まとめ

過去ログ461 2015/7/2 17:59

★土曜日
福島1レース
マイネルリプケン
雨上がり後に乾いてきた状況。出遅れ多数。内枠各馬が先導してすぐ隊列が決まり、縦長ではあったが出遅れ組の追走が遅すぎただけ。どの馬も追走慎重で道中動かず、前の組が楽な流れ。直線に向いて先団も後ろもなかなか脚を使えずにいる中で、唯一大外からしっかり伸びたのが1番人気のプロディガルサン。相対的には優秀な上がりだが、今回は相手が弱かったか。前の組も脚色を見る限りそれほど評価はしにくい。

ジュアンマリエ
硬い馬場。Mペース持久戦。序盤で2頭が競ったことで、新馬にしてはペースが流れた。上がりも掛かって体力勝負にも近い内容。4着馬はその前で競った一頭で少々展開的に苦しくなるのは仕方がない。5着以下は上がり的にもあまり見処が乏しく。

シゲルマダイ
やや内側が荒れ始めた状況だが、まだ内目優勢。外枠の半数が出遅れ。好スタートを決めたカゼノカムイとトウショウドラフタが併走で先導し、序盤は隊列がバラけてたが3角手前で外枠の馬が追っ付け急接近、4コーナー半ばでやっと馬群が凝縮し始める。その間、先頭はペースを緩めて行けた分、十分に脚が溜まってた。直線に向いてトウショウドラフタが満を持して抜け出し、2番手以降の集団はフラフラ。最後坂上で内を通したピュアブリリアンが2着に浮上も、勝ち馬は大きく引き離していた。しっかり上がりを使えた馬が上位に並んでいるが、掲示板に載った組もまだしっかり集中できてたわけではなく、走る気が向いた馬が少ないレースだった。

フレンドソング
前日雨影響で緩んで時計掛かる稍重。外枠各馬出遅れ多数、中枠の馬も衝突複数あり。フレンドソングが先手を奪うがすぐ他の馬もやってきてお見合いしつつの雁行、コーナーで十分に息が入る展開。そして直線ある程度バラけながらの横5頭ほど併走、前が一杯に粘り込む所に内からペルソナリテ、外からダイワダッチェスとアドマイヤモラールが迫る。最後に追い込み馬が入れ替わって、決め手をしっかり使えた馬が上位に並んだ。道中のペースは遅めだったと思うが、タメキレを使えず単調な走りだけの馬では踏ん張れず、瞬発力をキチンと発揮できる馬が道中位置取り関係なく最後に間に合ったと言う競馬。

★土曜日
函館9レース
ティーポイズン
データ
前走の1000万下のレースは水が浮く超高速不良馬場。最初前に出ていたのはマルマロスでしたが、1周目スタンド前からジャストヴィークルが抑えながらも先頭に出て、どんどん引き離して逃げる展開。向正面半ばから2番手以下の集団が接近し始め、先頭のマルマロスが3コーナーで交わしたのを合図に後続もどんどん追っ付けて進出開始。ペースは楽にならず、ハイスピードのロングスパート勝負になり、地力で勝る勝ち馬がいいタイミングで動けて凌ぎ切りました。この距離のレースにしては速い上がりでまとめられた決着で、スピードがないと勝負になりませんでした。ティーポイズンは昇級初戦でしたが、勝ち馬からはコンマ4秒差の4着。時計が掛った方が良いタイプながらも健闘しており、降級で未勝利勝ちを決めた舞台(骨折明け初戦で現在500万下クラスで3,2,2,3着と勝ち負けを演じているマッチレスヒーローを撃破)だけに、押し切り濃厚です。

乾いた馬場で内有利状況。最初のスタンド前でキャンバスが先手を確定させ、息を入れながら先導。向正面で捲ってくる馬がいたが、隊列が急変するほどではなく、好位組はそれを制しつつ大崩れせずに直線へ。捲ったタマモネイヴィー含めた前4頭が後続を大きく引き離し始め、4頭の叩き合いから逃げたキャンバスがもうひと伸びして完封。2着争いは降級馬のティーポイズンが凌ぎ切った。上位は好タイムだが走破力のないメンバーが多かったようで、離された組は情状酌量の余地なし。

タマモネイヴィー
データ
久々にダートに使われる1頭。近4走は1000万下クラスで芝に使われていましたが差の無い競馬が出来ており、芝への適性も見せています。500万下クラスを勝った時は高速不良馬場で一貫ペースで息入らない流れ。この馬が好走している時は馬場の締まった時計の出る馬場の時で、渇いたパサパサのダートでは掲示板にギリギリ載れるかどうかの成績だけに、良馬場では買いづらい1頭です。

乾いた馬場で内有利状況。最初のスタンド前でキャンバスが先手を確定させ、息を入れながら先導。向正面で捲ってくる馬がいたが、隊列が急変するほどではなく、好位組はそれを制しつつ大崩れせずに直線へ。捲ったタマモネイヴィー含めた前4頭が後続を大きく引き離し始め、4頭の叩き合いから逃げたキャンバスがもうひと伸びして完封。2着争いは降級馬のティーポイズンが凌ぎ切った。上位は好タイムだが走破力のないメンバーが多かったようで、離された組は情状酌量の余地なし。

マイネルライヒ
データ
2走前は勝ったブルールークが淀みのない流れを作り、好時計で圧勝した1戦。付いて行った他の先行馬がバテる形になり、3着の同馬は体力を生かして台頭した形。このレースはフレグモーネで取り消し明けの1戦だったため、プラス14キロ増で馬体は緩く見えました。レースは馬群が固まって終始外を回らされるロスがあり、切れるタイプではなくジリジリと脚を使うタイプだけに新潟コース向きの印象があります。前走は不良馬場での時計勝負。少頭数で一団の競馬となり、前に行った馬が簡単には止まらず、勝ったマルイチは終始楽な手応えで押し切り勝ち。パワータイプの同馬は追われてからの反応がイマイチで上位2頭に2馬身離された3着となりました。時計の掛るパサパサの馬場向きなタイプだけに、今回は大崩れの可能性が低い1頭となります。

バテ合い消耗戦。前がやり合って全馬バテる展開。勝ったマイネルは自分から動いていって他馬を競り落とす完勝。ここでは体力が抜けていた。2、3着馬は勝ち馬の流れに乗れ、展開が嵌まった感。

スリーアロー
持久戦先行決着。勝ったカンデラがハナを奪い、そのまままったく寄せ付けない完勝。ペースは楽な方だったが、ここでは地力が一枚上手だった。人気のピエリーナは揉まれる形になって何もできず、脆さを見せた。

★土曜日
函館8レース
ジェットコルサ
前に行った2頭が最後まで譲らないマッチレース。ペース、時計とも速めで後続は付いて行けなかった。勝ったマイネルは逃げた2着馬を見ながら楽に追走できていたことも大きかった。走破時計は同日の函館SSと同タイム。

ベルモントラハイナ
2走前
雨でやや時計の掛かる馬場。勝ったブルーピアスが落ち着いた流れを作り、そのまま粘り込み。2、3着馬も前目でロスなく運べていた。5着のオリエンタルは勢いの付いたところで前が狭くなって立ち上がるロスが大きかった。

荒れ馬場。スロー気味で速い脚必要。この距離でスローなだけに上位は接戦。内からでも伸びを見せる馬はおり、必ずしも外を回す必要性は感じない。むしろ外を回した馬、敢えて下げた馬が届かない展開だった。