まとめ

過去ログ680 2017/2/8 11:40

★日曜日
東京11レース

共同通信杯

スワーヴリチャード
新馬戦は超スローで後方からにならざるを得なくなった中でトップスピードを引き出したときに坂の上りで10秒台というような凄まじい脚を使ってきたということを考えれば東京でスローからのトップスピード戦で噛み合う可能性は高い1頭です。
中山や阪神のようなL1に上り坂があるコースで、自身加速ラップで来るような馬は当府中のL2で上り坂があるコース(加速段階で上り坂を迎える舞台)というのは合います。
新馬戦の内容を見ても血統的にもゆったり入った方が良いタイプで、瞬間的なトップスピード自体は見せてきおり、前走の東スポ2歳Sではジックリと運んでブレスジャーニーを上回る上り最速の33.6秒でクビ差の2着となりました。
結果的にはもうワンテンポ動くのを待っていれば逆転できていただけに、勝ちに等しい内容だったと言えます。

タイセイスターリー
新馬で見せた後半要素ではポテンシャル面を評価したい1頭。この馬はギアチェンジ面にやや不安があり、内で我慢して加速で出し抜かれる形は避けたい展開です。
理想は番手外で適度なペースという競馬で、ある程度流れたレースで目途を立てており、平均ペースでもやれそうなだけの血統ではあるので前半のペースに対する適性の幅の広さは武器になりそうです。
スローになった時にどの程度のトップスピード面を見せてくるかが今回のポイントで、スローからのトップスピード持続戦となると使える脚自体はある程度長く使えてもコーナーで外を回されて速度の質的に置かれる可能性は出てきます。
内で我慢すると動きたいときに動けないし出し切れな今の段階では極端なトップスピードを問われないパターンが理想で、ある程度ペースを引き上げてしまった方が良さそうなタイプと言えます。
現時点では1400mは短い印象があり、マイルよりも長い距離に適性がありそうです。
2走前のデイリー杯はゲートが開く瞬間に外に行ってしまい、4角も直線も外に逃げ気味に走って2歳馬特有の難しさがでていましたが、前走のシンザン記念は2着に好走。
最後は抜け出したところでソラを使っていたので、頭からは買い辛いタイプと言えます。

タイセイスターリー
前走のシンザン記念は有力馬が回避しており、ディバインコードはともかくナイトバナレットは結構面白い存在でしたが、この2頭が抜けてコウソクストレートやペルシアンナイト辺りでも上位に来れそうなレベルとなり、同馬にもチャンスが大きくなりました。
ただ、同馬が好走するには外目の枠が条件で、ペースは平均ペースまで引き上げる必要がありました。
有力馬の回避+外枠+ハイペース+重馬場とうy条件がすべて重なっての2着だけに、今回は苦戦が予想されます。
この馬のマイル適性に関しては2走前もバテていたわけではなく単なるキレ負けで展開を作れなかっただけで、全体のペースを引き上げて入っていければ新馬の内容からも楽しみな面はあります。
血統的にもスピード色が強く、スピード戦に持ち込むことでパフォーマンスを上げてくる可能性はあるため、理想は外枠からしっかりと厳しい流れを作って逃げるか、番手で突くという競馬で、後半速いラップを踏ませない競馬です。

チャロネグロ
ハーツクライ産駒の大型馬が2戦目で一変しての勝利。
前走はパルフェクォーツが全く止まっていないところを後ろから差し切っている事からもこの馬は相当強い事が分かります。
まだ前向きさが無く、道中はフワフワしていましたが、前を離したらしっかりとハミを取って走れていました。
中山でのタイムランクAで、消耗戦ではなく瞬発力も見せているので東京も向きそうです。
走破時計を見ても京成杯のコマノインパルスの数馬身前を走っている計算となり、レイデオロくらいの能力がある可能性があります。

ムーヴサワールド 
新馬戦の内容だけで判断すれば不器用で素材が前面に出たなタイプと言え、L3でもそこそこ速いラップを踏んでおり、阪神外は4角以降の下り坂でトップスピードに乗せやすい舞台で、L3であれだけ流れていたらL2にはトップスピードに乗せられる状況でした。
それがイマイチL2の最速地点で切れずに伸びてきたのがL1の減速地点だった事を考えると、持ち味はトップスピードの持続力という事になります。
こういうタイプは府中の上り坂で加速しないといけないという条件では割引が必要で、10秒台のレベルになった場合に不安が生じます。前走の東スポ2歳Sは10秒台の脚は問われなかったために3着に好走できましたが、エンジンの掛かりが遅いタイプだけに、京都コースのように要所で下り坂のあるコースが合っている印象があります。

★注目馬
小倉 未勝利

スリーミネルバ
初戦の年明けの中山ダート1800メートルの新馬で1分57秒4は優秀で、同馬は逃げて5着となりました。
きつい流れでも最後まで粘れており、このレースを2番手追走から4着となったレッドラトナは次走で2着に好走しています。
「優先出走権はあったが、小倉の牝馬限定ダート1700メートル戦のここまで待った」と柄崎師が話しており、この中間は格上馬をアオる動きも見せており確勝級の1頭と言えます。

★日曜日
京都10レース

メイショウウタゲ
休み明けの2走前は着の悪さを出して伸びそうで伸びない競馬となり4着。このレースでは自分から動いていましたが、気を抜く素振りを見せていました。
叩き2戦目の前走は中位の少し後ろからの競馬となり、向正面で最内を通して間合いを詰めるも、直線では内を狙ったところで狭くなってしまい、一度外に進路を切り替えるも最後は再び内に進路を切り替える競馬で3着となりました。
スムーズなあらもっと際どかった1戦ですが、この馬は狭い所に入れた方が闘争本能が掻き立てられて最後まで伸びています。
詰まるリスクはありますが、捌き切れれば勝ち負けに加われる1頭と言えます。