ちょっと補足です

再掲載致しますが、ニーバーの祈りの言葉とはこの様な感じの文章です。


ラインホルト・ニーバーの祈り

神よ、
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。

　　　　　　「終末論的考察」大木英夫著　中央公論社刊より


そしてこれが原文です。

O God, give us
serenity to accept what cannot be changed,
courage to change what should be changed,
and wisdom to distinguish the one from the other.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Reinhold Niebuhr

鈴木♂が初めてこの言葉を知ったのは高校生の頃に読んだカート・ヴォネガット
の小説だったのですが、ヴォネガット自身は民主党候補の為に大統領選の
スローガンを考えたりするという米民主党支持派の人だったみたいです。

そしてニーバー自身も第二次大戦直後にトルーマン大統領の非公式ブレーン
となったりしているので、やはり民主党支持派の人だったみたいですね。
ちなみにニーバーの思想はカーター氏やオバマ氏などの歴代の民主党出身
大統領にも影響を与えているのだそうです。

では何故プロテスタントの牧師だったニーバーと米民主党が1930年代に
接近していったのかというのはここでは書きませんが、アメリカの近現代史
というのは調べてみるとなかなか面白いなと思います。