まとめ

過去ログ458 2015/7/1 12:52

★日曜日 共通
福島11レース

ムーンクレスト
この馬の場合は極端なトップスピード勝負は合わない印象があり、ペースアップそのものには対応できるために総合力は秘めていますが、トップスピードに特化してしまうとイマイチ切れず、しぶとく最後まで伸びるてきますが後半溜めて弾けるタイプの馬に対しての優位性が作れません。

この馬はマイルで46秒と速い流れにペースを引き上げると、そこからの一脚は目立っているようにスピードの幅が非常に広いというのがこの馬の持ち味と言えます。
この持ち味を生かすには、ある程前半でペースを引き上げて行く競馬に持ち込むの事がベストだと言えます。
今回は福島1800mの開幕週で1コーナーから下りでスピードに乗りやすいコースなため、ペースもそれなりには上がります。
小回りの1周コースでスパイラルカーブなので前で待って外からの押上げに合わせて一脚を4コーナー出口で使うイメージはぴったり合います。
アンビシャスが前で競馬する場合はかなりの脅威と言えますが、後ろからなら十分戦えます。
理想は番手からの競馬で、流れればそこまでの不安はなく、極端ではない内〜中目の枠ぐらいで逃げ馬を見ながら番手を狙えれば条件的には理想と言えます。
プリンシパルSは半端な位置取りになってしまい、ペースも上がりませんでした。
今回の条件的には良いはずなので、横山騎手に替わってレースメイクを上手くできれば十分好勝負可能です。

レアリスタ
今回の福島1800mに対して不安がある1頭。
ただ前走ではレース序盤からスッとスタートを切って掛かるぐらいの行きっぷりを見せており、入りが遅かったのは間違いないにせよポジショニングに関しては幾らかの改善が見られ、要所の反応も劇的に変わってきました。
トップスピードの持続力の高さは確かで、ここ2走のパフォーマンスはこれから十分上を狙っていけるものだと言えます。
ペースが上がった場合は未知数ですが、血統的に見ればペースが上がってもやれる馬が多いステイゴールドの仔だけに、血統的に見てもリアルインパクトの下ならスピード面は秘めている可能性は高いように思えます。
最終的に1800mが短いという可能性も否定はできませんが、近2走は並の馬ではできないパフォーマンスを見せているだけに、注意が必要な1頭です。

同じ2戦2勝の堀厩舎所属でもキャンベルジュニアよりはこちらの方が中距離馬の素材としての魅力は持っているように思えます。
鞍上の福永騎手がまだ重賞を勝てていない福島競馬場に参戦となり、ここを勝てば全場重賞制覇となりますが、そのチャンスは十分ある馬です。

★日曜日 共通
福島11レース

アンビシャス
この馬は新馬戦でも速い流れを追走してからスッと一脚、ギアチェンジで出し抜いて凄い脚を使っていました。
共同通信杯でもそうですが、基本的に使える脚が短くても緩い流れからスッと反応できるギアチェンジが武器だと言えます。
その武器を削いで外から正攻法でねじ伏せようとした毎日杯では折り合いも欠いてロスもあったにせよミュゼエイリアンクラスを撃破できないような馬ではありません。
この馬は早い段階でポジションを取って仕掛けを待てる立場、コーナーでロスを作らずすすめられる競馬ができれば十分勝負になります。
この馬はポジショニングが抜群に上手いわけではありませんが、スピードは持っている馬なので、折り合いを怖がらず出してコントロールするというイメージで進めた方が良いよう思えます。
今回は相手関係がかなり楽になり、レースがある程度流れそうな条件は歓迎できます。
この馬の持ち味を考えるとギアチェンジが武器と言えるため、内に拘って前でしっかりと待つ競馬をした方が良いように思えます。

キャンベルジュニア
今回は福島の1800mということで、スピード面での優位性は現時点ではありません。
流れについていけるかどうかという点で不安はあります。
800mでも47秒の競馬にはなる可能性が高く、ハロン12秒は切ってくる想定なため、2000mでも61秒までなので普通に考えればここ2走より前々を狙うのは難しいように思えます。
理想は内枠ですが、それでもここは先行馬も揃っているので3列目までの印象です。
ある程度のペースでコントロールされて4コーナー出口でスッと前が加速する様な競馬では辛いため、理想はスローからのロングスパート戦の形です。
ただ、開幕週の福島でとなるとやはりレース序盤から上がる可能性の方が高いため、今回はあまり良い材料とは思えません。
要所での反応は期待できず、序盤ペースが上がってスピード型がスピードで単調な競馬にしたときも不安はあります。
ただ、ペースが上がって追走に脚を使わされなければ、後半ポテンシャル面で良さを見せてくる可能性もこの血統だけに十分にあるだけに、その点ではなかなか判断が難しい1頭と言えます。

★日曜日 研究
福島11レース

アンビシャス
2走前の毎日杯では1番人気で3着と期待を裏切りましたが、これは陣営が『控えて良さが出る』と言っていたのもありますが、スローから12.3 - 12.0 - 11.3 - 11.2 - 12.2とL1で1秒も落としているようにトップスピードの持続特化戦に近い形となりました。
この流れで中団で溜める形を選択するも、外枠だったために内に入れる事が出来ず、がなかなか折り合わずに3コーナーではまだ我慢し、4コーナーで我慢できずに外から押し上げていく競馬となりました。
ここで前がレースの流れを引き上げてきて4コーナーの最速地点で大外を押し上げる形となり、直線で一脚を使うあたりは流石でしたがL1で甘くなってしまい、ダノンリバティにも差されての3着。

前走のプリンシパルSは僅かに時計掛かる差し馬場で、マルターズアポジーが決め打って大逃げするも、そもそもリズムが悪く息を入れて逃げられてない展開。
3コーナー過ぎからの失速を集団がすぐに追いかけ、4コーナーで入れ替わり、直線で先頭に立ったマイネルシュバリエが粘り込む所に、最後ケツァルテナンゴとアンビシャスが伸びての叩き合い。
結局大逃げはほとんど後続集団に影響なく、平均遅めからの上がり3F勝負を突き抜ける勝利となりました。

東京芝2000m戦でペースバランスは59.3-60.9とかなりハイですが、これは大逃げ馬が刻んだもので、離れた番手がおおよそ61秒ペースだった事を考えると、実質的には61-59でかなりのスローと言えます。
逃げ馬が失速したという事もあり、12.6 - 13.3 - 12.6 - 11.4 - 11.5 - 12.1と変なラップを刻んでいますが、スローからのL3最速戦と見れます。直線序盤で馬群の中を選択し、そこから捌きながらL2ではもう2列目に並びかけけ、そこからL1で抜け出し切っての完勝。
見た目としては強い競馬だったのは確かですが、毎日杯と比べるとレースレベル的には見劣り、相手関係を考えても使える脚には限界があるように思えます。
この馬の持ち味を考えるとギアチェンジが武器で、一瞬の反応が売りなのでそこを活かすには前々内々でしっかりと待つ競馬をした方が良さそうです。メンバー的には今回は好勝負可能な1頭です。