1 鈴木♂

UFOの話

怪談に続いて今度はUFOのお話なんですが、検索サイトGoogleが人工衛星
から撮影した画像を用いて、Googleマップという新コンテンツを始めました
(現在はまだアメリカのみのβ版ですが)。
そこにUFOが写っているという噂がweb上に流れまして、私はその画像を
早速見てみる事にしました。

その画像はアメリカの住宅地を人工衛星から撮影したものなのですが、確かに
銀色の丸い物体が空中に浮かんでおりました。
よく見るとその物体は金属で出来ているらしく、そこに青空が反射して写って
いるのが分かる程、鮮明な画像なのですが本物のUFOなのかは不明です。

鈴木♂も7〜8年位前に一度だけ鮮明なUFO?を見た事があります。
それは七月のある日曜日の早朝に私が釣りの下見に海岸に行った時の事でした。
私が砂浜の上にある防波堤の所でバイクを停めてタバコを吸いながらボ〜っと
海を眺めていると、千切れ雲が漂っている空にその物体は浮かんでおりました。

その物体は銀色で細長く俗に言う葉巻型UFOで、私は最初は旅客機か?
と思いましたが翼も垂直尾翼も無く、よく見ると小さな窓が横に一列に
並んでいる様に見えました。
丁度その時、その海岸には私しかおらずカメラも持っていませんでしたから
他の人に確認のしようがありませんでした。
その物体は飛行しているというよりも浮かんでいるといった感じで、最後には
それを見ている私のほうが飽きてしまい、バイクに乗って家に帰りました。
なお、その物体の大きさは、はっきりとは分かりませんが、少なくとも
長さ100m位はあったと思います。

未だにあの物体が何だったのか分かりませんが、UFOという言葉の本当の
意味は「宇宙人の乗り物」ではなく「未確認飛行物体」なので、それも仕方ない
と思います。
現代人の普段の日常生活ではボ〜っと空を眺める事など皆無に等しいので、
UFOを見る機会はあまりないと思いますが、私たちが思っている以上に
そういう物は空を飛んでいるのかもしれませんね。
(PC)
2 鈴木♂
カール・グスタフ・ユングという人は20世紀最大の心理学者なんですが、
この人はUFOとかオカルトが好きで、UFOというものは集合的無意識の
投影であるという考え方を持っていました。
つまり「見たい」という無意識がUFOを「見させる」という考え方です。

UFOが話題となり始めた1950年代はアメリカとソ連の二大勢力が激しく
対立していた時代で、世界中が全面核戦争の恐怖に怯えていた時代でした。
ユングはそんな時代を背景として、ひょっとしたら人類は心の奥底に人間以上
の存在(つまり高度な文明を持つ宇宙人)を求めていて、その集合的無意識が
UFOという宇宙人の乗り物を幻視させるのではないか?と考えていた様です。
ユング自身はUFOが物体として実在するとは思わなかったみたいで、UFO
着陸の痕跡や物的証拠が発見されたというニュースを聞くと悔しがっていた
という面白い逸話が残っております。

かなり昔に、どこかで読んだ文章なんですが「M女なんて実在しない」という
事を書いていたS?男性がいました。
この人がどういう過程を経てそういった結論に達したのか不明なのですが
おそらくは自分が考えていた「M女性」と出会えなかったというのが原因だろう
と私は思います。
そう考えてみるとSMマニアが自分の理想とするSやMという存在は、ユング
が提唱したUFOの様に自分の心の中にだけ存在するのではないかという気が
私は致します。
(PC)