まとめ

過去ログ470 2015/7/8 11:08

★日曜日 共通
中京11レース

ベストウォーリア
この馬は1400mの適性に関して読み切れないところがありますが、1400mでパフォーマンスを上げてくる可能性が高いように思えます。
プロキオンSはコーリンベリーが出遅れからのリカバーでペースをコントロールした形で、この馬も出負けして流れに乗るのが遅れてしまいました。
重馬場の一貫ペースのすばるSではワイドバッハやウォータールルド相手に好位の外から3〜4コーナーで追走してねじ伏せに行く形で圧勝しています。
淀みない流れで多くのロスがあり、それでも最後に捕えて圧勝しているように、1400mでスピードで押す競馬の方が合っている印象があります。
ワイドバッハはスピード的に芝スタートの1400mは微妙ですが、器用さで勝負するよりも単調な流れでスピードやポテンシャル面で勝負する方が合っている可能性は十分残しています。
1400mの道悪で高いスピードを要求されるとまだまだ上に行く可能性は秘めています。
コーリンベリーは飛ばしても緩めても良いタイプで、中京1400mで五分に切れれば緩める形に持ち込む可能性が高いように思えます。
ベストウォーリアもゲートは安定していないため、ポジションを取って突いていくイメージを持てるかどうかには注目したいところです。
道悪なら斤量は気にしなくて良さそうですが、良馬場での59kgはかなりの負担となります。


レッドアルヴィス
武蔵野SやフェブラリーSといったマイル戦ではポテンシャル面で見劣った感じがある1頭。
武蔵野Sでは超ハイペースから11.8 - 12.1 - 12.2 - 12.0 - 12.9と若干の加速ラップはあるもののL1はかなり落としている中で、出負けしてリカバーして番手につける形、そこから直線序盤でしぶとく逃げ馬を目標にジリジリさを詰めL2では一旦先頭に立ちましたが、最後は甘くなってしまい6着。
出負けして前半で無理をした分と、1F長かった分が最後に響いた印象です。

フェブラリーSはハイペースからの中弛みの競馬となり、五分に出て激しい先頭列争いの中で好位馬群の中。
そこからペースがコントローされる中で窮屈な馬群の中に入り、3〜4コーナーもブレーキさせられながら直線序盤で進路をカットされつつ追われても反応もなく下がり切ってしまいました。
このレースはかなり極端なギアチェンジ戦で、前半も速い中で脚を使っても結局中弛みで後続に取り付かれてかなり不運な競馬と言えます。
マイル戦ではこの馬の良さがなかなか引き出しにくい感じがあり、古馬との戦いを見ても、この馬は明らかに1400m戦でパフォーマンスを上げています。
理想は欅Sのようにペースが上がって厳しい流れの中で高いスピードを活かしつつ、そこから直線でもう一段階加速できる余力を残せる展開です。
総合力は兼ね揃えており、緩い流れになったすばるSで一定のパフォーマンスは見せられましたが、どちらかと言うとペースが上がった方が面白いように思えます。
要所の反応で後半の総合力勝負となると、グレイスフルリープクラスに苦戦していたのでコーリンほどはっきりと速いラップを刻んで出し抜くタイプ相手についていけるかは微妙です。
ただ、今回の条件でパフォーマンスを上げてくる可能性は高い1頭で、今回は積極的に狙って良さそうな1頭です。

★日曜日 1鞍
中京11レース

ベストウォーリア
2走前のフェブラリーSで3着。
この時は表面だけ湿り速い上がり必須の前残りダート。
内枠各馬が出遅れ、外枠全馬が絶好のスタートを切り、勝ち馬のコパノリッキーは追っ付けて挽回して2番手を確保。
大外枠のアドマイヤロイヤルが速い流れを躊躇わずに逃げてコーナーでかなりペースダウンさせる展開となり、3〜4コーナーで馬群が一気に凝縮し先団には十分息が入る流れとなりました。
外からシルクフォーチュンやカゼノコが捲って来るが物足りない勢いで先団に制され、最後の直線は全馬が3F36秒の同等の上がり脚で金縛りのようになってしまう格好。
展開が大きく揺さぶられて上手く脚を使えず、地力勝負というよりはコパノリッキーとアドマイヤロイヤルに操られて封じられてしまった流れだと言えます。
このレースは中弛みからの再加速戦としてはチャンピオンズCの比にならないぐらいの緩急でしたが、ベストウォーリアはここでは対応してきたと言えます。
同馬はまずまずのスタートでしたが、先頭列がかなり雁行状態になったのでこれを嫌って中団まで下げるという競馬。
前半が速かった分だけ無理をせずに序盤で楽ができ、そこからは中弛みで3〜4コーナー外から息を入れる形で直線。
要所で反応できたのは前を向けた分が大きく、最後はシルクフォーチュンがが邪魔になりましたが内容的にはワイドバッハがかなりスムーズさを欠く競馬だったこともあるので3着とは言え、上位陣とは差を感じる一戦となりました。

前走のかしわ記念は船橋のマイル戦で、ハイペースで12.6 - 12.0 - 11.8 - 11.8 - 13.6のラップ。
向正面からのペースアップでロングスパートの消耗戦となりました。
この流れを番手から向こう正面で仕掛ける形になると、これについてきたワンダーアキュートに最後の方でしっかりと捕えられての2着。
この馬はマイルよりこれぐらいの距離の方が合っている印象があり、今回は適性は良いがハンデが重い点が焦点となります。
ただ、道悪なら積極的に狙いたい1頭です。

★日曜日 共通
中京11レース

コーリンベリー

この馬の良さは芝スタートで一気にスピードに乗せてそこからもう一足を使える点と、溜めると爆発力が増すという点。
この2点がこの馬の武器で、前半主導してスムーズな競馬に持ち込めれば相当強いパフォーマンスを発揮します。
ただ、フェブラリーSでは脆さを見せており、課題ゲートとなります。
昨年のプロキオンSでも行き切れていましたが、出負けしていました。
コーラルSでは控える競馬を試す事ができ、ゲート不安というのはありますが、無理に逃げに拘る必要がなく、高いレベルで前半の総合力を見せているこの馬なら出負けして控えても問題無さそうです。
今回は55kgとなりますが、斤量そのものは全く問題ありません。
焦点はペースが上がり切ったときにねじ伏せきれる相手かどうかというところで、今回はベストウォーリアも59kgで強敵もかなり揃いましたが、この条件なら好勝負してもらいたい1頭です。