1 鈴木♂

Mysteries Of Love

鈴木♂はディビッド・リンチという監督の映画がわりと好きな人で、彼の映画や
TVシリーズはおそらく大半見ていると思います。
その中でも'86年に公開された「ブルーベルベット」という映画は中々強烈な映画で
デニス・ホッパー演じるイカれた変態ギャングは主役であるカイル・マクラクラン
を完全に凌いでおりました。
この変態ギャングは常に小型の酸素ボンベを持ち歩いていて、それをスーハー
スーハーと吸いながら、変態的というかイカれた行動をするのですが
それが血中の酸素濃度過剰によって脳が興奮している状態だと鈴木♂が分かった
のは、それから数年後の事でした。

私が何でこんなお話をするのかというと、鈴木♂が職場から帰宅する時に
ほぼ毎日寄るコンビニで最近、小型の酸素ボンベを売り始めたからなのでした。

私がその現物を初めて見た時に脳裏に過ぎったのは、やはり上記の変態行為を
行うデニス・ホッパー演ずるギャングの姿でした。
「これをスーハースーハー吸えば私もあんな変態行為ができるんだろうか(-_-;)」
と会計待ちのレジの前でちょっとだけ思いました。

web上でその新商品の告知ページを捜して見てみると「リフレッシュ効果!」
とか「ガムを噛む以上に眠気が醒める!」と盛んに効能が書いてありました。
少なくとも「ハイヒールを舐めたくなる!」とか「女を責めたくなる!」という
変態行為促進効果は無いみたいです。

   セブンイレブン・ジャパンの新商品ニュースリリース(PCのみ)

      http://www.sej.co.jp/news/h18kami/051101.html

ちなみに脳の興奮状態を収めるには、これとは逆に血中の酸素濃度を低下させ
れば良い訳で、袋を口に当てて自分が吐き出した二酸化炭素をもう一度吸うか
炭酸の入った飲み物を飲むと良いみたいです。
(PC)
2 鈴木♂
「ブルーベルベット」という映画は色んな意味で見所の多い映画でしたが
鈴木♂がちょっとマニアックだなぁと感心したのは、デニス・ホッパー扮する
変態ギャングのフランクが映画の最後に使うサイレンサー付きのピストルでした。

彼はこの銃を一発撃つ度にスライドを引いて、排莢&装弾を行うのですが
何故セミオートマチック(半自動式)のピストルでそんな事をするのかというと
サイレンサーの消音効果を最大限に高める為に、弾の火薬を最小限にまで減らした
弱装弾を使っている為で、しかも銃をよく見てみると米・ハイスタンダード社の
ピストルでした(たぶん)。
という事は、この銃は'60年代にCIAが要人暗殺用に使っていたと噂される
ピストルではないかと思います。

この銃が本当にそうなのかどうかは分かりませんが、普通の?ギャングなら
そんな銃を使いませんから、フランクというギャングは殺し屋もやっていた
という裏設定があったのかもしれませんね。
なお、本物のアメリカの殺し屋という人たちは意外と個性的な人が多いみたいで
旧日本陸軍の三八式歩兵銃を使う殺し屋がニューヨークに居るという話を鈴木♂
は昔聞いた事があります。
(PC)