ブラスト競馬情報 指数コース会員様専用掲示板

過去ログ77 2014/9/11 23:58

★土曜日 G1C+研究の平馬
新潟10レース
アナザーバージョン
クロフネ産駒にしては珍しい1400〜1600mでのスピードタイプで、黒竹賞では良さが出ず、昇竜Sでは12.6 - 12.7 - 11.8 - 12.3と中京らしい緩んでからの2F戦でギアチェンジを要求されて馬群の中で進めて窮屈になって進路確保できず最後は内にモタれてしまい参考外の1戦です。

平均ペースでもポジションを取ってもペースを引き上げられて最後まで粘り込むといったレース序盤のスピードを生かす競馬に持ち込めればチャンスは十分あります。

6走前の重馬場の東京ダ1600m戦ではかなり強い競馬をしており、800通過は47.6と平均的なペースを刻むんで12.2 - 12.5 - 12.2 - 11.8 - 12.2と、そこまでペースの緩急がない平均ラップで、スピードの高さとそこから一脚を使えるかどうかという前半の総合力を要求されたようなレースとなりました。
楽にハナを窺うとそこから下げる形でしっかりと番手を確保すると3〜4コーナーで楽な手ごたえで2列目で直線を向くと、直線序盤で楽に反応して先頭。
2着馬ジャッカスバークもついてきましたが、ラスト1ハロンでしっかりと抜け出して寄せ付けず完勝となりました。
道悪で質の高いスピードを要求された形になりましたが、抑えるぐらいの余力を見せており、直線での反応と言う点ではクロフネ産駒らしい優秀な動きでした。
全てにおいて上回っており、2着のジャッカスバークが昇級初戦、道悪でのレコード決着に正攻法で僅差の2着に入ったように、このレースのパフォーマンスは高く評価できます。

前走の新潟では降雨は収まり、非常に脚抜きが良い真っ黒な高速ダート。
一番ペースが緩んだ箇所は2コーナー前後の12秒9、道中は結構速いラップを踏んで馬群は固まらず、逃げたテーオーフェアリーこそ直線で止まりましたが、1列目にいた2頭と2列目にいたゴールデンヒーローとで直線は叩き合いとなり、中団より後ろを回っていた馬はほぼノーチャンスの流れとなりました。
前に行くと止まらない高速馬場で、内枠を引いた馬に利があった事を考えると、掲示板に載った5頭の中で一番外の11番枠から2着となった同馬が一番評価できます。

3着馬には2馬身の差をつけており、今回は確勝級の1頭と言えます。

ハイパーチャージ
3戦目に500万クラスを勝った時は東京ダート1600mでスローの競馬。
13.0 - 12.5 - 11.4 - 11.9と明らかなギアチェンジ戦で最速11.4と高いトップスピードが問われた内容で、この流れで2列目外から直線手応え抜群でほとんど追われずにこのラップでジワッとL2までに先頭列に並びかけるとL1でデルマヌラリヒョンが内から出し抜きを狙うものの、ここで追われてしぶとく差を詰めさせずに捻じ伏せました。
これはかなり高いパフォーマンスだったと言え、2着のデルマヌラリヒョンもすぐに500万下を勝ち上がっていてパフォーマンスの高さを間接的に証明する形となりました。
未勝利勝ちの中山1800mでは一貫ペースで12.8 - 13.2 - 12.9 - 12.9 - 12.9の流れで4コーナーまで抑えているような競馬。
直線で後ろを見ながら軽く仕掛けてアイアムライジングを楽に競り落として最後は流す余裕を見せていました。
高いスピードを殺すような競馬でポジションを2列目でキープし、そのまま馬なりで押し上げて行け、最後も力を出しきらない競馬。
時計的にはそこまで速くはありませんが、ほとんど調教みたいな感じでの勝利となりました。

休養をはさみながらの競馬が続いていましたが、近走は連続で使われており、今回は4戦目となります。
再昇級戦となった前走は時計勝負で地力が必要なレースとなり、極端に速い流れというわけではありませんでしたが、あまり淀みのないペースで良馬場で44秒台の決着はハイレベルと言えます。
このレースをコンマ2秒差の3着。
ゲートの中でうるさくなってしまい、両前脚を浮かした時にスタートを切られてしまい出遅れて最後方からの競馬となりました。

3コーナー手前から動いて右手前のまま長く脚を使いましたが前半のロスが響いての3着。ロスがなければもっと際どかった1戦だっただけに、今回も有力な1頭となります。