月いろの手紙 SONG NOTE
過去ログ108
2010/1/23 0:02
▼彩 愛 美フローズンデザート
フローズンデザートの中に
閉じ込められた 果実のように
何時か冷蔵庫の奥に追いやられ
誰からも忘れられてしまう恋心
長く冷たいブランクを 重ね過ぎたのね
二人のそれぞれの 日常の人付き合いに
違う感情が芽生えたとしても
それはそれで仕方の無い話よ
どんなに大好きな物だって毎日じゃ飽きる
そんな簡単な事も見えなくなっていたのね
手の中に納まるぐらいの
小さな幸せに 微笑む時
一日の終わりを味わう瞬間
何時からか次第に消えて行くこの想い
程良く冷えた食べ頃の 時期を過ぎたら
想いが追い付けず剥がされて行く虚無感に
奥へ奥へと居場所を奪われて
凍り付いた心を溶かせないの
全ての熱を失くしたら恋も出来なくなるの
想い切り替えられれば次の恋が待っている
安易な恋愛 安っぽく手に入る感情
誰とだって上手くやれる気がしていた
次から次へと新作が目の前に現れる
一つだけの恋だなんて絞れはしないのよ
＊SONG for 麻 美
2010/1/23 0:02
▼彩 愛 美マリンスノー
繋がれた鎖の重さに 耐えられなくて
暗い深海に 沈んでしまう
失くした恋の重さを 錘にして
もう二度とは戻れない空
何時まで 酸素が続くか解らない
何処まで 恋の意識を保てると言うの
もう光も届かない 深海に漂い
愛の死骸が 白い雪のように降る
やがては私もマリンスノーになって
誰からも忘れ去られてしまうのね
感覚も無くなるくらいに 冷たい海の
暗い深海に 潰されて行く
消え行く恋の水圧に 溶け出した
想いの一雫に泣いた
言葉が もう聴き取れなくなって来た
最後の 言葉も何もかも忘れて行く
手を延ばしても届かない 海面から遠く
退化して行く 感覚器官に刻む
最後の想いもマリンスノーに消され
何もかもこの手を離れて行くのね
意識が尽きる最後の瞬間まで愛を
信じていたいと想っていたけれど…
もう手も足もバラバラになって消えて行く
何一つとして掴む事も出来ず
そこから動けずマリンスノーになって
塵へと変わりこの海に沈むのね
＊SONG for 川島 麗美
2010/1/18 23:31
▼彩 愛 美別離の朝
空気が固まって 動けなくなった
朝一番の電話で あんまりじゃない
今日からの毎日 何を糧にして
生きて行けばいいと言うの
想いも寄らない別離の言葉は
世界を急速に収縮させる
昨日まで歩いて来た道が
足元から崩れてしまうのね
私は深い谷底に 落とされてしまい
二度と這い上がれなくなる
朝陽が昇るより 鳴り響くコール
寝た振りをしてでも取らなければ良かった
こんな話聴くため 起きなければとか
後から気付く事だもの
後ろから不意に殴られたように
遠くなる意識を抑えられないわ
明日からも続くと信じた
風景がもう そこには見えない
何かが弾けて飛び散る きれいなくらいに
最後の輝き放つのね
昇る朝陽の眩しさが この世の全てを
見えなくして もうあなたを探せない朝
私の全てが あなただった
それを全部否定されてしまう
私は別離の言葉に 心を失くして
明けぬ空に 溺れて行く
＊SONG for 猫目石 小夜子
featuring MAJO-MAJO
2010/1/15 23:32
▼彩 愛 美Heart Warming Story
戸惑いがちに 迷子になった
落ち着きの無い 天使達の声
明日の朝を目指す通路を
辿るその先を見失う真夜中
誰でもいいから 声を聴きたい夜
手当たり次第電話するのも 迷惑だよね
sweet X3 heart warming story
不安や迷いを 流したい夜は
sweet X3 heart warming story
星の声にそっと耳を傾けよう
ごく自然な 仕草の端々
零れ落ちる 優しさの欠片
何かの見返りなど求めずに
そうしたいと想うから出来る事
何時かは巡って 自分に返って来る
優しさは循環するもの 季節のように
sweet X3 heart warming story
温かい涙を 流したい夜は
sweet X3 heart warming story
全ての鍵を掛けて ビデオに浸ろう
sweet X3 heart warming story
伝えたい想いがあると言うのなら
sweet X3 heart warming story
手と手を繋いで 心を繋いで
＊SONG for 沢嶋 メロン
2010/1/11 23:38
▼彩 愛 美雪 情
凛とした空の緊張感が崩れて
一頻りの雪が ほろり落ちて来る
凍えた街はまるで 白い博物館
音の無い静かな朝に埋もれて
夕べの夢が夜空に輝いて 取り残されて
帰りそびれた星が雪になって降りて来る
どんな想いも白く塗り替えられて行く
ただひたすら純粋に走っていた
誰もが子供の心に還る
空を支配した天使の涙の記憶が
儚く舞う雪に 想い移して
月灯り程の雪灯りの目映さで
この世界照らしながら降りて来る
優しさより優しくて 淋しさより淋しくて
見上げた空の憂い 雪になって降りて来る
声を聴かせて何でもいいからあなたの
ただ存在感を示して欲しい
私が一人では無いと告げて
声を失くした私を助けて あなたの愛で
その胸の温もりを忘れないように
もう少しだけ抱き締めていて
もう天使には戻れはしないとしてもね
この雪に迷う心温かくして
幸せの花の雪に替えて
＊SONG for Saku-Ra
2010/1/8 23:35