心に残る逸品

私が購入した訳ではありませんが、今でも私の心に残る逸品があります。

それは今から三年くらい前に、あるネット関連雑誌を読んでいたら
新製品の紹介記事の中に何故かありました。

「お酌ロボ・釈お酌(しゃくおしゃく)」

それは予め350mlの缶ビールをお酌ロボのアームにセットしておき
赤いボタンを押すと、百種類以上プリセットしてある釈由美子さんの音声が
｢愛していると言って！｣などと再生されると同時にロボのアームが
「ギ〜、バッタン！」(←鈴木♂の想像による）とロボの前に置かれたコップに
ゴボゴボと注がれるという素敵なマシーンでした　(-_-;)　。

ちなみにお酌ロボのスペックはバンダイ社製で市価五〜六千円くらいだった
と思います。
このお酌ロボは推定1/12スケール位の、釈由美子さんだと云われれば
そう見えるかも知れない女性らしきフィギュア(人形)が青いシミーズ(死語)
みたいなドレスを着て、バーのカウンターにいるというナイスなジオラマセット
付きのマシーンです (-_-;)　 。

では何故、鈴木♂の脳裏に今まで引っかかっていたのでしょうか？
私が考えるには、仕事から疲れて帰って来た鈴木♂がお酌ロボのアームに
缶ビールをセットしてから赤いボタンを押して｢お疲れ様！｣という釈由美子さんの
音声再生と同時にロボのアームがゴボゴボと勝手にビールをコップに注ぐのを
醒めた目で見ながら「私は一体、何をしているのだろう？」という無常感に
浸りたいのだろうと思います　(-_-;)　。

念の為にネットで検索してみると、釈由美子さん作詞で本人が歌う｢釈お酌｣なる
イメージソングのＣＤが存在した事も判明しました。
今でも、どこかで売っているかもしれない｢釈お酌｣なのですが、いったい
どこら辺で売っているのかも謎の商品です。
純然たるオモチャ屋さんでは大人向けの｢釈お酌｣は売っていないと思うし
さりとてアダルトショップや酒屋さんでも売ってはいないと思います。
もし、あるとしたら｢ドンキホーテ｣とかそこら辺の何でもありの店でしょうね。

お酌ロボの第二弾がバンダイから発売されたという話も全く聞かないし
｢しゃく・おしゃく｣というダジャレが言いたいが為に発売したとしか思えない
この商品は将来、釈由美子さんが大女優となった暁には黒歴史として
抹殺される運命にある不幸なお酌ロボなのではないかと私は思います　(-_-;)