月いろの手紙 SONG NOTE

過去ログ155 2012/7/20 21:50

▼彩 愛 美D
スクランブルで愛して
 
スクランブルの交差点で
出逢い頭に恋をした日よ
すれ違うその瞬間に
抱き合い千年分の恋を交わした

どんなに長く一緒に居ても
まるで解り合えない人も居るけど
ほんの一瞬だけで全てが解る人も居る

この信号が変わらない内に
二人の愛を交わしましょうね


ゼブラゾーンの白のエリア
選んで歩くパンプス軽く
kissより刺激的な恋
体の自由もみんな奪い取られて

ここだけ時間の流れが変わり
周りの全てが停まってしまうね
ほんの一秒でも想いが伝わる事もある

元の時間に戻される前に
消えない愛を灯しましょうね


対岸から一直線に迷う事も無く
二人の愛の磁力に引き寄せられて
他の誰も目に入らないくらいよ


このタイミング迷う事も無く
二人の愛が引き合う刹那に


*SONG for 長谷崎 ぴあの
 
 
2012/7/20 21:50

▼彩 愛 美D
Summer Hill
 
言われなければ 気が付かないような
小さな夏があるの
知らずに汗が 滲んで流れる
あの想い出の丘まで 歩く道

緩やかなスロープを ダンボールで滑る
ずっと何度も 繰り返して来ていた
当たり前の夏の一つだったはずなのに

何時からか忘れて行く 風景画
友との別れを気にもしなくなって行く
失くしてしまった風景画の大切さに
気が付いたのはそれからずっと先だった


豊かな自然 曖昧な境目
何処でも自由に行けた
まだあの頃には 車も少なく
たくさんの秘密基地を 持っていた

持ち主の解らない 点在する空き地
勉強なんかそっち退けで遊んだ
夏休みがずっと続けばと 想っていた

何時までも続いてくれない時間
大人への着替えと共に 棄てて行く想い
立入禁止の柵の外で 失くして行く
不便さの中にあった 優しさの形


何時までも子供のままじゃ居られない
もうあの夏の日の丘には戻れない


友達でずっと居ようと約束した
暑い夏の日は何処へ消えてしまった
色褪せて行く絵日記の中で忘れられて行く
ビルの下に沈んだあの夏の日の丘


*SONG for 友 香 梨
 
 
2012/7/16 21:29

▼彩 愛 美D
ブルーベリーの雨の中
 
雨が落ちて来て 最後の時間を
加速して短くして行く
最終便の船に乗れば 二人を繋いでいた
糸が切れて キラキラと光る

見ようともしなかった 空の輝きも
この雨で最後まで 知らないままに

ブルーベリーの雨が 流して行く
二人の時間が酸っぱく溶けて行く
もう戻る事の無い 船出の旅に
見えない流れ星が一つ


七色の星が 空に瞬いて
嘘のように ロマンティックね
こんなに絶好の夜を生かし切れず離れる星
雨に追われ すごすごと帰る

霧に撒かれて行く 夜の滑走路
キスシーンも上手く決まらない気まずさ

ブルーベリーの雨に 消されて行く
二人のボイスも顔をしかめる街の
ただのノイズに変わる 無言の耳
こんなに静かに雨が降る


パンの耳に付けただけの不似合いのジャム
この味嫌いと 断る事が出来なかった


ブルーベリーの雨を 眺めていた
あの日のブルームーンが滲む空
始めから知っていたような別れに
何を期待なんかしてたの?


*SONG for 川島 麗美
 
 
2012/7/13 21:49

▼彩 愛 美D
夏を開いて
 
瑠璃色のビー玉を弾いてカチンと当てる
透過して行く光が青い空になって
本格的な夏を連れて来る

乱反射する光が万華鏡のように
雲の形を次々と変えて行く

何時まで見ていても飽きる事の無い
無限変化の空を見上げていると
心の中にあるもやもやした雲だって
何時か千切れて 青空になった


古いラムネの瓶透かして溶かしたような海
何処までも澄み拡がる波のラインが
足下で引いたり寄せたりする

大自然のパノラマ創る音楽堂に
波のリズムが強く優しく響く

何時か何処かで聴いて居たような
懐帰気分の波を感じていると
波の奥にある沈んだ宝物が
打ち上げられて 子供に還る


額に滲む汗が糸になっても
何処かで心地良さを感じて居た…


夏の頁を開くように着替えた
風景写心の全て見せて上げたいと
私だけじゃなく誰もが求めた夏は
色鮮やかな 連続写心


*SONG for 麻  美
 
 
2012/7/9 22:27

▼彩 愛 美D
レッドカーペット
 
友達で居続けて来たけれど
今日からはそれも卒業
繋いでいた手は何時の間にか
肩を抱いて寄り添って 歩いて行く道

お互いに違う相手を 求めて彷徨い
結局最後には ここに辿り着いた

だからこそ余計に痛い程解る絆の強さに
導かれるまま繋がる二人は
今日のこの日を 迎えていた


父のエスコートで歩く
赤いカーペットの上
こんな光景 不思議な気分
ずっと夢見ていた事なのに

何時からか父と一緒に 歩かなくなった
こんなに淋し気な 父は初めて見る

愛しさに包まれ長い道 歩く間の想い
父と過ごせた 今までの時間
この胸いっぱいに 込み上げる


もう直ぐ父の手から離れて 新しい家族に
こうして居られる時間 どうして今まで
大切に出来なかったのだろう


父からあなたへと橋渡しされる赤い絨毯

ステンドグラスから漏れ行く陽が
温かく照らす 幸せの道

 
*SONG for 沢嶋 メロン
 
2012/7/6 22:05

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