1 鈴木♂
3月15日に何をしていたのか 2
・3月15日16:30
そして山形県災害対策本部はこの件に関する緊急会見を行いました。
福島第一原子力発電所事故に関連し山形県教育委員会は15日、被曝(ひばく)
の可能性があるとして、県内の全公立小中高校431校と公立幼稚園20園に
「児童生徒を早く下校させるように」と独断で通知。数時間後に山形県災害
対策本部が事実上撤回する混乱が起きた。
山形県によると15日正午過ぎ「午後3時ごろ風向きが変わり、福島方面から
放射性物質を含む風が来る可能性がある」と研究者から連絡があり山形県
教育委員会は県災害対策本部などに相談せず、電話などで学校側に児童生徒
の下校を指示させた。研究者の名前や山形県教育委員会の誰に連絡があった
のかなどは明らかにしていない。相馬周一郎県教育長は「父母たちの不安を
かき立ててしまった」と陳謝した。
山形県災害対策本部は、実際に下校した児童の保護者らから問い合わせを
受け、初めて教育委員会の通知を知ったという。山形県災害対策本部の
副本部長を務める高橋節副知事は、15日午後4時半に緊急会見を開き
「不適切な対応で無用の混乱を招いた」と陳謝。事実上の撤回を発表した。
教育情報ポータルサイト eduon!
http://eduon.jp/news/agencies/20110316-001511.html
そして山形県災害対策本部はこの件に関する緊急会見を行いました。
福島第一原子力発電所事故に関連し山形県教育委員会は15日、被曝(ひばく)
の可能性があるとして、県内の全公立小中高校431校と公立幼稚園20園に
「児童生徒を早く下校させるように」と独断で通知。数時間後に山形県災害
対策本部が事実上撤回する混乱が起きた。
山形県によると15日正午過ぎ「午後3時ごろ風向きが変わり、福島方面から
放射性物質を含む風が来る可能性がある」と研究者から連絡があり山形県
教育委員会は県災害対策本部などに相談せず、電話などで学校側に児童生徒
の下校を指示させた。研究者の名前や山形県教育委員会の誰に連絡があった
のかなどは明らかにしていない。相馬周一郎県教育長は「父母たちの不安を
かき立ててしまった」と陳謝した。
山形県災害対策本部は、実際に下校した児童の保護者らから問い合わせを
受け、初めて教育委員会の通知を知ったという。山形県災害対策本部の
副本部長を務める高橋節副知事は、15日午後4時半に緊急会見を開き
「不適切な対応で無用の混乱を招いた」と陳謝。事実上の撤回を発表した。
教育情報ポータルサイト eduon!
http://eduon.jp/news/agencies/20110316-001511.html
(PC)
2 鈴木♂
・3月15日18:50
これは3月15日以降の対応を告知する山形南高校のHPです。
1〜2年生は自宅待機、なるべく外に出るなという表記に注目ですね。
つまり現場の教育者たちは災害対策本部の言う事よりも山形大&教育委員会
の言う事を信じたという事になります。
3月15日(火)18:50現在の情報
@ 3月18日(金)は休校とする。
また、3月16日(水)〜18日(金)までは部活動なし。
1・2年生全員は自宅待機とする。
それ以降の日程は、山南生徒会ブログや山南HPで連絡するので必ず見ること。
A 自宅待機の場合は、家庭学習日になるので、なるべく外出を避けること。
B 19日(土)〜21日(月)の教科書販売は予定通り行う。
山形南高校生徒会
http://yamanan.weblogs.jp/seito/2011/03/15/
これは3月15日以降の対応を告知する山形南高校のHPです。
1〜2年生は自宅待機、なるべく外に出るなという表記に注目ですね。
つまり現場の教育者たちは災害対策本部の言う事よりも山形大&教育委員会
の言う事を信じたという事になります。
3月15日(火)18:50現在の情報
@ 3月18日(金)は休校とする。
また、3月16日(水)〜18日(金)までは部活動なし。
1・2年生全員は自宅待機とする。
それ以降の日程は、山南生徒会ブログや山南HPで連絡するので必ず見ること。
A 自宅待機の場合は、家庭学習日になるので、なるべく外出を避けること。
B 19日(土)〜21日(月)の教科書販売は予定通り行う。
山形南高校生徒会
http://yamanan.weblogs.jp/seito/2011/03/15/
(PC)
3 鈴木♂
・3月15日19:43
そしてこの騒動を報じた毎日新聞のニュース記事です。
東日本大震災:山形県「下校、不適切だった」 原発事故で
福島第1原発の爆発事故で山形県教委は15日、「放射性物質を含む風が来る
可能性があり危険」という研究者からの連絡を信じ、県内の全公立小中高校
431校と公立幼稚園20園に「児童生徒を早く下校させるように」と教育事務所
などを通じ指示した。高橋節副知事は「不適切だった」と陳謝した。
県によると15日正午過ぎ、「午後3時ごろ風向きが変わり、福島方面から
放射性物質を含む風が来る可能性がある」と研究者から連絡があった。
県教委は県災害対策本部などに相談せず、児童生徒の下校を指示させた。
研究者の名前や県教委の誰に連絡があったのかなどは明らかにしていない。
相馬周一郎県教育長は「父母たちの不安をかき立ててしまった」と陳謝した。
毎日新聞 2011年3月15日 19時43分(最終更新 3月16日 7時07分)
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/archive/news/2011/03/15/20110316k0000m040078000c.html
そしてこの騒動を報じた毎日新聞のニュース記事です。
東日本大震災:山形県「下校、不適切だった」 原発事故で
福島第1原発の爆発事故で山形県教委は15日、「放射性物質を含む風が来る
可能性があり危険」という研究者からの連絡を信じ、県内の全公立小中高校
431校と公立幼稚園20園に「児童生徒を早く下校させるように」と教育事務所
などを通じ指示した。高橋節副知事は「不適切だった」と陳謝した。
県によると15日正午過ぎ、「午後3時ごろ風向きが変わり、福島方面から
放射性物質を含む風が来る可能性がある」と研究者から連絡があった。
県教委は県災害対策本部などに相談せず、児童生徒の下校を指示させた。
研究者の名前や県教委の誰に連絡があったのかなどは明らかにしていない。
相馬周一郎県教育長は「父母たちの不安をかき立ててしまった」と陳謝した。
毎日新聞 2011年3月15日 19時43分(最終更新 3月16日 7時07分)
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/archive/news/2011/03/15/20110316k0000m040078000c.html
(PC)
4 鈴木♂
では実際に3月15日の午後に山形県内に降り注いだ放射性物質はどうだった
のかというのはこのPDF文書のグラフを見ると一目瞭然です。
児童生徒たちが下校して副知事の記者会見が開かれた頃の時間から山形県内
の環境放射線量が急増してそれは数日間続きました。
つまりどの位の放射性物質が降下するのか分からないという状況で山形大学
は子供たちを自宅に避難させる事に成功したという事ですね。
山形市では3月15日午後から降雨があり、16時頃から空間放射線量が増加
し始めた。その後16日3時をピークとする一過性の急上昇がみられたが
18日には平常時レベルまで低下した。しかし3月20日夕方からの降雨に伴い
再び放射線量の急増がみられ20日20時には最高値0.129μGy/h(≒μSv/h)
を記録した。
原発事故に伴う空間放射線調査等に関する中間評価 (山形県)
注意※PDF文書です
http://www.pref.yamagata.jp/ou/kenkofukushi/090001/kuukanhoushasen-chuukanhyouka.pdf
のかというのはこのPDF文書のグラフを見ると一目瞭然です。
児童生徒たちが下校して副知事の記者会見が開かれた頃の時間から山形県内
の環境放射線量が急増してそれは数日間続きました。
つまりどの位の放射性物質が降下するのか分からないという状況で山形大学
は子供たちを自宅に避難させる事に成功したという事ですね。
山形市では3月15日午後から降雨があり、16時頃から空間放射線量が増加
し始めた。その後16日3時をピークとする一過性の急上昇がみられたが
18日には平常時レベルまで低下した。しかし3月20日夕方からの降雨に伴い
再び放射線量の急増がみられ20日20時には最高値0.129μGy/h(≒μSv/h)
を記録した。
原発事故に伴う空間放射線調査等に関する中間評価 (山形県)
注意※PDF文書です
http://www.pref.yamagata.jp/ou/kenkofukushi/090001/kuukanhoushasen-chuukanhyouka.pdf
(PC)
5 鈴木♂
なんだ最大値でもたったの0.129μSv/hじゃないかと思われる方もおられる
と思いますが、この値が正確なのかどうかは後日発表された山形大学理学部
が測定したこんなデータを見るとちょっと疑わしく思えます。
放射性物質、局所で高濃度の危険性 2011年05月31日
県議会委で山形大・岩田教授「農用地も危険箇所の作付けやめて」提言
県議会東日本大震災対策特別委員会は30日の小委員会で飛散した放射性物質
の県内への影響について専門家から意見を聴いた。
山形大理学部の岩田高広教授は「通常生活に問題のないレベル」としつつ、
「排水口の汚泥など、放射性物質が雨水などに流されてたまる局所で高濃度
になる危険性がある」と指摘した。
岩田教授は、山形市の大学屋上の排水口周辺のほこりから1キロあたり
50万ベクレルの放射性セシウムを検出したと報告。福島県の下水処理場の
汚泥から検出された数値と同程度で「農用地でも高濃度に汚染された土壌が
生まれる可能性は否定できない。風評被害を避けるためにも、危険箇所を
探し、作付けしないなどの対策が必要」と提言した。
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001105310001
予想を超える放射性物質が降下するかもしれないから子供たちを安全な場所
に避難させろと警告を発した山形大とそれを受け入れた県教育委員会、
そんな事はない、山形は安全だとデータも確認せずに安全宣言をする災害
対策本部、この対比の構図は震災以後の日本でよく見られる光景であって
そしてそれが今の日本を象徴しているような気が致します。
と思いますが、この値が正確なのかどうかは後日発表された山形大学理学部
が測定したこんなデータを見るとちょっと疑わしく思えます。
放射性物質、局所で高濃度の危険性 2011年05月31日
県議会委で山形大・岩田教授「農用地も危険箇所の作付けやめて」提言
県議会東日本大震災対策特別委員会は30日の小委員会で飛散した放射性物質
の県内への影響について専門家から意見を聴いた。
山形大理学部の岩田高広教授は「通常生活に問題のないレベル」としつつ、
「排水口の汚泥など、放射性物質が雨水などに流されてたまる局所で高濃度
になる危険性がある」と指摘した。
岩田教授は、山形市の大学屋上の排水口周辺のほこりから1キロあたり
50万ベクレルの放射性セシウムを検出したと報告。福島県の下水処理場の
汚泥から検出された数値と同程度で「農用地でも高濃度に汚染された土壌が
生まれる可能性は否定できない。風評被害を避けるためにも、危険箇所を
探し、作付けしないなどの対策が必要」と提言した。
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001105310001
予想を超える放射性物質が降下するかもしれないから子供たちを安全な場所
に避難させろと警告を発した山形大とそれを受け入れた県教育委員会、
そんな事はない、山形は安全だとデータも確認せずに安全宣言をする災害
対策本部、この対比の構図は震災以後の日本でよく見られる光景であって
そしてそれが今の日本を象徴しているような気が致します。
(PC)
6 鈴木♂
3月15日の新潟は東北電力の隣番停電の発表で多少混乱していました。
最大限の節電ならびに緊急的な計画停電実施へのご協力のお願いについて
平成23年 3月15日
3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により太平洋側の火力発電所等
を中心に甚大な設備被害が発生したことに加え、原子力発電所が安全確保の
ための停止を継続しており、復旧には長時間を要するものと見込まれます。
このため当社は電力需給緊急対策会議を設置し供給力確保に向けた対応策
を検討・実施しながら、需要面の対策として、最大限の節電へのご協力を
お願いするとともに、緊急的な措置として計画的な停電を実施することと
いたしました。
東北電力HPより
http://www.tohoku-epco.co.jp/news/normal/1182380_1049.html
翌日から隣番停電が始まるという事で企業はそれに備えた体制を急遽作成し
ホームセンターやコンビニでは激しい電池の争奪戦が始まりました。
棚が空になったコンビニで「次はいつ電池が入るんだ!!」と店員さんに
食って掛かるおばさんとか平常な日々では絶対に見られないものを鈴木♂は
見せて貰いました。
そして鈴木♂は職場の停電に備えて何年も使っていない夜釣り用の懐中電灯
を引っぱり出してはこれを使えるように整備しておりました。
疎開、物資不足、隣番停電、これはもうまるで二回目の終戦直後じゃないのか
と少し考えながら。
最大限の節電ならびに緊急的な計画停電実施へのご協力のお願いについて
平成23年 3月15日
3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により太平洋側の火力発電所等
を中心に甚大な設備被害が発生したことに加え、原子力発電所が安全確保の
ための停止を継続しており、復旧には長時間を要するものと見込まれます。
このため当社は電力需給緊急対策会議を設置し供給力確保に向けた対応策
を検討・実施しながら、需要面の対策として、最大限の節電へのご協力を
お願いするとともに、緊急的な措置として計画的な停電を実施することと
いたしました。
東北電力HPより
http://www.tohoku-epco.co.jp/news/normal/1182380_1049.html
翌日から隣番停電が始まるという事で企業はそれに備えた体制を急遽作成し
ホームセンターやコンビニでは激しい電池の争奪戦が始まりました。
棚が空になったコンビニで「次はいつ電池が入るんだ!!」と店員さんに
食って掛かるおばさんとか平常な日々では絶対に見られないものを鈴木♂は
見せて貰いました。
そして鈴木♂は職場の停電に備えて何年も使っていない夜釣り用の懐中電灯
を引っぱり出してはこれを使えるように整備しておりました。
疎開、物資不足、隣番停電、これはもうまるで二回目の終戦直後じゃないのか
と少し考えながら。
(PC)