金のなる木

２月10日に堀江社長のライブドアとアウトロー文庫で有名な幻冬社が提携する
という事が発表されました。
新聞によるとライブドアとしては、これからweb上のコンテンツをどんどんと
出版化して行きたいそうで、簡単に言うと第二、第三の電車男を目指そうという
作戦みたいですね。

私も知らなかったのですが、ライブドアの無料レンタルサーバーを利用して
ブログ(ウェブログ)を立ち上げる際には、次の様な利用規約があるんだそうです。

第８条 （ウェブログの公開について）

（昨年11月変更前）
本サービスにて作成されている全てのウェブログについて、当サイトの宣伝を
目的として利用者への通知なしに自由に利用することができるものとします。

（昨年11月変更後）
本サービスにて作成されている全てのコメントおよびトラックバックを含む
ウェブログについて、弊社は、利用者への通知なしに無償で利用することが
できるものとし、利用者は、弊社及び弊社の指定する者に対し、著作権等
(著作者人格権の行使も含む)を行使しないものとします。

つまり簡単に言うとライブドアでブログを作る場合、そのブログを出版化して
金儲けしても、ブログを作った人やコメントを書き込んだ人には一円も
入らないよという素敵な規約変更です。
更に規約変更が行われた年月日に注目すると、新潮社から電車男が出版された
直後の変更で、ライブドアが電車男出版化に注目していたという証拠ですね。

元々は２ちゃんねるの一つのネタスレ(｢男達が後ろから撃たれるスレ｣)に
過ぎなかった電車男が出版化され、漫画化され、ついには映画化されるまでに
なったのですから、サーバー側が必死になるのも無理は無いとは思うのですが
ライブドアで人気ブログを持っている人が、自分の知らぬ間にブログを
出版化され、びっくりしてライブドアと揉めるなんて事になりそうな気が私は
するんですけどね。

電車男は現在、公称で54万部が発行されているそうで、一説には印税だけで
七千万円以上になるそうです。
私もネタ日記を続けていればよかったのかもしれない・・・(-_-;)

今回はつまらないお話で申し訳ありませんでした。
今の日本のインターネットでは油断すると自分のカキコで、誰かに金儲け
されるかもしれないよというお話でした。