ブラスト競馬情報 指数コース会員様専用掲示板

過去ログ90 2014/9/25 13:01

★日曜日 共通
阪神11レース

ウインフルブルーム
ダービーでは枠順確定後にハ行のため出走取り消しとなりました。
ダービーで試せなかった2400mの距離に秋初戦を選択してきました。

高いパフォーマンスを見せたシンザン記念は47.9-45.9のスローペースで12.4 - 11.8 - 11.3 - 11.0 - 11.8とミッキーアイルがペースを握ってスローからペースを引き上げてのL2最速トップスピード勝負戦となりました。
この流れで2番手追走から直線序盤ではトップスピードの質で見劣りましたが、ラスト1ハロンでの食い込みが素晴らしく最後はミッキーアイルとの差を詰めました。
ミッキーアイルはペースをコントロールしてからのトップスピードへ持っていく速度が速く、アーリントンCを含めて要所での良さが光る馬で、高速で高いスピードが要求されたNHKマイルまでは圧倒的な存在でした。
ミッキーアイルの競馬をさせてこの時点で食らいつけたのは同世代ではこの馬しかおらず、シンザン記念のペース配分を見てもスローからの早めのペースアップでしっかりついて行って最後まで伸びるトップスピードの持続力の高さを見せました。
ウインフルブルームの能力そのものは一線級で間違いなく、少なくともトゥザワールドには逆転可能です。
あとは状態がどれだけ戻っているかが課題となります。


ハギノハイブリッド
先週のセントライト記念にも登録していましたが、回避してコチラに進めて来ました。
この馬のベストパフォーマンスは
京都新聞杯。
超高速馬場で1000m通過は57.7秒となりましたが、単騎逃げのオールステイが作った展開です。
超高速特有の縦長で、2番手でも1分は切っていた流れで平均的な流れにはなっていました。
単騎逃げ馬のせいで異質なラップになっていますが、この馬自身は最後まで11秒台のラップでキープできているように、後半ペースアップのタイミングが遅れての中弛み戦だったように思えます。
その流れの中で中団から3コーナーで中目を押し上げていくような形で直線で好位列に取り付くと、外に出してから伸びて捻じ伏せたという形の勝利となりました。
トップスピードの質に関してはまだ高いものを見せていませんでしたが、淡々とした流れから11秒台前半のラップを要求されない競馬で長くいい脚を使えるところを見せました。
このレースで高いポテンシャを持っていることを証明しました。

ダービーのはスローでは中弛みが激しく13.6 - 12.2 - 11.6 - 11.1 - 11.7と13.6というラップに合わせながら最速11.1まで加速していく流れで、ギアチェンジが問われる競馬となりました。
この流れで後方馬群の最内に包まれてしまい、直線でも窮屈なところを突いてしまい直線では置かれてしまいました。
反応が鈍い面をカバーできない競馬になってしまい参考外の1戦と言えます。

今回はトップスピードの質を要求される競馬にはなりやすい舞台で、ダービーのように内で窮屈に進めながら要所での加速を要求されると甘くなる可能性はあります。

セントライト記念の方が適性的には向いていたと思いますが、早仕掛けになることもあるレースだけに全体のペースも早くなることを考えれば、ダービーよりはチャンスはあると言えます。