マンガの話

昨年秋から秋田書店の｢ヤングチャンピオン｣でちょっと面白い企画をして
おりまして、それはどんな企画かと言いますと手塚治虫の｢ブラックジャック｣を
色んな漫画家さんに、読み切りで自分の自由に書かせるという企画です。

今までに書いた漫画家さんを列挙致しますと青池保子、立原あゆみ、田口雅之、
たがみよしひさ、井萩寿一の各氏で、今後の予定では柴田昌弘も書くそうです。
この企画が好評であれば、秋田書店としては全部で16人の漫画家さんに
｢ブラックジャック｣を書かせるそうなのですが、私が聞いた噂では最後の16番目
のトリとして、丸尾末広に｢ブラックジャック｣を書かせるという噂です。

この話はあくまでもソースの無い単なる噂話にすぎないのですが、もし実現したら
面白いでしょうね。
あの人の事だからたぶん、童貞厠之助みたいな遠藤ミチロウみたいなパンクな
ブラックジャックが出てくるんだろうなぁと鈴木♂は思います　(-_-;)　。

石坂啓なんて自分で志願しても書きたいだろうし坂口尚も、もし生きていたら
書いたかもしれませんね。
海外では意外とこういうアンソロジーが多いのですが、日本では珍しいと思います。
(敬称略)

現在、三誌で競作となっているマンガ版｢電車男｣も、掲示板のレスを漫画化する
という今までに無い形式のマンガです。
噂によると、最初に新潮社と交渉が成立したのは｢チャンピオンRED｣で、それを
知った｢ヤングチャンピオン｣が抜け駆けを行って最初に掲載し、｢ヤングサンデー｣
に至っては、秋田書店がマンガ化決定した事すら知らされていない状態で新潮社と
交渉していたというのが真相のようです。

長い出版不況に苦しむ出版業界としては、売れそうなアイテムは何でも出版したい
というのが本音なのかもしれませんね。
現在もアスキーが｢毒男(どくおとこ)｣という２ちゃんねる独身男性板のスレッド
をまとめた本を出版しようとして、掲示板住人たちと揉めて発売延期となって
いますし、週刊新潮に至っては２ちゃんねるニュース速報＋板を見ながら雑誌を
作っているとしか思えません。　売れそうなネタや話題をweb上から拾ってくる
というのは、もはやマスコミ関係では常識みたいですね。

もうすぐバレンタインデーなのですが、たぶん出るだろうなぁと思っていたら
やっぱり出ました。
バレンタインデーのプレゼント用エルメスのティーカップセット　orz 　。
その通販サイトの説明文によると　｢女性が男性にエルメスのティーカップを贈る
という事は、貴方に好意を持っていますという証なのです｣　なのだそうです(笑)。

とここまで書いて、一晩明けたら｢電車男｣映画化決定というニュースが飛び込んで
きました。
東宝で６月公開、監督はTVシリーズ｢白い巨塔｣の村上正典氏だそうです。

以前から映画化は東宝がやるとか、３月クランクインで６月公開とか色んな噂が
２ちゃんねるで流れていたんですが、結構情報がリークされていたんですね。
ちなみに現時点での出演者は未定ですが、噂によるとエルメス＝中谷美紀だそう
です。