月いろの手紙 SONG NOTE

過去ログ157 2012/8/31 22:06

▼彩 愛 美D
I am …
 
今もしもこの場所から
僕が消えて失くなってしまったら
一番誰が困るのだろう 儲かるのだろう
今本当に誰かに必要とされて居るのかな

最近自分の存在が だんだん薄くなって
しまうような不安感を 隠せない

明確な答えを知りたい訳じゃないけど
一人になった時 ふと感じる淋しさに
やりきれなくなりそうになる


今もしもこの場所から
僕が消えて失くなってしまったら
一番誰が悲しむだろう 喜ぶのだろう
誰にどんな風にして求められ続けたのかな

次第に自分の影さえ何処かに消されて行く
誰と居ても一人キリで居る気分

弱気になりそうな限界ギリギリの時
自分を支える何かが欲しかっただけ
その何かが解らないだけ


古い写真のように色落ちしてセピアになる
そして何処の誰だか解らなくなる


今もしもこの場所から
僕だけが消えて失くなってしまったら
一番誰が想うのだろう 忘れ去るのだろう
時の化石に閉ざされ固まる意識の奥底で


*SONG for AURORA
 
 
2012/8/31 22:06

▼彩 愛 美D
朝顔のように
 
溜息みたいな 夜明けの頃
朝陽よりも早くは 起き上がれない
長い夏休みの間だけは
家族の中で一番に 目を覚ました

朝顔のように 朝だけ元気だよねと
何時もずっとからかわれていた

言葉通りにお昼ご飯の後は
夕方までぐっすりと 昼寝をしていた
そのくせ夕食は きっちりおかわりをして
何もしない夏休みを過ごした


誰かに見せたい 訳でも無く
人目も気にしないで 毎朝咲かす
他人の言葉に 惑わされず
自分の花で どんな時もありたい

何時までもずっと 咲かせたい想いも
そんなに長くは続かない

今しかない想いを形にして
毎朝一輪だけでも 咲かせていたい
どんな事も朝には 忘れ笑顔になって
清々しい一日を始めたい


同じ花はもう二度とは咲かない
だから毎朝新しい花を咲かせよう


孤独な闇から解放されて行く
夜明け空に 照らされる朝顔のように
一日の始まりに 想いを巡らせて
曇りの無い私を咲かせたい


*SONG for 友 香 梨
 
 
2012/8/27 22:27

▼彩 愛 美D
恋人よりも親友で居て
 
聳え建つビルの合間を縫って
迷路のような街を抜けて来た
約束なんてしていないけれど
逢えばどうにかなると想っていた

あの頃は恋の意味もよく解らないまま
まっしぐらに恋を追い続けていたね

地下鉄の駅でバスを待つような
チグハグな恋の感情で
ただ前にある恋の道を
脇目も振らずに駆け抜けた頃


既に過去形になったお話
未練とか後悔は無いくらい
完全に燃え尽きてしまうまで
全力で走り続けて来た

見る物の全てが新しくて刺激的だった頃
一番大切な事見ていなかった

スピードゲームでコーナー曲がれず
求めた恋のチェッカーを
見る前にリタイアだなんて
情けなくて涙も出ないよね


また今度なんて気持ちもあるけど
ふぅ〜ん これが恋かなだなんて
本当いい勉強になったと想える


こうして二人で居られる事が
おかしな気分でもあるけど
恋人よりももっと深い
親友と呼べる二人になれた


*SONG for 沢嶋 メロン
 
 
2012/8/24 22:45

▼彩 愛 美D
忘  却
 
ほつれた糸の 先の先
そこに何が あったのだろうか
二人が初めて 出逢った頃の
あの公園の 想い出のベンチも

今は大型商業施設になって
もう行く事が 出来なくなったけど

あの頃の愛の 先の先
どんな気持ちで 愛していたのか
もう想い出せなくなってしまって
心の置き場を 失くしていた


ほころぶ胸の 奥の奥
どんな記憶を 失くして来たの
辛いばかりじゃ 無かったはずよ
二人の出逢い 嘘だと言わないで

今はお互いタイミングを外しただけよ
失くしたピース 見つからなかっただけよ

あの時の恋の 奥の奥
何を求めて 恋して来たのか
あの情熱は何処に行ったのか
今更のように 探せなくて…


何か一つ 新しい事を覚える度に
何か一つ 大切な事を忘れ去ってしまう


あの夜の夢の 底の底
どんな顔をして 愛を告げたのか
もう忘却の彼方に霞んで
別の顔をして 恋していた


*SONG for 川島 麗美
 
 
2012/8/20 22:11

▼彩 愛 美D
終演花火
 
遠くで上がる 花火の音が
あなたの言葉を 聴こえなくする
月の灯りの 無いこんな夜は
あなたの表情も 読み取れない

出逢う事も 別れる事も
旅の中では 何度だってあるけど
時には運命を変える 事だってあるのよ

もう一度だなんて 今更言えない
終幕の時間が 近付いて
上手く距離を測れない 夜の闇の中で


直ぐに消え行く 花火のように
二人の恋詩 歌えなくなる
離合して行く すれ違いの恋
あなたを追い掛けて行く 勇気も無い

どんな精密な 地図だって
次の日には 不完全に変わる
何時まで経っても 完成する事は無い

同じ気持ちのまま 今も変わらない
でも周りは どんどん変わり行く
上手く流れに乗れなくて一人でここに居る


全く同じ花火は 上がらないね
空も風も毎日毎時間 変化して行くのね


移ろい行く気持ちに 付いて行けない
散り際の 花火の美しさ
見とれて次に繋げずに 取り残されて行く


*SONG for 和  音
 
 
2012/8/10 22:15

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