1 鈴木♂

方円流十八形

今週から職場の業務内容がほぼ通常通りに戻り、なお且つ試作の仕事も入ってきて
ちょっとバタバタとしていた鈴木♂です。

最近新しく入ってきた仕事には今までに付き合いが無かったメーカーさんの仕事とか
もあって「たぶんこの仕事をしていた下請けさんが潰れたんだろうなぁ (ー_ー;) 」と
勝手に想像しては世の中の無常を感じたりもします。
先月末辺りから日本の製造業も少しづつ忙しくなってきたみたいで、それは日本や
各国政府が色んな景気浮揚策を打ち出した結果なのではないかと思うのですが、
その波に乗れるか乗れないかで自分の職場が今後存在するのかどうかが決まる様な
気が鈴木♂は致します。

先日このサイトの「馬鹿写眞館」に掲載した方円流十八形なのですが、これは二十数年前
にあるSM雑誌に掲載された物を鈴木♂がスキャナーで取り込んでそれを「馬鹿写眞館」
に掲載したものです。
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2 鈴木♂
おそらくは方円流捕縛術の十八形がweb上で公開されるのはこれが初めてではないかと
思うのですが、武士を捕縛する場合でも兵〜下士官クラス、尉官〜佐官クラス、
将官クラスと三種類に分かれているのは江戸時代の身分制度を反映していて面白いなぁ
と思います 、特に将官クラスを捕縛する場合には後手縛りではなく前手縛りだという
のが興味深いですね。
おそらくはこの絵図の元ネタは警視庁に残された資料なのではないかと思うのですが
暴れる容疑者を捕縛する「早猿結」や職業や性別、身分によって緊縛方法がそれぞれ
異なるというのは江戸時代ならではの様式美を感じます。

なお鈴木♂が幾ら調べても方円流という捕縛術は小倉藩の方円斎こと直円之輔守一が
天明2年(1782年)に創設した方円流しか見当たりませんでした。

      諸藩武術流派一覧表

       http://kobe.cool.ne.jp/ikkansai/syohan.htm (PC)

これによると○○捕物帳とか古い時代劇小説によく出てくる岡っ引きが使う宇和島藩の
方円流捕縛術というのはどうやら風説というかガセネタみたいですね。
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3 鈴木♂
こんな感じで講談や時代劇、歴史小説では嘘や伝聞、風説で溢れていて、例えば
時代劇に出てくる新撰組は不逞浪士を毎日バッタバッタと切りまくっているのですが
新撰組が京都にいた五年間の業務日誌というか戦闘詳報は現存していて、それによると
新撰組が五年間で切り殺した人数は合計で13人なのだそうです (ー_ー;) 。
この13人のうち8人は池田屋事件で切ったものですから、残り5人を五年で割ると
記録上は平均して一年で一人くらいしか人を切っていないという事になります。


話は方円流十八形に戻りますが、この形は基本的に相手の身分や性別、職業によって
相手をどう縛るのかという儀礼的緊縛術のカタログというのが正解みたいです。
つまり身分の高い人に身分の低い人用の緊縛を行っては失礼に当たるので
この十八形を見て方円流を学び捕縛の勉強して下さいという事みたいです。

江戸時代というのは日本も階級社会ですから、例え相手を縛る場合でもこういった
テクニックが必要だったというかそれなりのマナー(作法)が存在したというのが
日本という国ならではの事だろうと鈴木♂は思います。
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