月いろの手紙 SONG NOTE
過去ログ121
2010/9/13 23:32
▼彩 愛 美D無理な恋
色茶けたマグカップが
そのまま二人で過ごした時間ね
色々落として壊したけれど
これだけは大切に残していた
もう何もかも 失くしたけれど
最後に一つだけの想い出が
ここにそのままの形で残っていた
すれ違う日々を重ねて今日まで
どうにかこうにか 生きて来たけど
無理な力は何時までも 続かなかった
踏み切れない 躊躇う恋
そのまま距離を開けられ見失う
やっと気付いて 後を追うけど
足取りを掴めずに迷うばかり
失くした物が見付かるなんて
奇蹟に近い事と解るけど
それで引き下がれる程冷めていない
結ぶべきもう片方の糸の先
巻き取られたならもう探せない
千切れた糸を何時までもぼんやり見ていた
自分の手では測れない距離で
どうすればあなたを感じられるの?
捕らえられない影踏み続けても
夜には見えない事実を知れば
もうこれ以上無理な恋続けられない
*SONG for 涌井田 朱子
2010/9/13 23:32
▼彩 愛 美D最後のライブ
3週間も前に リザーブした
あなたと二人の スペシャルシート
ずっと楽しみにしていたラストライブ
それが二人のファイナルラブになるなんて
急な解散宣言で 盛り上がるライブ
プレミアが付く程のチケットを
有休を取ってまで 並んで手に入れた
今日でもう見納めになるこのステージに
誰もが立ち上がって 覚めない夢の中
何もかもを 忘れてしまえる程に
熱気が漲る メモリーソングス
何度も聴いた あの曲が流れる
何時か二人のテーマソングになっていた
想えば涙もろくなって しんみり顔して
目を閉じて聴き入る懐かしさで
想い出が涙に滲んで消えて行く
ラストのナンバーになる楽しみの時間も
終わりが近付いて 心が抜けて行く
アンコールの渦の中で
あなたの影が 見えなくなる
もうこれで本当に最後なんだと 解る瞬間
このステージの幕が降りて手を振ればもう
二度と逢う事のない夜の街に消えるの
二度と逢う事のない 明日からの二人
*SONG for 川島 麗美
2010/9/10 23:04
▼彩 愛 美DPostmail
机の上に無造作に置かれた
あなたから届いたポストメール
夏の香りを残したままの
想いを綴った言葉に溢れて
簡易プリンターで撮りたてのシーンが
直ぐにこうして送られて来る
相変わらず あなたらしく元気で
自分の旅を続けているのね
でもあんまり無理な旅はしないでね
何時も突然で驚かされる
また新しい事始めたのね
旅の便りを 何時からか待つ
それを楽しみにしている私
時間毎に更新される移動先
リアルタイムのその風景
初めて見る街並み 何時の間にか
私も旅をしているみたいな
そんな気持ちになる 地図で追い掛けて
ちゃんと食事とかしているのかな?
また移動中に 簡易食なんかで
済ましたりとか していないのかな?
またたくさん お土産話なんか
ゆっくり聴かせて下さいね
旅から戻ったら 色んな事をね
*SONG for 長谷崎 ぴあの
2010/9/6 23:33
▼彩 愛 美Dパン屋『パタナ』
パン屋『パタナ』 パン屋『パタナ』
誰もが知っているのに
パン屋『パタナ』 パン屋『パタナ』
何処にあるか知らない
ただの都市伝説なのかも知れない
本当にあるかなんて解らない
それでも信じてみたくなって
探したりもしてみたけど
何処をどう探せば見付けられるかなんて
手掛かり一つ辿り着けない
パン屋『パタナ』 パン屋『パタナ』
食べる事が出来れば
パン屋『パタナ』 パン屋『パタナ』
幸せになると言う
どんなパンが並んでいるのだろうか
夢中になって選んでみたくて
そんな自分を想うだけで
幸せな気持ちになれる
夢にまで見る程 想いは募るけど
想いだけでは物足りないよ
何時か必ず辿り着けると信じていれば
この幸せにも出逢えるのだろうね
パン屋『パタナ』 パン屋『パタナ』
きっと何処かにあって
パン屋『パタナ』 パン屋『パタナ』
誰かが今日買う
*SONG for 沢嶋 メロン
2010/9/3 23:31
▼彩 愛 美D泳げないdolphin
この夏が終わりを告げたら
じゃぁまたね 元気で と手を振るけど
もう一度なんて有り得ないままに
元の暮らしに 還って行く
誰もが昨日までの想い出を
チャンネルを替えるように片付けてしまう
私は泳げないdolphinになって
この海の想い出の中から飛び出せずに
逢えないと解っている人の写真を
色が変わるまで 握り締めていた
誰しもが今在る暮らしを
諦めてまで違う生き方なんて
一時的ならまだしも 望まなくて
元の居場所へ 戻って行く
初めて恋したこの海岸を
離れられず最後の一人になってしまう
私は泳げないdolphinになって
終わり行く夏の雲を引いて波音聴き
元居た海へは戻れはしない事を
何処かで感じていたのかも知れない
穏やかな入り江で過ごした数ヶ月の時が
荒波の外海に戻る事を怖がらせている
私は泳げないdolphinになって
誰も居なくなった海岸で沖を見ていた
何時か戻るよりも戻って来てくれると
想いに捕らわれ この海の中へ
*SONG for 麻 美
2010/8/30 23:27