月いろの手紙 SONG NOTE

過去ログ114 2010/5/14 23:42

▼彩 愛 美D
Chaser
 
何時も誰かの後ろばかりを
追い掛ける事しか出来ないあなたが
珍しく追い越しレーンに飛び出して来て
誰かを引っ張って行くと言うの

ほら こんなに鈍く走っているから
後続車が詰まって 渋滞している

流れを読めないのに こんな所に
何を考えて入り込んで来たの
あなたがここを走るのには
まだまだ 時期が早過ぎるのよ


他人の迷惑になるから
大人しくしているのも必要よ
あなたにも人より優る所だってあるわ
でも今はその時じゃないのよ

もっと 自分をちゃんと見つめ直して
今出来る最高の事を 私に見せてよ

今のあなたに出来る これから先の
可能性を信じて前に進む
あなたがここを走れるよう
まだまだ 覚える事があるの


別に責めている訳じゃなくて
これからのあなたに 期待しているのよ


流れに上手く乗って コントロールして
速過ぎずに 遅過ぎずに進んで
誰より速い風になる
まだまだ 先の話だけどね


*SONG for MAJO-MAJO
 
 
2010/5/14 23:42

▼彩 愛 美D
星屑鏤めて
 
真夜中の高速道路から見降ろした
街はまるで星屑を鏤めた
宝石箱のように眩しく見えた
たくさんの人生を映していた

どんな人が 誰のために生きて
どんな愛で 包まれているのかな

助手席に深く沈み込んで
お決まりのBGMを流して
もうあなたの愛にとろけそうよ


緩やかなカーブ闇の中続く
点在する灯りに導かれて
疾走するあなたの力強い腕
愛だって加速度増して行く

まるで二人 ミルキーウェイを
流れる スターエクスプレスになる

スターライト輝く遠くの街
どのくらいの幸せがあるのかな
ねぇあなたの愛も星になるの


恐いくらいにハイスピードで進む
怖いくらいに愛されている幸せ


二人の想い照らす街灯り
開け行く明日へと続くこの道
ただあなたの愛に夢見心地


*SONG for 沢嶋 メロン
 
 
2010/5/10 23:47

▼彩 愛 美D
Kiss Time
 
薄目を開けて kissを受けたの
あなたがどんな顔をしているのか
確かめてみたくなっただけなの

何だか急に真顔になる瞬間
不意に途切れる会話の果て

あなたの腕が 背中に廻り
私を引き寄せて 予告も無しに
優しいkissをされた


真面目な顔で 話し出すのね
あまりにおかしくて 吹き出したけど
あなたにも そんな時があるのね

何時ものジョークだって想うじゃない
今まで見た事も無い顔

深刻振って 沈み込むから
心配になってしまうじゃないの
初めて見せた涙


何だかズルいな そんな風にね
私の気持ちを 全部全部 持って行くのね


私の想い残さず上げる
あなたが元気になれると言うなら
私からkissするわ


*SONG for 沢嶋 メロン
 
 
2010/4/30 23:58

▼彩 愛 美D
お気に入り
 
ボーダーのシャツが大好きで
何時でもそれを 着ている
いくらおしゃれな 服を選んであげても
まるで見向きもしないのね

自分のお気に入りしか興味がなく
それ以外の物には無関心で…

何時までも自分の夢だけに前向きでいる
そんな中であなたにとって私も
お気に入りの一つでいられるのかな。?


テーブルの上には アレコレと
大好きな物を 置いている
自分だけにしか 解らない世界の中
なんて幸せそうな顔

得意顔で今にも語り出しそうな
その笑顔に引き込まれそうになる

まるでおもちゃを手に入れた子供のように
無邪気にはしゃぐあなたがなんとも
うらやましく想えて また好きになるの


何時の間にか増えて行く お気に入りの数
この手に納まり切らない程に 溢れている


真っ直ぐ自分の夢だけを 追い掛けている
そんな風にあなたは私の事を
お気に入りに選んでくれるのかしら?


*SONG for 長谷崎 ぴあの
 
 
2010/4/26 23:39

▼彩 愛 美D
月極駐車場
 
相変わらず 安アパートで
今も僕は 暮らしているよ
お風呂もトイレも無い狭い部屋は
二人で暮らしていた あの頃のまま

何も無かったけれど 笑顔だけは
絶える事のない毎日だった

あの頃中古でボロボロのFiatを買って
飽きる程乗り廻していた
歩き廻ってやっと二人で探した
家賃よりも高い月極駐車場
馬鹿みたいと 笑い転げたね


雨の日には 締め切った窓
開ける事も 出来ないでいた
庇も無く滝のように流れる
雨垂れをぼんやりと眺めていたね

買い置きのレトルトで 済ませていた
今夜はスープも作るねなんて

雨の後の晴れた日曜はFiatで出掛け
たくさんの買い物して来た
二人で食べるには多過ぎるくらいの
冷凍食ばかりバッグに詰め込み
寄り道した 懐かしいあの頃


もう月極駐車場の契約期限が
すぐにでも切れてしまう頃
もう乗らなくなったあの車と
一緒に売ろうと この部屋に最後の
鍵を懸けて 駅への道を急いだ


*SONG for AURORA
 
 
2010/4/23 23:52

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