高い1頭です。
2走前は勝ち馬にぶつけられる不利があてハナ差の2着、ダート3戦目まではカリカリした面を出していながらも5,3,4着と大きく崩れておらず、滞在競馬も合っていそうです。

★土曜日 4鞍目
函館3レース 1/2

ゴールドエッグ
2走前の東京では放牧明けで3着に好走。
この時はパサパサに乾いた馬場でやや時計遅めの決着。
ゴールドエッグの先導もコーナーで十分息が入る流れとなり、直線はほぼ決め脚勝負。
これまではモタれる面をみせていましたが、調教でハミを換えた事でスムーズに走れるようになっていました。
しかし、レースでは直線で追われると右にササってしまい、追い辛い場面があり、ゴール前で甘くなってしまいました。
未勝利クラスでは力上位の1頭だけに、取り消し後の1戦となりますが、特に影響も見られず右回り小回りコースで見直したい1頭です。


セイウンアワード
前走は不良馬場での先行決着で5着。
前に行った馬が止まらず、勝ったラスパジャサーダスは減量効果もあって快勝。4着以下は単純にスピード負けと言え、このレースは先行馬が多く、良いポジションを取れずに中団馬群で頭を上げて気の悪さを見せていました。

2走前は2着に好走していますが、勝ち馬からは3馬身離されており、時計も平凡な1戦です。
レース序盤の向かい風の影響かテンにかなり遅いペースで進み、内枠の勝ち馬ががあまり苦もなく先手を奪い、2番手以下の集団も序盤は併走していましたが、コーナーを過ぎると徐々に劣勢となり、直線入口では逃げ馬の単騎状態。
そのまま一杯の脚色ながらもリードを守り、差し込みにくい状況で凌ぎ切ったという内容で、ここ最近の未勝利戦の中ではずば抜けて決着時計が遅いレースで低レベルな1戦と言えます。


トエハタエ
2走前は重馬場での先行決着でアタマ・アタマ差の3着。
逃げてが速い流れを作り、最後まで渋太く粘り込む展開で、勝ったアスターはその逃げ馬を見ながら最内をピッタリ回ってこられたことが大きかった1戦です。

3走前の東京では湿って脚抜き良く上がり脚優位の馬場状態で4着。
テン争いは速くならずも向正面でコーリンブリリアンとプラセンタが強気に捲って上がり、後続もどんどんやってきてペースが緩まない展開。
先行勢が抵抗できずに早めに撃沈し、リズム良く追走できたノーフェイトにとって理想的な隊列・展開となりmさいた。
出走馬の大半が、上がりの速い決着についていけず、同馬はラスト100mで力尽きており、小回り平坦コースで見直せる1頭です。


ウエスタンラムール
前走は乾いてやや時計の掛かる馬場状態。
前後半で4.4秒差の超Hペース戦となり、番手から2着馬が粘るところを、好位から伸びた勝ち馬が並んで交わした内容です。
ウエスタンラムールは押して押してハナを切り、行き切ってからはマイペース。4コーナーから仕掛けて行くも、ラスト100mで甘くなってしまい3着。
厳しい流れでの3着は評価できます。

2走前はやや軽い馬場状態。
ここも前後半で3.6秒差の超Hペース戦。
道中は絡まれずにマイペースで逃げられましたが、結構来られる展開となり、かなり厳しい展開だったと言えます。一旦は出られた4着馬を差し返す根性を見せており、小回りコースで前進可能の1頭です。