まとめ

過去ログ443 2015/6/19 10:43

★日曜日 共通
東京11レース
ユニコーンS

アルタイル
今年はハイレベルなメンバーですが、昇竜、青竜、端午S組は特に印象的です。
ゴールデンバローズもヒヤシンスSのレースレベルはともかく抜きん出たパフォーマンスで走破時計も優秀と、最上位陣は拮抗しています。
その中でマイル適性を見せたこと、幅広い展開に対応できたこの馬は最上位陣の中で信頼できる一頭と言えます。
前走敗れたノンコノユメもスローからのトップスピード持続戦なら一枚上のパフォーマンスを見せられました。
ゴールデンバローズはトップスピードの質は未知数ですが、高いレベルでスピード、ポテンシャルを見せてきています。
その中でこの馬にはまだハイレベルなところで明確な武器は見せていません。
この馬は総合力の高さが魅力で、余程極端な展開にならなければ好勝負可能です。
タフな馬場、軽い道悪の一貫ペースでも緩んでも問題無し、スローのトップスピード持続特化戦でも問題ありません。
1400mではスピード戦で苦労していた印象があり、府中のマイルなら単調な競馬でパフォーマンスを上げてくる可能性が高いように思えます。

イーデンホール
2走前のヒヤシンスSは47.7-49.4のハイペース戦で、12.2 - 12.6 - 12.3 - 12.2 - 12.3のラップ。
後半まで落としてはいこのラップはゴールデンバローズが刻んだもので、若干の淀みはあるものの基本的にはスピードが問われてのポテンシャル勝負となりました。
後方からの競馬で進めながら、3〜4コーナーでも外々を追走しながら後方で直線に入り、直線序盤で外からジリジリと伸びて2着争いを制しました。
この厳しい流れでポテンシャル勝負の中で2着争いをしっかり制したというのは評価でき、3〜4コーナーも極端に緩んでいない中で外を回していてそれなりのロスはあった事を考えると高いパフォーマンスだったと言えます。

ただ、現時点でのパフォーマンスから考えると今回のメンバー相手ではヒヤシンスSのパフォーマンスでは厳しい印象です。
ゴールデンバローズにはどういう展開になっても先着できる可能性が低く、正攻法での力比べではヒヤシンスで完敗しているだけに、重い印は打てません。

★日曜日 5鞍目
函館4レース
メイショウナゴミ
前走は初めてダートに使われてクビ差2着に好走。
脚抜き良い馬場でハイペースバテの合い戦となり、逃げた馬のペースは緩いわけではありませんでしたが、割と馬群は隊列を作って付いていく展開。
しかし、3〜4コーナーで既に手応えの怪しい馬がほとんどの状態になり、付いて行ったものの、勝ち馬の体力に潰された形。馬場の割りには時計平凡で、それほど評価できる1戦ではありません。


エルブダムール
前走は乾いてパサパサの力要るダートで時計は標準。
序盤のテン争いが少々厳しくなり、エルブダムールがいち早く抜け出して先導。
向正面からペースは落ち着き、しばらく仕掛けもなく淡々と進む展開となり、直線に向くまで後続の動きはありませんでしたが、バテ合いというよりは力を溜めての瞬発力勝負と言う様相で、上位はみな上がりが確りしていた馬となりました。
ここでは脚を溜める事ができず、直線でアッサリと掴まってしまい9着。

2走前は乾いた馬場でハイペースのバテ合い戦で2着。
決着時計も未勝利としては速めで、これに付いて行けない馬が続出する展開。
ペース的にも追走だけでバテてしまった馬も多く、逃げて2着に残った同馬も最後は一杯一杯。
1800mではハミを噛みっぱなしになってしまいますが、1700mでは少しリラックスして走れるため、今回は上位可能な1頭です。

ローレルウラノス
2走前は最初に複数の馬が押し押しで先手争いを繰り広げ、ダートスタートで良馬場の1400mにしては前半3F36秒2と結構速くなっていました。
コーナーで緩みはしましたが、後続が追い上げ4コーナーで5頭雁行、直線横一線からの決め脚勝負となり先手争いした組が直線で壁になってしまいほとんど後退し、後方で待っていた組が直線坂上で逆転する格好。
ここではハナ差の2着となり、前走は1番人気となりましたが結果は7着。
内枠のフクノコニャックがいいペースで行って、ドリームメモリーが早めに並ぶ展開。
コーナーでもそこまで緩まず進んで、隊列がなかなか崩れない持続力勝負となり、2列目以降の差し馬が最後の根競べでズバッと抜け出し、上位3頭が標準並みの走破タイムでの叩き合いで4着以下はまともな上がりを使えず。
1番人気のローレルウラノスは前回の集中力を全く見せられませんでした。
2走前のように溜めれば良い脚を使えますが、前走のように勝ちに行く競馬では甘くなるだけに、小回りコースでは狙いづらい1頭です。

★日曜日 4鞍目
函館1レース
マイネルライヒ 
2走前は勝ったブルールークが淀みのない流れを作り、好時計で圧勝した1戦。
付いて行った他の先行馬がバテる形になり、3着の同馬は体力を生かして台頭した形。
このレースはフレグモーネで取り消し明けの1戦だったため、プラス14キロ増で馬体は緩く見えました。レースは馬群が固まって終始外を回らされるロスがあり、切れるタイプではなくジリジリと脚を使うタイプだけに新潟コース向きの印象があります。

前走は不良馬場での時計勝負。
少頭数で一団の競馬となり、前に行った馬が簡単には止まらず、勝ったマルイチは終始楽な手応えで押し切り勝ち。
パワータイプの同馬は追われてからの反応がイマイチで上位2頭に2馬身離された3着となりました。
時計の掛るパサパサの馬場向きなタイプだけに、今回は大崩れの可能性が低い1頭となります。


バイレ
前走は初ダート戦で2着となりましたが、楽に2番手を奪うとリズム良く追走して1ハロン標で先頭に立って押切を狙うもゴール前で差されての2着。
このレースは前日の雨の影響が残って脚抜きは良いものの、重くて時計が掛かる馬場状態でした。
スローの直線勝負でしたが、上がりも平凡でレベルの低い1戦だけに大きく評価はできません。


ヤマイチシンバ
どうしてもコーナーで外に張るため、前走はハミを換えて挑みましたが、いつも通り外にモタれてしまい、直線では右手前のままジリジリとなって5着。
右回りでは一枚割引が必要な1頭です。