月いろの手紙 SONG NOTE

過去ログ126 2010/12/10 23:37

▼彩 愛 美D
冬枯れて…
 
スノースペルの魔法の呪文が
街中に拡がって行けば
この空の色が一変して
街は冬の色に染まって行く

解っていたはずの冬の訪れが
こんなにいきなりだとは想わなかった

何もかも暖かさに包まれていた日が
冷たい氷の中で次第に凍り付いて行く
もう戻れない想いが枯れて掴めない


スノージュエルの結晶石を
街中に白く鏤めて
ねぇ色んな事忘れさせて
終わって行く物に手を振るように

薄く積もって行く想いも埋もれて
一番下の層は取り出せなくなる

終わってしまった物と諦められるなら
新しい春の一歩歩けるのかも知れないね
糸を切らない限りは冬も終わらない


雪ない想いに心を奪われて行く
吹雪舞う中で何も見付けられない


この冬を乗り切る体力保てなくて
冷たい氷の下で動けない心抱き締め
もう戻れない季節に氷柱突き刺して


*SONG for 麻  美
 
 
2010/12/10 23:37

▼彩 愛 美D
マフラー
 
肌に感じられる程に 寒くなって
降り出して来た雨も 雪に変わる
程に季節は 次第に深くなって行く

もうここに迷い込む風も 以前とは違う
足取りも段々重たくなってしまうね

手編みで揃えたマフラーを
一つに結んで 肩を寄せて歩いた
寒さなんて 感じられないくらいに
どんな時でも とても暖かだった


サイコロゲームのように恋は上手く進まず
後一目だけでと 言う所まで
来ても少な過ぎたり 多過ぎたりするから

手を離れてしまえば 想うように動かない
天に運を任せ 直向きに歩いて来た

手編みのフワフワのマフラーに
二人で包まれ 運命繋いだ
夢のように 地に足が着かなくなって
こんな風にね 抱き締められていたい


一人なんかより 二人の方がずっと暖かい
恋とか愛とか どうでも良くなるくらいに


手編みの不規則なマフラーの
飛ばした目の 数だけ愛で埋めて
寒さなんて 通したりはしないよと
あなたの笑顔 とても暖かだった


*SONG for 川島 麗美
 
 
2010/12/6 23:31

▼彩 愛 美D
好きと言えたら
 
目を閉じれば沢山の想い出が割れない
シャボン玉の中に詰まって
上へ下へとほら飛び廻っている
掴めそうで 掴めない

すれ違う想いの中央分離帯が邪魔で
振り返るにも Uターンも出来ない

違う言葉なら幾らだって声に出来るのに
一番肝心な言葉が出て来ない
もっと素直な気持ちで好きと一言言えば
この想いも少しは違っていたのかな


去年の手袋が淋しく小さくなって
タンスの奥で丸まっていた
見付けてくれるのを待っていたように
隅に追いやられていた

永年経過で枯れて行く想い出にしたくない
鎖を付けてでも 引き戻したい

もっと簡単な事なんだと今頃気付いて
もしもだなんて言えない事だけど
ただ自分を偽らず好きと一言言えたのなら
このやるせない恋も変わっていたのかな


つい無意識の内に口に出る言葉
本音を隠せずに漏らしてしまう深夜


一番大事な言葉だって解っていたから
つい出しそびれて時期を逃してしまう
ただ一言耳元で好きと呟けたなら
きっと今の二人も違っていたのかな


 
*SONG for 長谷崎 ぴあの
 
2010/12/3 23:39

▼彩 愛 美D
ずっと片想いのままで
 
僅か5分で終わる恋をして
23時間55分泣き続けた
また一から恋を始められる程
そんなに簡単な失恋じゃない

打ち明ける前の長いインターバル
自分の中だけで 暖めて来た愛
それがただの妄想だとしても
愛していた事実に変わりは無い

ずっと片想いのままでも良かっただなんて
こんな哀しい恋は無いと頭を抱えたまま


一言告げれば終わる恋に散り
それ以降の言葉封じた
まるで相手にされる事も無く
泣く泣く立ち去った ただのエキストラ

出番待ちまでの重い緊張感
結果の見えている 覆せぬ答え
それと知って尚 告白しても
そこには愛なんて存在しない

ずっと片想いのままで友達関係なら
涙隠して側に居ても恋人にはなれない


CAUTION NOTE無視してまで
恋は出来ない物だなんて
勇気と無謀は 違う物なのね


ずっと片想いのままで居るのはつまらない
分不相応な恋だけど 夢見て居たかったの


*SONG for 涌井田 朱子
 
 
2010/11/29 23:34

▼彩 愛 美D
Star Child
 
同じ星座のよしみで
運命を分かち合ったね
拡がる星空の下で 同じ星の光を受けた

何億もの星の光がこの空いっぱい
拡がるステージで あなたと出逢う
まるで予め用意されていた
シナリオのように引き合う二人

繋がる星の糸に導かれて
転がり出す二人の運命の歯車
しっかり轍を残して歩いて行こう


ワイングラスをぶつけて
想いを打ち明け合う夜
体温で溶け出す氷 愛の光夜空を巡る

主星の輝きが強く この手に届いて
最高値に達して 愛を高める
バイオリズムクロスする夜に
結ばれる絆 解けぬように

ホロスコープが示す光の道
羅針盤が二人を愛の国へ誘う
進路を確かに見極めて 歩いて行こう


同じ星の輝きから産まれて来た
大切な愛が夜空で一番眩しく見えた


流れる星の糸が消えない内に
終わりのない二人の愛のドラマ綴る
ゆっくり轍を刻んで 歩いて行こう


*SONG for 沢嶋 メロン
 
 
2010/11/26 23:40

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