超久々の心惹かれるニュース

今年は心惹かれる様な馬鹿ニュースが何故か不作の年でして、そんな年の年末に
こんな馬鹿ニュースがありました。

【情報機関の衛星があなたの健康診断をしてくれます】
こんな誘い文句で友人らから金をだまし取ったとして米ルイジアナ州の男(38)
が禁固４年３月の判決を受けた。
男は妻が米中央情報局(ＣＩＡ）のエージェントだと嘘を言い、衛星写真による
診断で異常が見つかれば、ＣＩＡが薬を処方すると被害者を信じ込ませていた。
結局、妻も禁固刑を受けたが２人はこの手口で総額80万ドル(約8900万円)以上を
荒稼ぎしていた。
　　　　　　　　　　　　　　　(12月11日付けのイザ！(共同)記事より）

ここで鈴木♂が問題にしたいというか激しく疑問に感じるのは、人工衛星から
撮影した写真でどうやって健康診断をするのか？(ｰ_ｰ;)という事でした。

確かに現代の人工衛星は通信衛星の他に超高感度カメラを積んだスパイ衛星や
各種の分析装置を積んだ地球観測衛星など色んな種類の人工衛星が飛んでいる
のですが、健康診断できる衛星が飛んでいるというお話は鈴木♂も聞いた事が
ありません。

この詐欺師夫婦の手口が具体的にどんなものなのか鈴木♂には分かりませんが
「○月○日の×時×分にあなたの家の上空をＣＩＡの衛星が通過しますから
その時には庭に出ていて下さい、それですべてＯＫです！ＨＡＨＡＨＡ！」
といった感じでしょうか？　(ｰ_ｰ;)　。
日本だったら例え小学生でも｢そんな事本当にできるのか？｣と思いそうなもの
なのですが被害総額が80万ドル以上という事ですから幾ら医療費の高いアメリカ
でも数十人から数百人の人がこの詐欺師夫婦に騙されていたみたいですね。

鈴木♂がこの馬鹿ニュースから想像できる事は、アメリカ人って映画やＴＶの
見過ぎで現実と空想の境い目が曖昧になっている人が多いのではないか？
という事でした。
日本だったらＴＶドラマの最後に｢このドラマは架空のお話で、実在する人物や
団体とは全く関係ありません｣という感じのテロップが出て釘を刺されるのですが
アメリカのＴＶドラマではそんなテロップを見た事がありませんし、ＣＧの技術
が日本よりも遥かに進んでいるので騙されてしまう人が多いのかもしれません。

日本でも時代劇なんて殆どが歴史小説家の創作ですからアメリカの事をとやかく
言えませんが、江戸時代や戦国時代という昔話なら現代劇よりも遥かに実害は
少ないみたいです。
ちなみに大河ドラマ｢風林火山｣の山本勘助なんて当時、山本勘助という人がいた
という事くらいしか分かっておらず、武田信玄の軍師だったというお話は講談師
と井上靖の100％創作なんですけどね　(ｰ_ｰ;)　。

　　wikipedia−山本勘助

　　http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E5%8B%98%E5%8A%A9