1 鈴木♂

妄想の力

鈴木♂は最近、如月むつき氏というデジタルコミックをダウンロード販売
している同人マンガ家さんの存在を知ったのですが、こんな凄いマンガを
書く人が21世紀の現代に存在するとは知りませんでした。

ではどこが凄いのかというとまず絵が超ド下手、次にストーリーが昭和モロ
出し感覚の超レトロ、ついでに色彩感覚も異常、そしてマンガ自体が変態凌辱
SM物オンリーという凄さです (ー_ー;) 。

 氏のマンガをダウンロード販売しているディーエルサイトのページ

  http://maniax.dlsite.com/fsr/=/kw/RG02735/od/reg_d (PC)

  http://m.dlsite.com/circle/RG02735/?guid=ON (携帯)

氏のプロフを読むと中学生の頃から自分でこういうマンガを書いてセンズリ
していた、その頃から絵は変わっていないという事らしいのですが
その妄想というか作品のパワーに鈴木♂は圧倒されてしまいました。
(PC)
2 鈴木♂
調べてみると氏のマンガを原作にした実写AVは「古びたアパート」とか
既に何本も作られていて、AV業界の人たちはかなり以前から彼のマンガに
注目し評価していたという事が覗えます。

このマンガの強力なド助平妄想パワーはいったいどこから来るんだろうと
ふと考えてみたのですが、それはやっぱり自分の欲望とか欲求に如月氏が
非常に忠実であり、絵を上手く描こうとか売れるマンガを描こうという
邪念?が入っていないからではないのかと。

ザッヘル=マゾッホという人はお金持ちの奥さんと駆け落ちをしてから
その人妻に貢ぐ為にごく普通の通俗小説を書いて原稿料を稼ぐように
なりました。
そしてその人妻に逃げられて一人になったマゾッホはもうどうでもいいや
といった感じでM男小説というか自分の書きたい小説を書くように
なりました。
そしてそんな感じで書いた小説の第一作目「毛皮を着たヴィーナス」が
当時のヨーロッパで大ヒットしてマゾッホは一躍流行作家になってしまった
訳です。
(PC)
3 鈴木♂
団鬼六氏の小説「花と蛇」も元々は中学校の教員をしていた団氏が
自分が書きたい小説を勝手に書いて、それを原稿の依頼もされていない
奇譚クラブ編集部に送りつけた物であって、それが大ヒットしてSM小説の
巨匠となってしまった訳ですから創作活動をする場合にはまず自分が書きたい
ものを書き、作りたいものを作るといったごく当り前の事が大事なんじゃ
ないのかなと鈴木♂は思います。

なお余談ですが鈴木♂は過去に二回くらい人を介して模型雑誌編集部から
原稿(ライター)の依頼が来た事がありました。
しかしプロでやる気も無いし自分が作りたい物以外は作りたくないので
全て断りましたがそれは今でも正解だったと思っています。
如月むつき氏も永遠にパワフルな変態マンガを書き続けて欲しいものですね。

しかし「エアロビ奥様凌辱強姦」って凄いセンスだなぁ (ー_ー;) 。
(PC)