まとめ

過去ログ442 2015/6/19 6:58

★日曜日 3鞍目
函館10レース
アスカクイン
前走の新潟は軽めの馬場で2頭が雁行で飛ばす超ハイペースのバテ合い戦。
離れた3〜5番手にいた馬が1〜3着となりましたが、3番手の馬の1000m通過でも1分ジャストくらいで十分速い展開。
アスカクインは後方で脚を温存し、4コーナーでバテた馬を交わす際に他馬を接触する不利があり、そこで勢いが削がれてしまい直線はジワジワと伸びて5着。
今回は降級での函館。
捲っていけるタイプのため、小回りコースでも対応可能で、昨年は札幌でクビ差2着の実績もあります。
今回はメンバー的にも恵まれた1戦となります。


タマモリド
暖かい時期に調子を上げるタイプで、今回は降級戦となります。
前走は軽くて時計速めの馬場状態で、向正面から緩まない流れで逃げて後続を突き放して5馬身差の圧勝。

自分の形に持ち込めば渋太く粘れますが、同型が3頭いる今回はハナを切れるかどうかがカギとなります。
ただ、この馬は怖がりな面があり、3走前は捲って来られて戦意喪失してしまい8着に敗れており、今回は同型も多く、捲ってくるアスカクインの存在もあり、危険な1頭となります。


プレスアテンション
前走は軽めの馬場で、未勝利戦よりも遅い超スローの前残りで4着。
ただ単にペースが遅すぎというだけで、それ以上のことは何も無いレースだけに、評価はできません。


ヒルノデイバロー
『調教だけならこのうラスにいる馬じゃない』と鮫島騎手が話していた1頭で、レースになると気を使って走り、勝負どころでフワついてしまうため、力を出し切れない事が多かった1頭ですが、前走はブリンカーをつけた事で集中して走れるようになり
逃げ切り勝ち。
今回は同型の存在が気になりますが、ブリンカー着用なら番手からの競馬でも問題なさそうなため、小回りコースで上位可能な1頭です。

★日曜日 2鞍目
阪神9レース

アトム
7か月の休養明けの2走前は外枠の2頭セキショウとマイネオーラムが2頭並んで逃げ、後続を離してはいるもののスローペースの展開となりまいた。
徐々にポジションを上げて理想的なレース運びとなりましたが、直線一団から上がりをまとめて粘る流れとなり、決め手で上回る差し馬が間に合った格好で2着。
坂を上がってから勢いもついていましたが、左手前に替えた途端にモタれてしまい立て直してからもう一度勝ち馬に詰め寄っていましたがコンマ1秒差の2着となりました。

叩き2戦目の前走は内枠のハドソンヤードは遅くもなく早くもなくのペースをずっと続けて、馬群もそれほど密集しない展開。
アトムはゲート内でソワソワして出負けしてしまい、腹を括っての終い勝負。
ゆったりした流れからの瞬発力勝負となってしまい、流れに乗り損ねて12着に大敗となりました。
今回は叩き3戦目で実績十分のマイル戦となり、巻き返し濃厚の1頭となります。


ノーブルコロネット 
2走前は高速馬場の京都でのハンデ戦。
速い流れで2頭が飛ばす展開となりましたが、それでも番手追走の勝ち馬が止まらず後続を寄せつけない勝利となり、同馬は53キロのハンデで4着。
前にポジションを取る予定が、枠並びが悪くて前に行けずに5番手からの競馬で2着馬からはクビ・ハナ差の接戦となりました。
3走前は阪神で5着。
渋って柔らかい馬場でスローで流れて馬群一団のまま直線勝負。
この時は冬毛が目立っており状態面で疑問符がつく中でのレースでした。
前走は55キロに戻っての東京遠征で2着。
直線半ばまで追い出しを待たされ、前が開いてからグイッとひと伸びしましたが、コンマ1秒及ばずの2着となりました。
馬場が渋ると良くないタイプだけに、理想は良馬場です。

ダノンムーン
前に壁を作らないといけないタイプだけに、外枠に入った場合は危険な人気馬となります。
前走は馬なりで好位を確保しており、申し分ない立ち回りで3着。
最後のひと押しを欠いたものの、レースの内容は良化しており、叩き3戦目の今回は前走以上の結果を期待できます。

藤原厩舎は休み明けを使う毎に成績が良くなる傾向があるため、明け5走目までは成績が伸びる厩舎と言えます。

藤原厩舎2010年以降の成績
間隔,着別度数,勝率,連対率,複勝率
明け2戦, 51- 35- 27- 196/ 309,16.5%,27.8%,36.6%
明け3戦, 32- 26- 17- 99/ 174,18.4%,33.3%,43.1%
明け4戦, 16- 11- 12- 39/ 78,20.5%,34.6%,50.0%
明け5戦, 11- 6- 7- 21/ 45,24.4%,37.8%,53.3%


ジェルブドール 
2走前の小倉は水が少し引いて走りやすい高速不良馬場で、ペースが緩まず時計勝負となりました。
馬場を考慮しても43秒台は速く、これに対応できたのが上位2頭だけ。
44秒台に乗ってきている4着となった同馬も馬場は大丈夫そうですが、時計面や距離に限界がある印象です。
4走前の東京1600m戦も脚抜き良い馬場で優秀な時計での決着。前半も34秒台で入っていて速い流れとなり、勝ち馬ゴールデンバローズが未勝利勝ちに続き圧巻の時計。
3着の同馬も勝ち負け水準では走っていましたが、相手が悪かった1戦です。この1戦は初ダート戦と言う事もあり、砂を被ってフワフワする面も見せていました。このレースの勝ち馬ゴールデンバローズは次走のヒヤシンスSも3馬身半差で圧勝しており、UAEダービーで3着となる実力馬です。
砂を被らない外目の枠なら能力を発揮できる馬で、前走は大外枠に入り、前後半で4.1秒差のハイペースを好位から抜け出しての勝利。
この馬は2走前も前走も抜け出してからソラヲ使っており、良く言えば前走でも抜け出して遊んでいたためクラスが上がっても対応可能。
悪く言えば抜け出してフワつくため、勝ち切れない可能性が高い。
上には来れそうですが、フワついた時に差される可能性が高く、2~3着つけで狙いたい1頭です。

セウアズール
前走の阪神は開幕週でスローの上がり3F勝負。
好位の内で溜めが勝ち馬が接戦を最後抜け出しましたが、その時に外に張ってきたため、同馬がアオリを喰らう不利がありました。けっkはコンマ1秒差の3着だっただけに、スムーズならもっと際どかった1戦でした。
このクラスなら力上位で、すぐにチャンスが来そうな1頭です。

★日曜日 1鞍目
東京3レース
ケンベストカフェ デ
デビュー戦は芝に使われましたが勝ち馬がルージュバックと言う事もあり、7馬身差の7着となり、2戦目からはダートに使われて一変した同馬。
初ダートとなった2戦目はパサパサのダートでも時計が速めの馬場状態。レース序盤から4〜5頭が雁行になって序盤のペース速めで流れ、コーナーを通過する時は息が入り、逃げ馬が直線で二枚腰を発揮して逃げ切る展開となりました。
比較的上がりが確りした好タイム決着で、掲示板の上位5頭は上がり性能で後続を引き離しており評価のできる1戦です。
このレースで4着となった同馬は、ダッシュがつかずに後方からの競馬となりましたが、直線で前に取りつく脚が速く、2戦目+ダート起用で変わり身を見せました。ダート2戦目の前走は、序盤から外人騎手が先手を奪いましたが、結構積極的に競り合う展開となって未勝利戦にしてはオーバーペース気味に流れました。
コーナーで減速したていますが、後続が楽に追いつく形となり、直線は走破力のある馬が浮上。
隊列が縦に伸びておらず、大半の馬が直線でバテてしまっていたので、溜めが効くタイプにとっては有利だったと言える形です。
ダート2戦目と言う事もあり、ここでは上手く流れに乗り、4コーナーではモタつきながらも進路が出来るとサッと抜け出して2着を確保。
気性面的にカーッとなる面があるだけに、テンションが上がらない事がカギとなりますが。

前走は爪の不安で7カ月の休養明けの1戦となりました。当日朝まで雨が不利、水が浮く不良馬場で、かなり時計が速い馬場状態。
最内1枠2頭で少し競っていましたが、オールマイタイムの逃げがかなり速くなってしまい、さらに途中からジーアイウォーカーが競ってくる展開。
前半3Fは35秒2で、コーナーでも併走で並んだままずっと4コーナー直線と一貫したラップで進んで隊列が入れ替わり、抜け出したジーアイウォーカーにケンベストカフェ、レベニュー3頭での競り合いとなりまいた。
最後は差した強みでレベニューが競り勝ちましたが、上がり時計は優秀。
休み明けを考えれば勝ちに等しい内容で、今回は順当に勝機到来です。