まとめ

過去ログ686 2017/4/25 15:31

★日曜日
京都11レース

天皇賞・春

昨年段階から凱旋門賞挑戦が示唆されていたサトノダイヤモンドですが、天皇賞・春後の宝塚記念に出走するとは明言していません。
僚馬であるサトノノブレス(牡7)も陣営は同時に登録し、この2頭を登録したということは、あの"連係プレー"が見られそうです。
昨年の有馬記念では主役の一角だったキタサンブラックに対し、サトノノブレスがプレッシャーをかけ、結果としてサトノダイヤモンドの勝利となりました。
フランスの地でもサトノダイヤモンドの"アシスト役"としての出走する可能性は極めて高いように思えます。
昨年の凱旋門賞では、勝利したファウンド、2着のハイランドリール、3着のオーダーオブザセントジョージと上位がオブライエン厩舎で占められましたが、ファウンドをインコースの最高の状態で抜け出させるための"作戦"が見て取れました。
また、日本馬の挑戦でも、2012年の凱旋門賞ではオルフェーヴルのペースメーカーとしてアヴェンティーノが出走しています。

今年の天皇賞春は凱旋門賞の前哨戦となりますが、昨年の有馬記念は斤量差がありましたが、今回はまったくの五分となります。
この天皇賞・春は、人気馬にとって「鬼門」といえるレースで、ここ10年、1番人気の馬が一度も連対しておらず、最後の連対は2006年のディープインパクトとなります。
今回はアシスト役不在、同斤量となり、2強対決ではキタサンブラックにアドバンテージがあります。

★日曜日
京都11レース

天皇賞・春

サトノダイヤモンド

グレード制が導入された1984年以降、3歳で有馬記念を制したのは延べ12頭。
そこから「菊花賞に出走しながらも敗れていた馬」を除外するとシンボリルドルフ、オグリキャップ、ナリタブライアン、マヤノトップガン、グラスワンダー、マンハッタンカフェ、シンボリクリスエス、ヴィクトワールピサ、オルフェーヴル、ゴールドシップという史上最強クラスの10頭が並びます。
しかし、この10頭の内シンボリルドルフ、マヤノトップガン、マンハッタンカフェ、オルフェーヴル、ゴールドシップと半数の5頭が翌年の天皇賞・春に出走していますが、その結果が[2-0-0-3]。

オルフェーヴルとゴールドシップはそれぞれ単勝1.3倍まだ支持されましたが、馬券圏内にさえ入ることができませんでした。
オルフェーヴルとゴールドシップの敗戦は「考えられないような内容」でした。

前述したシンボリルドルフ、マヤノトップガン、マンハッタンカフェ、オルフェーヴル、ゴールドシップの5頭の天皇賞・春は、何故か日経賞(G2)を使ったシンボリルドルフとマンハッタンカフェが勝ち、阪神大賞典を使った3頭が敗れるという「傾向」がはっきりと分かれています。
これは『後ろからでも差し届く舞台である阪神大賞典』を使って来たサトノダイヤモンドにとって不吉なデータと言えます。


また過去10年で前走・阪神大賞典を使った4歳馬で、天皇賞・春で初めて58sを背負った馬の成績は[0-0-1-12]と悲惨な数字が並んでいる。

 3着に入ったのは昨年のシュヴァルグランのみで、着外には先述したオルフェーヴルやゴールドシップといった"確勝級"の馬も含まれているだけに、これも決して無視できないデータとなりそうだ。

 他にも代表的なもので1番人気が過去10年で[0-0-1-9](これはキタサンブラックの可能性もある)や、ここ5年間で馬体重が2s以上マイナスで出走した馬で馬券圏内を確保したのが2012年のトーセンジョーダン(-4kg)ただ1頭と、こちらも前走を過去最高体重で出走しているサトノダイヤモンドには気になる傾向といえる。 

★注目馬
土曜日
京都10レース
サトノエトワール
前走は道悪のうえ、4角手前では外から後続に来られる厳しい展開となりました。
馬場の内が傷んでいたため、道中は通るところが限られており、結果的には後ろの馬の競馬となってしまいました。
展開的にも早目に動かざるを得ず、内からも来られたためプレッシャーも大きく、ラストはよく踏ん張って中身の濃い3着となりました。
「2走前はハナに行く策でしたが2500mの外枠で張って来られていけませんでした。それでも2着に来てくれて確実に力をつけてきました。もう順番待ちでしょう」と辻野助手。

メモリーフェイス(3歳未)
新馬戦では初めての競馬で口向きの悪さを見せており、3〜4角では外に張る面も見せて4着。
2戦目はスタートで大きく躓く不利があり、立て直して1角でハナに立つとマイペースに持ち込みましたが直線では内にモタれてしまい伸びきれずに3着。
3戦目の前走はリングハミに換えて左へモタれる面がマシになり、一旦はクビぐらい前に出ましたが差し替えされての2着。
3着には5馬身の差をつけており、今回は順番の1頭と言えます。

アドミラブル
ノド手術後の2戦が完勝で、賞金的にダービーに出るためには何としても2着までに入らないといけない同馬。
2走前の手術明けの1戦は道中でフワフワする面を見せていましたが、直線で外から来たメルヴィンカズマに体を併せると抜かれる事無く最後は突き放しての勝利。
前走はスタート後に寄られる不利があり、後方3番手からの競馬。
4ハロン目のラップが13.7秒となり、ラップが緩んだところでポジションを上げて向正面ではガッチリと2番手に収まり、直線は早めに抜け出してラスト1ハロンから独走態勢となり後続を3馬身ちぎる圧勝となりました。
かなり強い競馬をしており、今回は勝ち負け濃厚でダービーへの切符を掴める1頭です。