まとめ

過去ログ493 2015/7/21 11:55

★日曜日 共通
中京11レース
カレンブラックヒル
この馬は直線での加速戦には対応可能で、NHKマイルCを勝っている事からも証明済です。
この時は渋った馬場でしたが、12.2 - 12.6 - 11.6 - 11.3 - 11.7と緩い流れから一気に加速できて出し抜いています。
小倉大賞典では向正面でスピードに乗ってコーナーに突入できたのが大きく、この馬にとってのポイントはコーナーでの加速が重要なレースにならないようにレースメイクできるかどうかです。
今回は中京のマイル戦となり、この舞台は良い材料だと言えます。
マイル戦と言っても中京コースは他の競馬場に比べて格段と時計が掛かりやすい競馬場で、32秒台の競馬にはまずならないため、その点で考えてもマイル戦では純粋なスピード不足になっていたこの馬としては競馬がしやすい舞台だと言えます。
そしてもう一点は3〜4コーナーに下り坂があるということ。
この馬は前半が緩ければスッと動きだす2F戦自体は直線でなら対応できる馬なので、4コーナーまでひきつけて直線の坂で出し抜くという競馬は可能性としては十分にあります。
その点でも直線が長い中京は良いコースです。
府中適性が高いように上り坂での加速は適性的に高いはずで、今回はマイル戦となりますが良い条件が揃っており
、更に雨でも降れば文句なしです。
懸念材料は58.5kgで、斤量の克服が焦点となります。

レッドアリオン
中京マイルでは勝っていますが、3歳時のモノなので実質的には未知数と言えます。
ただ、高速マイルで追走に脚を使ってしまうと甘くなる傾向が出ていたのでその点を考えると中京は33秒を切るような時計がまず出ないため、このコース自体は好材料です。
この馬は少し時計がかかる馬場でのポテンシャル勝負ではニューイヤーSでやれているので、この条件なら無理に前に拘ることなく、前半は様子を見ながらペース次第で動くタイミングを早めにしてやる方が良いように思えます。
基本的にはL1バテ差しタイプは間違いないため、しっかりとトップスピードに乗せてやるところを優先するのが良さそうです。
今の中京なら余程緩まない限りはL1での外差しが利きやすい状況下にあり、カレンブラックヒルのレースメイク次第となりますが、2列目に拘らずに好位〜中団ぐらいでの競馬が理想です。
出遅この馬はれ癖もあるため、内枠で出遅れてしまうと外から内に切り込みたいコースになるのでかなり後ろになる可能性もあります。
カレンブラックヒルがペースを落として直線2Fの勝負になってしまうと対応に苦労しそうなので、本質的にはトップスピードをある程度要求されての持続戦が理想となります。

★日曜日 ブラスト
中京11レース

第62回 トヨタ賞中京記念 GIII中
中京コース改修後、まだ共通した流れはありませんが、好走馬の位置取りは差しが多く、直線がやや長いコースのために末脚勝負になりやすい傾向となっています。
基本的には、上がり重視で考えて良いレース。

外枠の好走馬が3年連続していて、内よりは外が有利と考えられます。
12年16ショウリュウムーン(6番人気2着)
13年16フラガラッハ(5番人気1着)
14年15サダムパテック(7番人気1着)14ミッキードリーム(11番人気2着)

12年の外枠(7,8枠)の馬の成績
15ダノンヨーヨー
1番人気ながら7着。直線では15番手から追い込むも、
この馬は夏に弱く、58キロを背負っていたため伸びきれませんでした。

14エーシンリターンズ
4番人気14着。
プラス24キロ増が響き、好位からの競馬をするも大敗。

13エアラフォン(3番人気6着)
出遅れてしまい普段よりも後方からの競馬となってしまい、参考外の1頭。

13年の外枠(7,8枠)の馬の成績
15シャイニーホーク
前に壁を作れずハミを噛みっぱなしで15着

14ファリダット
約1年ぶりの芝のレースが合わず、14着。その後は全てダートに使われています。

13ザラストロ
12番人気7着に健闘。
52キロの軽量で、直線では15番手から猛追。
7着とは言え、勝ち馬とはコンマ5秒差で、3着馬とはコンマ2秒差。

14年の外枠(7,8枠)の馬の成績
16ダノンヨーヨー(9番人気12着)
前述の通り、夏に弱く、この時は8歳となっており実力的にも厳しかった1頭です。

13サトノギャラント(3番人気7着)
この年は稍重馬場という事もあり、終始ノメッてしまい力を出し切れていませんでした。


血統の傾向
サンデーサイレンス系×欧州スタミナ型血統配合馬が好走多い傾向。
欧州スタミナ型血統は、トニービン系、キングマンボ系、リファール系など凱旋門賞で好走しているような血統で、スタミナ適性が末脚勝負にもう一押しが利くポイントになると考えられます。


★日曜日情報
福島3レース 1/2

パームリーフ
3走前の中山はパサパサに乾いた良馬場で内枠初ダートのブルールークが逃げて、押し押しでテンマイキララが迫るも、それを往なし途中ペースを緩める展開。
3コーナー過ぎから1,2着馬の一騎打ちの流れとなり、後続はそれを追いかけることすらできず。
3着馬は前から9馬身離され、同馬はその3着馬からさらに1馬身離されての4着。
デビューから2戦はブリンカーをつけて芝、ダートに試しましたがブリンカーが裏目に出ていた印象で、3走前はホライゾネットに換えて挑みました。
それでもスタートが決まらず後方からの競馬となり、3コーナー手前から仕掛けての4着。
中山1800mよりも東京2100mの方がリカバリーが利きやすく、東京では前進可能と思いましたが、結果は14着に大敗。
2走前の東京は走破タイムも良くラストも中身が良く、単純に距離延長が応えた印象で、直線で外に出しても終いの伸びはひと息でした。

前回は1600mに短縮となりましたが、結果は14着。
テン争いがあってハイペースの消耗戦。
序盤3頭が出て緩みのない流れとなり、この流れで残したのは2着馬だけ。ほとんどの馬がペースにも時計にも対応できていませんでした。
今回は小回りの1700m戦となり、適性的には狙えません。再度東京2100mで狙いたい1頭です。


デルマサンダユウ
前走はリターンエースから1馬身離されての4着。
この馬はエンジンの掛りが遅いため、ペースが遅くて捲られる展開では力を出し切れません。

2走前の東京では雨の影響が残って湿った馬場状態。
中盤で一気に緩んで超スローの直線勝負となり、直線入り口では馬群はほぼ一団。
ここではゲートを五分にでて人気馬を前に見ながらレースができ、勝ち馬には出し抜けを喰らいながらも最後は差を詰めての2着となりました。
理想は直線の長いコースとなります。