月いろの手紙 SONG NOTE

過去ログ115 2010/5/31 23:35

▼彩 愛 美D
ダイスゲーム
 
君が想い描く通りの結末の
映画が始まれば 二人のピリオドが
もうそこまで近付いていて
まるでそれを楽しんでいるみたい

それで終わりなんだと 決まる訳じゃない
必ず辿り着ける ゴールでもない

止まらない過去と未来の境目で
二人の愛を生き抜いて行く
これから何処に転んで行くのか
解らないダイスを振りながら


最後のバスを持つ間の会話さえ
スベりがちになって 気まずい雰囲気に
そこだけ明るいバス停で
二人だけで居る事が辛くなる

切り返す何かを探す間もなく
静かにバスが着いて 乗り込むけれど

進まないコマを何処まで運ぶのか
互いにダイス転がし続け
出た目のさだめ(運命) 歩んで行くだけ
マス目さえ見えないゲームなら


途中で降りれないゲームなら尚更
あがらずに終われないよね


止まれない過去と未来の境目で
何をゴールと決めて転がす
この手の中にあるダイスだけが
知っている答えを探す旅


*SONG for AURORA
 
 
2010/5/31 23:35

▼彩 愛 美D
最後のページ
 
初めて自分のお金で 買った一冊の本
話題の本とか お勧めの本だとか
色々あったけれど 自分に一番
しっくり来る タイトルで決めた

最初はちゃんと一冊全部
読めるかだなんて想っていたけれど

読み進む内に引き込まれて行く
テレビやゲームとはまるで違う
頭の中に描き出される世界が
次のページへと 僕を急がせる


現代人の活字離れとか よく聴くけれど
自分を変える 運命の本にまだ
出逢えてないだけだと ようやく解った
この本を手に入れて初めて

マンガやアニメで麻痺した感覚
まだ忘れていない好奇心騒いで

次の展開を想像して読む
活性化される脳細胞が
新しい自分を生み出してくれる
捲るページに 胸をときめかせて


ワクワクドキドキ 初めての感覚
文字の中に描き出す 僕だけの宇宙
読めば読む程に 拡がって行く


気が付けばもう最後になるページ
まだずっと読み続けていたいよ
やっと本気で夢中になれたのに
ありがとうと出逢いに 想いを馳せた


*SONG for 長谷崎 ぴあの
 
 
2010/5/28 23:19

▼彩 愛 美D
深夜デート
 
水銀灯に 揺らぐ影は
新月の 暗い夜に
二人だけの 誰も知らない
秘密のデートに出掛ける

あのブリッジまで行こうね熱いコーヒーと
指をケガしてまで作ったサンドウィッチ

平日の夜は車も 少ないんだねと
二人だけになったパークエリアで
肩を並べて ベンチに座る


海面に映る 街の灯が
闇夜の 二人を照らす
まるで都会の 夜光虫
最高のデートになりそう

夜の水族館の中は静か過ぎる程
まるで海の底で人魚になったみたい

昼間とは違う ロマンティックに震える
空気まで優しいベールに変わる
ライトの落ちた 水槽の前


貸し切り状態の 二人だけの夜
誰にも見付けられずに 邪魔もされない
こんな夜は想い切り 甘えていたい


もう溶け出してしまいそう 甘い夜の恋
二人夜を泳ぐ魚になって
夜の高速 駆け抜けて行く


*SONG for 沢嶋 メロン
 
 
2010/5/24 23:23
HP

▼彩 愛 美D
Don' Let Me Down
 
古い写真が アルバムから
一枚だけ 抜け落ちて
それがどんな写真だったのかなんて
もう想い出せなくなったけど

愛はだんだんセピアに霞んで来て
少しづつ抜け出して行くのね

※Don' let me down
 あの頃の恋に 微笑んでいて
 忘れた記憶ならば また作ればいい
 どうかあなた 愛を新しく
 始めては くれませんか?


二人の発条 巻き戻せない
壊れた 玩具のように
切れた糸を手繰り寄せても届かない
遠い岸辺を眺めていたね

幾つもの糸を紡ぎ生まれて来る
だからこそ愛は強いものと

Don' let me down
あの頃の夢に 手を振るように
もう一度時計の針 出逢いの頃に
戻してみて 夢は幾らでも
書き換える 事が出来る


Never let me down
あの頃の恋を 想いだしてね
二人の出逢いが 間違いじゃないと
今からでも 愛をもう一度
咲かせては くれませんか?


※refrain


*SONG for 涌井田 朱子
 
 
2010/5/21 22:35

▼彩 愛 美D
図 書 館
 
まだ利用者の数が少ない
月曜日の午前中が狙い目で
ゼミの無いこの日は何時も
二人で静かな時間を過ごした

資料になる書物なら いくらでもある
解らない所を教え合ったり 調べたり
テーブルいっぱいに レポート拡げて

夢中で時間が過ぎるのも忘れて
手探りで何かを探していた


図書館に隣設している
何時も決まりのレストランに流れて
図書館では満足に
会話出来ずにいた 反動弾けた

それからどれくらい 話したのだろうか
これからの二人の事とか ゼミの事なんか
どちらとも付かない たわいも無い事

抑えていた想い全て解き放して
愛についての レポートしていた


二人だけしか知らない 図書館ライフ
週の始まりとしての 大切な時間になった


本棚の陰に隠れてキスもしたね
これからも愛を 確かめようよ


 
2010/5/17 23:38

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