月いろの手紙 SONG NOTE

過去ログ129 2011/2/11 23:09

▼彩 愛 美D
Delicate Chocolate
 
口溶けの優しさ 19℃未満
大切に保管しておかなければね
直ぐに壊れてしまう デリケートさ
まだ形の無い生まれたてばかりの恋に似て

繊細な口づけ 空気だけでも危うい
見た目よりも強くは無いものなのと

どんな形にすれば 愛してもらえる
一念発起 一年に一度の
想いの全てが 溶け出して


直接触れ合う 事は出来ないけれど
気持ちでは負けたりなんかしたくない
型に流し込んで 固まるまで
千変万化の想いが転がる恋語り

か細い囁きで どれだけ空気変えれる
ちょっとしたバランスで崩れて行く

ナノ単位の想いで 運命が決まる
シュガーミント 甘さも控え目に
重過ぎる愛は 掴めない


血が引いたように 指先が冷たくなる
泣きそうなくらいの 苦笑い浮かべて…


この一瞬しかない 絶妙な時
早くしないと 溶け出してしまうわ
想いを無駄には したくない


*SONG for 麻  美
 
 
2011/2/11 23:09

▼彩 愛 美D
Valentine Crisis
 
情報誌に載っていた 有名なお店は
取り付く島も無いくらいの行列で
今年流行りのオシャレなチョコは
限定数だってそんなに多くはないのに

ギリギリまで選ぼうとして
グズグズしていたら 何一つ買えなくなる

Valentine Crisis 一番大事な人へ
どうにか想いを伝えて下さいと
まだ満足出来るチョコの一つだって
手にする事もないままに


手造りチョコの作り方を 詳しく書いた本
迷っている間に 売り切れてしまって
今から造るにも デコ素材も無い
市販の在り来たり 個性も出せはしないの

決断が欠けていて
ウロウロしていたら 愛一つ告げられない

Valentine Crisis 形より心なんだと
言葉でどんなに 言い聴かされてもね
特別な人にはチョコの一つだって
拘らずにはいられない


義理だの 友だの 自分用だのとどうして
こんなにも沢山買わなければいけないの


Valentine Crisis 本当に素直な私
本命意中の 人へと届けたい
一番想い示せる最高のチョコ
世界で一つだけの恋


*SONG for MAJO-MAJO
 
 
2011/2/7 23:31

▼彩 愛 美D
Snow Driving
 
買ったばかりの真新しい
スタッドレスに履き替えて
真冬の道へと 走り出そうと
鍋の美味しい店を選んだ

大きな道路は何処も車が走った後で
路面に残った雪なんて無くて
ノーマルタイヤのままでも良かったなんて

せっかくの冬支度も 笑い話になるねと
外の寒さも 忘れて話す車内
まだ幼い雪は 直ぐに溶けて行く


窓にへばり付く粉雪も
瞬く間に 消えて行く
都市部の道は 走り易くて
雪に埋もれる事も少ない

まだ誰も来ていない新雪の道を走りたいと
小さな温泉地を ナビで探し
細く曲がりくねった 山道まで来た

何処までが道なのか 解らない一面の雪
ちょっとスリルも 加わる初めての道
より近付く二人 ドキドキしちゃう


運転代わろうかだなんて 無茶な事を
ペーパーなのに走れる訳ないでしょ


ただこうして隣に 座っているのがいいの
マジな顔して ハンドル操るあなた
それを見ているのが 一番好きだわ


*SONG for 沢嶋 メロン
 
 
2011/2/4 23:19

▼彩 愛 美D
Buzzer Beat
 
最後の3秒で決める ブザービートなkiss
一発逆転の 奇蹟のプレイに
熱いギャラリーからの 感嘆の声が上がる

もうここまでなんて限界を決めてしまえば
続く恋も終わってしまうものよと
ギリギリまでこの瞬間を待ち続けた

もう今しかないわと 跳び出した
ラストホイッスルのその瞬間まで
この恋を諦めたりはしないわ


ずっと待たされた不満だって最終ゴールで
気分一新して 歓喜のポーズよ
これがあるから止められない 最高の一瞬

負けゲームだなんて 諦め顔をしていたら
勝てる恋もロスしてしまうものよと
逆点劇を演じる その時までと

溜めに溜め込んだ力の限り
ロングシュートを解き放つゴールへと
描いた軌跡の奇蹟を信じて…


ほら 誰にでもある事よ
12年に1度訪れる 最大級の幸運のチャンス
これを逃がせる程 大人じゃない


ピンポイントショットが開いた
勝者ならではの油断の隙間を
スリーポイントゴールで貫くわ


*SONG for 麻  美
 
 
2011/1/31 23:32

▼彩 愛 美D
Winter Purfume
 
北の国から届いた 冬の便りに
想わずコートの 襟を立てる
出逢い頭にぶつかる雪の精に
立ち停まってしまう 急ぎ足

何となく見上げた空の中に
まだ小さかった頃の 微かな想いに還る

冬空の下で 大きく深呼吸をしたら
忘れていた 冬の香りに出逢えた
何時の間にか知らずに 温かい涙の中に


彼のメール開いた 冬のバス停
足元から 凍える冷たさ
簡単極まりない文章の
端々に心が 熱くなる

画面に落ちて来る白い雪も
触れるだけで直ぐ水に 戻され想いは巡る

冬街に居ても繋がる 心と想いがある
懐かしんだ 冬の香りの向こうに
何時もあなたの姿 必ずそこにあった


どれだけの想いを結晶させてこの手まで
舞い降りて来たと言うのでしょうか?


冬景色拡げ重ね合わせた想いが熱い
想い出した 冬の香りに微笑む
何時もこの胸の中 春色の愛が巡る


 
2011/1/28 23:54

130128

掲示板に戻る