まとめ

過去ログ465 2015/7/2 22:48

★土曜日
福島1レース
マイネルリプケン
新馬戦は雨上がり後に乾いてきた馬場状況。
出遅れ多数で内枠各馬が先導してすぐ隊列が決まり、縦長でしたが出遅れ組の追走が遅すぎただけで、どの馬も追走が慎重で道中動かず、前の組が楽な流れとなりました。
直線に向いて先団も後ろもなかなか脚を使えずにいる中で、唯一大外からしっかり伸びたのが1番人気のプロディガルサン。
前の組も脚色を見る限りそれほど評価はしにくく、先行して3着となった同馬も大きな評価は出来ません。
道中は周りを気にして突っ張るような走りをしていたため、馬具を工夫してくれば一変の可能性は秘めています。


ジュアンマリエ
新馬戦は硬い馬場でミドルペースの持久戦。
レース序盤で2頭が競ったことで、新馬にしてはペースが流れ、上がりも掛かって体力勝負にも近い内容となりました。
追い切りでは時計が詰まって来ずに体力的な不安点がありましたが、レースでは3番手から理想的な競馬で2着。
稽古の時計が詰まって来れば面白い1頭で、この中間は重馬場でのWコースで自己ベストをマークしており前走以上は走れそうです。


フレンドソング
新馬戦は前日の雨の影響で緩んで時計が掛かる稍重馬場。
外枠各馬が多数出遅れ、中枠の馬も衝突が複数ありました。
フレンドソングが先手を奪いましたが、すぐ他の馬もやってきてお見合いしつつの雁行。
コーナーで十分に息が入る展開となり、直線はある程度バラけながらの横5頭ほど併走、前が一杯に粘り込む所に内からペルソナリテ、外からダイワダッチェスとアドマイヤモラールが迫る展開で最後に追い込み馬が入れ替わって、決め手をしっかり使えた馬が上位に並ぶ結果となりました。
フレンドソングはハナを切って4着となりましたが、怖がりな性格だけに、ハナを切れなかった場合には不安があります。

★土曜日
福島10レース
メイショウヒコボシ
500万、1000万クラスを連勝し、勝って同条件となる同馬。

2走前に500万下クラスを勝った時は転厩初戦の休み明けででしたが、持久戦の差し決着で勝利。
向正面から内を捌きながら進出する仕掛けが完璧の競馬でした。
前走はやや軽い馬場で前後半で3.7秒差の超Hペース戦を追ってしっかりと伸びて強いパフォーマンスを見せました。
休養を挟んで一皮剥けた印象があり、ローカルコースでの1000万下クラスなら勝ち負け濃厚の1頭となります。


ロードフォワード
この馬も前走で現級勝ちしており、前走は雨の影響で馬場は軽く、時計のでる馬場状態。
中団で上手く脚を溜め、ロスなく捌いたお陰で良く伸びての勝利。
展開が向いた感もありますが、福島コースは500万下クラスを勝った時に後続を5馬身千切った得意コースとなります。


ロワジャルダン
前走は休み明けでの東京2100m戦。
乾いてはいましたが、馬場は軽めで内枠のハーストイーグルがアッサリ先手を奪うと途中向正面でも楽に行けて、単騎は守るが集団ひと塊の展開。
3コーナー過ぎから徐々にペースアップし、直線でもラストしっかり逃げ込めそうな態勢となりましたが好位外にいたキネオイーグルが直線満を持して抜け出し、さらに遅れてロワジャルダンが浮上。
2頭の叩き合いは先に抜け出したキネオイーグルが制し、ロワジャルダンはコンマ1秒差の2着となりました。
久々で少し太かった事もあり、叩かれた今回は大きな上積みが見込めます。

この馬は2走前の準オープンで1番人気に支持された程の馬で、結果は5着となりましたが、2走前は表面だけ湿り速い上がり必須の前残りダート。
ケイジータイタンが大逃げを敢行し、それをショウナンアポロンがさらに3コーナーで捕まえに出て、直線半ばまで粘り込む流れ。
前半はかなり厳しいラップを刻んで、後半4Fは全て13秒台ラップでバテバテの展開。追走に脚を使った馬が直線で皆バテていて、後方待機に徹してちょうど良いタイミングで仕掛けられたナリタポセイドンが漁夫の利で差し勝てた1戦です。
準オープンクラスではかなり珍しい全馬がバテる展開で参考外の1戦と言えます。
準オープンでも通用する能力があるだけに、ここは中心となります。


ハコダテナイト
近2走は東京で連続3着ですが、3走前の福島では2着。
このレースは4着のアクションバイオが速い流れを作って差し馬の展開となり、勝ったダテノハクトラは自分から動いて行っての強い内容で、仕掛けのタイミングもバッチリでした。
2着のハコダテナイトも良く伸びてはいましたが、器用さに欠ける分差し届きませんでした。
3コーナーで内を狙っていましたが、そこで隊列がおかしくなってしまい、結果的に下げて外を回る形となり、その分のロスが響きました。
今回も展開待ちの1頭となりますが、嵌れば突き抜ける能力は備えている1頭です。

★土曜日
中京7レース

ケルンダッシュ
3走前は硬い馬場の阪神で2着。
中盤1Fだけ緩みましたが2頭が飛ばしてハイペース戦。ダート時とは一変して芝ではスピードの乗りが良く、3コーナーでは勝ち馬の直後にポジションを取ってコーナーは持ったまま手応えを残して追走。
直線はラスト300mで勝ち馬の外に並びかけ、そこから長い叩き合いとなり上がり掛かる消耗戦となりましたが勝ち馬が外に張ってきた分距離ロスがあっての2着。
休養前はハミを取ったり取らなかったり、追われてもフラつく面が見られましたが、近走では幼さが解消されてきました。
この時の勝ち馬チャパラは昇級戦で3着に好走しており、ハイレベルな相手にハナ差の2着は大きく評価できます。
2走前は東京2000m。パンパンの良馬場でしたが、やや時計・上がり掛かる馬場状態。
唯一の逃げ馬候補フォルサの先導で序盤から全く急がずかなりのスローペースとなり、3コーナー途中で断然の一番人気アンギアーリが掛かり気味に進出して、逃げ馬と併せる形に持ち込みましたが、直線外からケルンダッシュとプリエアヴェニールが接近して、4頭馬体をくっつる程の叩き合い。
坂上でアンギアーリが怯んで追い出し損ねる格好で遅れ、フォルサの逃げ切りが決まった格好。
2走前は左回りで内に切れ込んでいたため、右回りに戻った前走は注目していましたが結果は1番人気で6着。

6戦して連対を外したのは2戦とも京都だけに、京都コースが合わない化のう性があります。
今回はコース替わりで巻き返しを狙える1頭です。