まとめ

過去ログ491 2015/7/17 6:40

★日曜日情報
函館3レース

ゼトス
2走前は1200mから一気に距離を延長しての1700m戦。
この馬はトモに甘さがあるため、急かすと良くないだけに距離延長はプラスと出て2着確保。
折り合いもついており、向正面で置かれかけていましたが、ムチが入るとしっかりと反応して進出していました。勝ち馬には9馬身離されましたが、後続は振り切っており距離の不安は解消されました。

2度目の1700m戦となった前走はパサパサに乾き時計掛かるダートで2番人気となりましたが7着。
出鞭を入れてディープブルーが先手を奪ったのと押してミスズミラクルが前に行った2頭だけが積極的な先行行動で、他は抑えての追走でほぼスンナリ。
向正面でセイセイセイが捲り、3コーナーで大外をノーブルクリスタルとゼトスがまた捲る展開となりましたが、しどちらも勢いが中途半端で先行争いに影響は少なく、最後の叩き合いで前1列目3頭はそのまま踏ん張る決着。
ゼトスはテンに行かせた事で力んでしまい、3コーナーで外に持ち出して追い上げを開始していましたがかなり外を回らされる形となった事が響いいてラストは甘くなってしまいました。
もう少し前で競馬が出来れば安定して走れそうですが、まだ信頼感が足りない1頭です。


クロイツェル
2走前は不良馬場での時計勝負で2着。
勝ったバイタルフォースは終始楽な手応えで完勝し、未勝利戦にしてはかなり時計も速く、上のクラスでも十分通用する好内容でした。
2着のクロイツェルも砂を被ると頭を振って嫌がる素振りを見せていましたが、直線で外に出してからの伸びは際立っており、力がある所を見せました。ただ、展開が嵌った感もあり、馬がやめてしまうために前走のように極端な競馬しかできない弱みがあります。

前走はパサパサに乾いて時計の掛かるダート戦。
最内枠減量騎手のウソハッピャクが押して逃げ、外枠各馬が付かず離れず接近し、道中で目立った動きは特にありませんでしたがペースも締まり、常に1列目が4頭以上雁行で進んで直線はバテ合いとなりました。
上がりはかなり掛かっていましたが、先行3頭もそれなりに耐えていて、差してきたクロイツェルと拮抗した争い。
最後はコースロスなく運べた利が活きて、サトノコスミックがクビ差凌いでの勝利で。枠順・隊列が別なら2着のクロイツェルが逆転していた可能性もあります。
良馬場の前走でも2着に好走していますが、良馬場では手応えがあまり良くないため、理想は2走前のような湿った馬場となります。
今回は連闘後の中1週後の連闘というハードなローテーションとなり、状態面での不安があります。


エルブダムール
データ
2走前は乾いてパサパサの力要るダートで時計は標準。
序盤のテン争いが少々厳しくなり、エルブダムールがいち早く抜け出して先導。
向正面からペースは落ち着き、しばらく仕掛けもなく淡々と進む展開となり、直線に向くまで後続の動きはありませんでしたが、バテ合いというよりは力を溜めての瞬発力勝負と言う様相で、上位はみな上がりが確りしていた馬となりました。ここでは脚を溜める事ができず、直線でアッサリと掴まってしまい9着。
3走前は乾いた馬場でハイペースのバテ合い戦で2着。
決着時計も未勝利としては速めで、これに付いて行けない馬が続出する展開。
ペース的にも追走だけでバテてしまった馬も多く、逃げて2着に残った同馬も最後は一杯一杯。
1800mではハミを噛みっぱなしになってしまいますが、1700mでは少しリラックスして走れるため、前回は3番人気となりましたが結果は12着に大敗。
ポンと出て押して好位にポジションを取るも全くハミを取らずに進んで行かず、向正面ではムチを入れながらでも前3頭にジワジワと離されていました。


ヒロノカマオレ
パサパサに乾いた良馬場で時計標準。外枠の減量騎手が先導する流れであまりペースは速くないが、途中から有力馬の捲りが来てなかなか楽に行けず。直線で抜け出したヤマチョウタンゴが押し切ろうとするところに、好位で宥めていたサウンドジャンゴが捉えきる。ラスト1F13秒9も掛かっており、大半の馬がバテ切った流れでの戦いだった。デルマサンダユウは最内枠で出遅れ、全く流れに乗れてない内容ながらも終いは良い脚色。
能力的には通用する1頭だけに、再度注目したい1頭です。

★土曜日情報
函館10レース
アグリッパーバイオ
2走前は緩まず消耗戦となり、中盤で緩んだところで動く馬が多く展開。同馬は理想的な位置で競馬が出来ていましたが、最後は決め手勝負で分が悪く追い比べてひと踏ん張りが利かずに4着。
ひと息入ってプラス12キロだったこともあり、叩かれた前回は連闘で挑み2着となりました。

前走は雨が降っていましたが馬場はまだ内が良い状況。
先行馬が少ない少頭数でしたが、煽って出たミッキーデータが先導し、出遅れたヒカルエリントンが2番手。
最初のスタンド前以降はずっとハロン12秒5程度のペースでラップを刻んでいましたが、ジワジワと後ろの組が追い上げて3コーナー過ぎでほぼ団子の状態。
一度アグリッパーバイオが外から先頭に立ったところに、人気のサトノメサイアが一気に伸びて差し切る格好。
最後まで加速し所のない展開で、事実上のバテ合いスタミナ戦となりました。
降級してからレースに安定感が出ており、今回も大崩れの可能性が低い1頭となります。


ツクバアズマオー
4カ月の休養明けとなった前走は時計掛がかる差し馬場状態で、最初は外枠のキングイマデショウとデルマサリーチャンが先導し、中盤でも息が入る流れとなりました。
向正面半ば過ぎからラガーギアチェンジが捲って一気に3コーナーで先頭に立展開。
道中はそれほどペースが急変しなかったため、好位からの脱落馬が少なく、直線でキングイマデショウが挽回する所にハツガツオが抜け出し、人気のアドマイヤメテオとツクバアズマオーが最後に強襲しましたが、ツクバアズマオーは3着。
休み明けでも降級戦で一応の力は示しました。
今回は叩き2戦目の今回は稽古でも動きに鋭さが出ており大きな上積みが見込めます。


ピサノベッテル
4カ月の休養明けとなった2走前は緩まない消耗戦でコンマ2秒差の3着。
このレースは前にいた馬が動いて行ってくれたおかげで勝負どころでは楽な感じで上がって行くことができました。
直線でもしっかりと伸びて見せ場十分の3着となりましたが、展開がかなり向いた1戦と言えます。

叩き2戦目の前走亜1番人気となりましたが結果は6着。
馬場がこなれてきて差しの効く状況での後半4F勝負。
勝ったホワイトエレガンスは最内をピッタリロスなく回れてきたことが大きく、1番人気となったピサノベッテル出遅れてしまいく方2番手からの競馬。
最後方から大外を回して良く伸びていましたが、ロスの多い競馬でコンマ3秒届きませんでした。
洋芝は合っており、展開が合えば十分に差し切れる脚は持っています。


ギブアンドテイク
7カ月の休み明けの2前前は仮柵A→B移動後の週で馬場状態は絶好で、差し有利の高速馬場。
それまで逃げてなかったラインカグラの逃げで、ペースが落ち着きかけた時に、向正面でマクベスバローズが一気に捲って出て急にペースアップする展開。
先団がずっと追っ付け通しの展開になり、4コーナーでも馬群がバラけた差し争いにとなり、内をロスなく運べていたマローブルーが先頭に立ち、追い込み馬が殺到するのを凌いでの勝利となりました。
このレースは500万下条件にしてはかなりタイムが速くレベルの高い1戦でした。
同馬は幾分太め残りで回ってくるだけにレースとなりましたが、休養前のレースではこのクラスでも勝ち負けしており、叩き2戦目で上積みが見込めた前走は4着。

スローで気味で決め手も必要とされる1戦となりましたが結果は降級馬が3頭いて1〜3着を独占。
この馬は輸送でイレ込むケースが見られるため、滞在競馬はプラス材料となります。

★土曜日情報
函館8レース
ディアゴッホ
2走前は乾いた馬場で内が有利な状況。
初ブリンカーのダイワコンシードが速いダッシュで行ききり、4コーナーで4馬身以上リードを取るも、直線に向くとアラアラになってしまい2番手集団が一気に交わしていく展開。
隊列が一変し、好位組の減量騎手同士の叩き合いとなって、最後は49キロオルフィークと51キロトウショウデュエルが同着。
コンマ1秒差3着のディアゴッホは57kgを背負って並んでの叩き合いとなってしまったのが敗因と言えます。
ディアゴッホは休み明けで速い時計が2本だけで、道中は終始突っ張るように走っていました。叩かれた前走は相当上積みが見込めましたが結果はハナ・クビ差の3着。

その前走はハイペースの差し決着。
使われて馬は良くなっていましたが、最後は伸びそうで伸びずに3着。
パドックでは何かを気にする素振りを見せ、再三立ち止まってメンコを外されており、普通の状態ではなかったように思えます。
それでもこの条件では崩れておらず、今回も上位争い可能な1頭です。


ハクサンフレンチ
2走前は不良馬場の持久戦で3着。
押して押して4頭雁行状態の3頭目となり、前がやり合う展開になりましたが、3コーナーからは先頭に立って直線はロケットダッシュとの追い比べ。
1ハロン過ぎには勝ち馬にスッと離されたものの、脚抜きの良い馬場で前半のリードを生かして3着となりました。

連闘で挑んだ前走は、脚抜き良い稍重馬場でしたが乾きかけの馬場状態。
先手争いは結構熾烈になり、内枠のジョリーアップが追っ付け追っ付けで逃げる展開。
先手を奪ってからは手応えが楽になり、直線は余裕の手応えでさらに突き離しての楽勝となりました。
ハクサンフレンチは外目の枠からジワリと好位にポジションを取り、外を回るロスが響いてしまいました。
理想は内枠から先行する形となります。